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昨年10連敗でビクビクしていたルーキーが...西武隅田知一郎2年目の大変身、2桁勝利王手「中盤に粘ることができている」
2023年09月17日 18:30(Updated:2023年09月17日 18:53)
◆だいやまーく西武3―2ロッテ(17日、ベルーナドーム)
昨年苦しんだ経験を生かした西武・隅田の9勝目だった。
ロッテ佐々木朗との対決に「入りの球や球種、テンポを意識して立ち上がりからしっかり腕を振った」。1回、内角低めの148キロで荻野を見逃し三振に。中村奨にはスプリットを足元に落とし、石川にはチェンジアップでともに空を切らせて3者連続三振を奪った。
打線の援護も早かった。その裏の攻撃で2死満塁とし、制球に苦しむ佐々木朗から渡部が7球ファウルするなど粘り、死球による押し出しで先制。さらに外崎が157キロに詰まりながら適時二塁打で3点を奪った。松井監督は「2死から素晴らしい攻撃。個々が球数を投げさせ、見極めもできていた」と喜んだ。
5回に隅田が制球を乱し、2四球と安打で1死満塁のピンチを招いたが、ここでも「しっかり低めを意識して投げた」と荻野を二飛に。中村奨には三塁線に鋭い打球を浴びたが、佐藤龍が逆シングルでさばく好守。隅田は6回2安打無失点で2桁勝利に王手をかけた。
昨年、プロ初勝利を挙げてから10連敗した左腕が大きく成長した姿を見せている。松井監督は「昨年の苦しい経験が良い形になって出てきている」と目を細める。
「昨年との違いは中盤に粘ることができていること。自分のやるべきことをすれば(2桁の)チャンスはある」と隅田。マウンドでビクビクしていた姿はもうない。(安田栄治)
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記者
1961年、静岡県磐田市生まれ。 甲子園大会出場を夢見て幼少のころから野球に打ち込むも実現できず、ならば甲子園大会の生を知りたいと新聞記者に。 読売新聞中部本社では中日ドラゴンズ、高校野球などを担当。1994年に中日新聞社(東京新聞)に移籍し、大相撲、ゴルフ、Jリーグ、アマチュアスポーツを担当。 1998年長野五輪、2000年シドニー五輪を現地取材した。 趣味のゴルフで力士や親方らと腕前を競い、プロゴルファーに手ほどきを受けたが一向に上達せず、最近は100を切るのがやっとで月2ほどのラウンドを楽しんでいる。 2022年に東京新聞を退社。同6月から西日本新聞社でプロ野球や高校スポーツなどを取材している。
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