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第二東京弁護士会 会員の声

MEMBER'S VOICE
MEMBERS

二弁会員

平成18年度
第二東京弁護士会会長
飯田 隆

一九七三年に二弁で実務修習した。その時の会長は、一弁は明治生まれ、東弁は大正、二弁は昭和生まれで、設立五十年の「清新の二弁」を象徴していた。そして二弁に登録して五〇年、執務環境は激変したが、司法を担う人間自体はそれ程変わっていない様に思う(この一三年間で二二名の新人弁護士と一緒に仕事をした印象)。これから一〇〇年、執務環境の大激変は全く予測困難だが、司法を担う人間自体は、それ程変わらないことを期待したい。

平成25年度
第二東京弁護士会会長
山岸良太

100年前の1926(大正15・昭和元)年に二弁は誕生しました。その前年には治安維持法が成立し、翌年には昭和金融恐慌。更に世界大恐慌となります。日本は軍事力による中国進出を図り、1928年、関東軍が張作霖爆殺事件を起こし、満州事変、日中戦争、第二次大戦へと進みます。「弁護士は正業につけ」と言われた時代でした。
そして敗戦。憲法と弁護士法の下で80年、「魁の二弁」は市民の平和な暮らしを守る使命を果たすことができました。次の100年、平和が続くよう、生まれた当時を思い起こし、緊張感をもって役割を果たし続けることを願います。

平成27年度
第二東京弁護士会会長
三宅 弘

100周年記念誌を編纂します。
なぜ、三つ目の弁護士会が生まれたのか。戦前、弁護士と弁護士会の立ちふるいは。反戦抵抗した記録は。女性弁護士の誕生。終戦(敗戦)をふまえて、戦後の弁護士と弁護士会は、どのような決意で活動したのか。平成の司法制度改革とはなど。
広く二弁会員の執筆協力を得て、「これまでの100年とこれからの100年」として編纂したく、ご支援を宜しくお願いいたします。

平成28年度
第二東京弁護士会会長
早稲田 祐美子

二弁創立91年目である2016年度に、会長を務めさせていただきました。
「魁の二弁」をキャッチフレーズとした、東京で一番若い弁護士会である二弁も2026年3月30日に100周年を迎えます。
100周年という区切りの年は、これまでの二弁の歴史を振り返り、また、今後の二弁や弁護士の将来を考える良い機会です。皆さんとぜひご一緒に、二弁100周年を盛り上げていきたいと思います。

平成29年度
第二東京弁護士会会長
伊東 卓

平成29年度会長の伊東卓です。
我が二弁はいよいよ100周年を迎えます。二弁を創設し発展させてきた二弁の諸先輩方には、心から敬服し感謝するばかりです。今般の100周年は、二弁の100年を振り返るだけでなく、今後の100年の将来像を描くきっかけとなります。技術の凄まじい進歩により社会環境が激動する中、司法や弁護士は今後どう変化していくでしょうか。
二弁の100周年を心から祝うとともに、これを機に、二弁の今後について皆さんと一緒に想像を巡らしてみたいと思います。

令和元年度
第二東京弁護士会会長
関谷 文隆

昭和51年刊の日弁連「弁護士百年」には、「東京三弁護士会の併立」の見出しの下、弁護士法改正と一弁設立のついでに、「大正一五年三月、東京、第一東京の両弁護士会にあきたらない一七八名は、さらに第二東京弁護士会を設立した。」とある(73頁)。
わが二弁の設立理由は「あきたらない」という一言で評価されていたのね。だが、その設立の精神は、「さきがけの」という少し格好の良い枕詞となって、現在も引き継がれている。おめでとう、二弁。

令和5年度
第二東京弁護士会会長
小川 恵司

二弁創立の100年前は、大正15年(暮れに昭和になる。関東大震災から僅か3年)。当時は、多くの人が、4畳半の居間+1畳半の土間の長屋に暮らし、電球以外の電化製品はなく、固定電話も普及していません。水は、近所と共同の井戸で、炊事洗濯は路地裏でした。二弁創立当時の先輩弁護士は、どうやってどんな仕事をしていたのでしょうか?
...未来の弁護士からの質問「スマホもパソコンもない時代に、先輩方はどうやって仕事をしていたのですか?」

令和6年度
第二東京弁護士会会長
日下部 真治

弁護士になった際に二弁に登録しましたが、それより前の二弁の歴史を知ることはほとんどできずにいました。同じような会員は多いように思います。二弁創立100周年の機会に、二弁会員が自分たちの拠って立つところを知り、特に先人の願いや苦労に思いを馳せることは、単なる回顧や感傷ではなく、二弁会員のこれからの行く末に光を照らすことになると思います。今回の記念事業が、二弁会員の心に残り、将来に意義を持つものになることを心から祈っています。

令和7年度
第二東京弁護士会副会長
加藤 幸

二弁が100周年を迎える記念すべき一年に副会長として関われることを、非常に嬉しく思っています。全国に先駆けた仲裁センターの設置やホームページの開設、高齢者障がい者総合支援センターの設置など、その時々の社会の要請を読み取り、市民の権利擁護ためにいち早く動いてきた二弁。この先100年も時代と共に進化していく二弁に期待しています。

令和7年度
第二東京弁護士会副会長
植木 琢

私は、登録時に、当会の鈴木富七郎法律事務所に入所しました。富七郎先生は、元最高裁判事であり当会の創設者の一人である眞野毅先生の事務所を引き継がれました。眞野先生は書家でもあり、私は、眞野先生が書で遺された「漁夫生涯竹一竿 法曹生涯誠一貫」という言葉を座右の銘としています。二弁創立100周年という節目に、眞野先生と恩師である富七郎先生の言葉を思い出し、改めて誠を貫いていきたいと思います。

令和7年度
第二東京弁護士会副会長
中本 有香

男女共同参画推進二弁本部をはじめとする委員会活動において、他会より「さすが二弁」とお褒めいただくことが多く、そのたびに二弁の会員であることを誇らしく感じ、二弁であることをいつも自慢に思っています。これもひとえにこれまでの諸先輩方の不断の努力の積み重ねによるものと感謝の念に堪えません。これまでの100年に負けぬよう、これからの100年も「魁の二弁」としての自負を持って、二弁と共に歩んでいきたいと思います。

令和7年度
第二東京弁護士会副会長
俣野 紘平

100周年おめでとうございます!二弁は東京で一番若い弁護士会ですが、松屋銀座や小学館と100周年同級生とのことで、いまや立派な老舗であると思います。とはいえこの100年間、「先駆けて動け。」と、常にフレッシュな精神を貫いて参りました。現在も、女性会員の比率が高く、外国法事務弁護士の数も全国最多と、新しい発想の宝庫です。次の100年もフレッシュな弁護士会であり続けられるよう、微力ながら尽力したいと思います。

令和7年度
第二東京弁護士会副会長
竹内 彰志

この一世紀における先人の弁護士の方々による、社会正義の実現に向けた、たゆまぬ努力と多大な献身的な活動に、心より敬意を表します。その歩みは、弁護士に対する社会の信頼と信用という、何物にも代えがたい財産を築き上げました。この重みを胸に刻み、しっかりと未来へと繋いでまいります。

Authense法律事務所 代表弁護士
弁護士ドットコム株式会社 代表取締役社長 兼 CEO
元参議院議員(自由民主党)、元財務大臣政務官
元榮 太一郎(54期)

第二東京弁護士会の創立100周年を誠に喜ばしく思います。「魁の二弁」と称され、自由闊達な気風で知られる二弁の精神は、いつも私の背中を優しく支えてくれました。弁護士4年目に独立し、Authense法律事務所と弁護士ドットコムを創業し、本年創業20周年を迎えることができたことも、二弁の先輩方はじめ皆さんの温かい支援があってこそです。弁護士に対する国民の信頼の維持向上に微力ながら貢献するべく、1人でも多くの方に社会的意義を感じていただける取り組みを追求してまいります。

西村あさひ法律事務所・外国法共同事業
曽我 美紀子(54期)

100周年おめでとうございます! 2022年に「第8回第二東京弁護士会ファミリー・フレンドリー・アワード」を所属事務所(西村あさひ法律事務所・外国法共同事業)が受賞しました。そのご縁で、男女共同参画二弁本部企画「クオータ、さらにパリテへのみち」の「ファミリー・フレンドリーシンポジウム」にパネリストとして登壇する機会を頂戴しました。励みになると共に、これら先駆的な企画に見える「二弁らしさ」を誇りに思っております。

岡本総合法律事務所 代表弁護士、
元東京都議会議員(2017〜2021)
岡本光樹(59期)

委員会活動を通じて成長や学びの機会を頂き、二弁に感謝しております。先駆的・機動的で、若手に挑戦・活躍の機会を頂ける二弁で良かったです。
人権擁護委にてタバコ対策に係る受動喫煙防部会を2010年立ち上げさせて頂き有意義でした。2020年施行の都条例・改正健康増進法へと結実しました。
環境保全委「110番部会」で書籍「住環境トラブル解決実務マニュアル」の執筆・講演等に関与させて頂きました。都議在職中、子どもの権利委はじめ各分野の先生方から多くの知見を頂戴しました。
政治経験者として今後も、弁護士会と政治・市民の懸け橋となり社会に貢献して参ります。

Airbnb Japan株式会社 取締役 法務本部長、弁護士
渡部 友一郎(62期)

組織内弁護士として13年目、現在は米国テック企業の日本法人で取締役法務本部長を務めています。第二東京弁護士会が研修義務や公益活動でいち早く組織内弁護士の取組みを進めてくださった先進性に、心より感謝申し上げます。次の100年も共に歩み、社会に貢献してまいります。現場で培った知見を開かれた学びに還元し、若手や企業内の実務の質向上にも尽力します。法の信頼を高める挑戦を続けます。

権利を守ることは、暮らしを守ること笑顔を支える弁護士会
100th Anniversary

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