アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]
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大台ヶ原の雨【天候】
2011年07月29日
吉野
紀伊半島へやってきた台風6号は、ここ大台ヶ原にも多量の雨をもたらしました。奈良地方気象台によると、降り始めの17日午後2時〜20日午後1時にかけ、大台ヶ原のある上北山村小橡で最大雨量863ミリを記録したそうです。全国で最も雨の多い地域と呼ばれるだけに、凄まじい雨が降ったようです。
大台ヶ原から直線距離で約30キロメートル離れた吉野自然保護官事務所では、台風接近にも関わらず雨はさほど降っていなかったため「台風はいつ来るんや〜?」とのんきに構えていました。そう、事務所の近くを流れる吉野川の変わり果てた姿を見るまでは・・・。
普段の穏やかな吉野川
7月19日に増水した吉野川
「これは・・・大台ヶ原方面で大雨が降っているに違いない!」
というのも、大台ヶ原は奈良県、三重県、和歌山県の3方へ流れる川の源流となっており、多量の雨は、吉野川へも流れてくるからです。
大台ヶ原から3方面に流れる主な川
●くろまる・・・大台ヶ原 ×ばつ・・・吉野川(上記写真地点) ▲さんかく・・・瀞峡(※(注記))
吉野熊野国立公園の水系のひとつである瀞峡(※(注記))も大台ヶ原を源流としており、大台ヶ原で大雨が降ると水位が大幅に上昇するそうです。
それにしても雨が近くで降っていなくとも、河川の急な増水にご注意ください!とはこのことですね。
※(注記)瀞峡(どろきょう)・・・和歌山、三重、奈良県を流れている北山川の峡谷。大台ヶ原を源流とする熊野川の支流の北山川の中・下流域に位置しています。激しく浸食と蛇行を繰り返し、厳しくそびえ立つ絶壁の間を広大に流れる美しい水、ここも吉野熊野国立公園の絶景のひとつになっています。
大台ヶ原から直線距離で約30キロメートル離れた吉野自然保護官事務所では、台風接近にも関わらず雨はさほど降っていなかったため「台風はいつ来るんや〜?」とのんきに構えていました。そう、事務所の近くを流れる吉野川の変わり果てた姿を見るまでは・・・。
普段の穏やかな吉野川
7月19日に増水した吉野川
「これは・・・大台ヶ原方面で大雨が降っているに違いない!」
というのも、大台ヶ原は奈良県、三重県、和歌山県の3方へ流れる川の源流となっており、多量の雨は、吉野川へも流れてくるからです。
大台ヶ原から3方面に流れる主な川
●くろまる・・・大台ヶ原 ×ばつ・・・吉野川(上記写真地点) ▲さんかく・・・瀞峡(※(注記))
吉野熊野国立公園の水系のひとつである瀞峡(※(注記))も大台ヶ原を源流としており、大台ヶ原で大雨が降ると水位が大幅に上昇するそうです。
それにしても雨が近くで降っていなくとも、河川の急な増水にご注意ください!とはこのことですね。
※(注記)瀞峡(どろきょう)・・・和歌山、三重、奈良県を流れている北山川の峡谷。大台ヶ原を源流とする熊野川の支流の北山川の中・下流域に位置しています。激しく浸食と蛇行を繰り返し、厳しくそびえ立つ絶壁の間を広大に流れる美しい水、ここも吉野熊野国立公園の絶景のひとつになっています。