会長挨拶
福井県看護協会長 五十嵐 行江
この度、福井県看護協会長に就任致しました。皆様のご支援に心より感謝申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
また、日頃より福井県看護協会の事業運営に対し、ご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
2025年、本年は団塊の世代が75歳以上となる「2025年問題」の年です。国民の4人に1人が後期高齢者となり、医療・介護サービスの需要は今後さらに増加すると予測されています。
一方、少子化の進行は予測より15年早く進み、生産年齢人口の減少に伴い、医療・介護従事者の確保が一層困難になることが懸念されます。
加えて、経済のさらなる下振れも社会全体の課題として顕在化しています。
こうした未来を見据え、私たちは2040年を目標に、これまでの事業をさらに推進するとともに、看護人材の確保と資質向上に重点を置き、看護職能団体としての使命を果たしてまいります。
地域医療の充実、看護職の労働環境改善など、看護職の皆様がより良い環境で働けるような取り組みに注力していく所存です。
日本看護協会は2040年に向け、新たな「看護の将来ビジョン」を本年の通常総会で公表しました。
激しく変化する社会においても、「いのち・暮らし・尊厳を守り支える」という看護の本質は変わりません。
そして、多くの若者が看護職を魅力ある専門職として選んでくださるよう、当協会も尽力してまいります。
また、私たち自身が「魅力ある看護職」であると誇れるように、処遇改善――職場環境や給与の向上――につながる看護職支援の活動を推進し、日本看護協会とともに積極的に声を上げ、行動していく決意です。
皆様のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
公益社団法人福井県看護協会 会長 五十嵐行江