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給湯器が壊れる前兆のサインとは?修理の費用相場なども解説

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給湯器が壊れる前兆のサインとは?修理の費用相場なども解説

「最近お湯がぬるい」「温度設定をしても設定どおりの温度にならない」など、給湯器の調子がおかしいと感じたら、給湯器が壊れる前兆の症状かもしれません。

この記事では給湯器が壊れる前兆について解説します。
完全に壊れてしまう前に修理や買い替え機器を検討したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次
  1. 給湯器の寿命の目安
  2. 給湯器の壊れる前兆のサイン
    1. お湯の温度が安定しない
    2. お湯が出ない
    3. 水漏れしている
    4. 煙が出ている・異臭がする
    5. 異常音がする
    6. 湯はり・追い炊きが機能しない
    7. 給気口・排気口周りの黒ずみや錆
  3. 給湯器を壊れるまで使い続けるリスク
    1. 突然お湯が使えなくなる
    2. 事故の危険性
  4. ガス給湯器を長く安全に使う方法
  5. 給湯器を修理・交換したときの費用相場
  6. 給湯器の修理費用を安く抑えるポイント
    1. メーカーの保証期間を確認する
    2. 給湯省エネ2024事業の補助金を活用する
  7. まとめ

給湯器の寿命の目安

給湯器の寿命は、一般的な使用方法で使い続けたものであれば10年と言われています。そのため、設置から10年以上経過したものは、さまざまな箇所に不具合が発生する可能性があるのです。

給湯器を10年以上使い続けている方もいますが、使用年数が長ければ長いほど不完全燃焼や漏電のリスクが高まります。

給湯器の外観は綺麗であっても、内部は経年劣化が起こっています。

メーカーが公表している寿命の年数なども参考に、お手持ちの給湯器の点検やメンテナンス、または買い替えの検討をしてみてください。

給湯器の壊れる前兆のサイン

さまざまな機械類には必ず寿命があり、また壊れる前兆のサインが出てくることも共通しています。

給湯器の場合、以下のような場合は故障の前兆かもしれません。すぐに対処が必要な事例もありますので、サインを見逃さないようにしましょう。

お湯の温度が安定しない

よく発生する症状が、お湯の温度が不安定になるというものです。

設定温度よりもぬるいお湯が出てきたり、急に熱湯が出たりなど、私たちが日常の中で気が付きやすい症状です。

同じ時間帯に数か所で水道を利用している場合は水圧が原因でぬるいお湯が出ることもありますが、一か所でしか使用していないのに温度が安定しない場合は以下の対処方法を試してみてください。

  • 一定時間お湯を出し続ける
  • 水道の利用を一か所にする
  • お風呂の場合は循環フィルターの詰まりがないか確認

これらを試してみても温度が安定しない場合は業者に点検依頼をしてみましょう。

お湯が出ない

お湯の温度が安定しないどころか、全くお湯が出なくなってしまった場合は給湯器の故障が考えられます。

しかし、故障と判断する前に以下の確認をしてみてください。

  • 給湯器やリモコンの電源はオンになっているか
  • ブレーカーは落ちていないか
  • 配管が凍結していないか
  • ロック機能や安全装置の作動はないか
  • コンセントが抜けていないか
  • ガスの供給停止はないか

これらの理由により水しか出なくなっていることも考えられます。

各項目をチェックすることにより、問題が解決するかもしれません。思い当たる箇所があれば確認してみましょう。

水漏れしている

給湯器は何年も使い続けることにより、部品が劣化してくることがあります。

パッキン部分の劣化やナットの接続部の緩み、配管破損による水漏れが発生すると、給湯器の故障を招く恐れがあります。

水漏れしている場合の対処法は以下の方法で実施してください。

  1. 給湯器の電源を切る
  2. 水漏れしている箇所を確認する
  3. ここまで実施したら専門業者の到着を待つ

水漏れしている場合に自己判断で給湯器を直そうとしてしまうと、感電する恐れがあります。

水漏れしていてもいつも通りお湯が出るからと使い続けてしまう方もいるかもしれません。

水漏れを放置することにより、給湯器が点火できず、不完全燃焼を起こす危険性がありますので、一度使用を中止して専門業者に依頼しましょう。

煙が出ている・異臭がする

給湯器を使用しているときに、煙が出ていたり異臭を感じたら直ちに給湯器の使用を中止してください。

黒い煙が発生している場合は着火不良や不完全燃焼が起きている可能性があります。

給湯器の不完全燃焼は一酸化炭素中毒の危険があるため、速やかに使用を中止しなければなりません。

一酸化炭素は目に見えない上に無臭であるため、気がつかないうちに中毒になってしまう可能性があります。異臭がしたらまず部屋の窓を開けて換気しましょう。

寒い時期に給湯器の排気口から出ている白い煙は湯気なので問題ありません。

異常音がする

異常音とは、「通常と異なる」「聞きなれない」音のことです。

異常のある音の例としては、「キーン・カーン」「ゴー」「ピー」「ガタガタ」「ボンッ(爆発音)」「シュー(水漏れ)」「ポコンポコン」です。

特に爆発音がした場合は不完全燃焼を起こしている可能性があります。

不完全燃焼は火災、ガス中毒などの原因になりますので、すぐに使用を中止して業者に連絡をしましょう。

また、「ブーン、ブォーン」「キュルキュル」「グワン」「ウーン」などの音は正常な場合、異常な場合両方のケースである音の可能性があり、異音であるかを判別しづらいこともあります。自身で判断できない場合は業者に連絡し、判断を仰いでもらいましょう。

原因が判明するまでは一旦給湯器の使用を中止しておくと安全です。

湯はり・追い炊きが機能しない

湯はりや追い焚き機能が正常に動作しない場合は、給湯器内部に不具合が出ている可能性があります。

給湯器にはお湯の量や温度を測るセンサーが搭載されていますが、こちらが故障しているとお湯はりや追い焚きができなくなってしまいます。

このような電気系統の故障の場合は業者に修理を依頼する必要があります。

ただし、追い焚き機能については浴槽に貯まっているお湯の量が十分でない場合、正常に動作しないことがあります。お湯の量が十分であるかを確認してみましょう。

給気口・排気口周りの黒ずみや錆

給湯器の給気口や排気口の色をチェックしたことはありますか?

これらが黒ずんだり錆びていたり、変色しているような状態の場合は、水漏れによる腐食の可能性が考えられます。

また、ガス漏れの可能性もあるため、すぐに給湯器の使用を中止しましょう。

錆の確認のみでは故障の原因なのかを判断するのは難しいところです。

錆が広範囲にわたっている場合は経年劣化が原因かもしれません。

錆を取り除いてもまたすぐに発生した場合は故障を疑って業者に連絡してみましょう。

給湯器を壊れるまで使い続けるリスク

給湯器は決して安いものではありません。

予算の問題もあるので、新品の購入には勇気がいることもあるでしょう。

しかし、給湯器を壊れるまで使い続けることは非常にリスクがある選択で、使用者に危険が及ぶこともあります。

突然お湯が使えなくなる

給湯器を使っている人が一番困るのは、突然お湯が出なくなることではないでしょうか。

朝の洗顔や、水仕事、入浴などのために毎日お湯を使う人は多いでしょう。

特に冬などの寒い季節や子どものいる家庭では、お湯を使う機会が非常に多くなります。

突然お湯が使えなくなって困惑することのないように、壊れる前兆の症状が出た時点で、修理の相談や買い替えの検討を行なっておきましょう。

事故の危険性

給湯器を壊れる寸前まで使い続けることによって事故の危険性が高まります。

給湯器が原因の事故は、火災や爆発、一酸化炭素中毒など命を脅かすこともあります。

特に一酸化炭素中毒は目に見えません。知らない間にガスが発生し、中毒症状が進むと人体にとって非常に危険です。

また、給湯器の水漏れは建物に損傷を与える可能性があり、対応が遅れると修復困難になってしまうリスクがあります。

このような事故を未然に防ぐために、定期的にメンテナンスや点検を行い、家庭内の安全を確保しましょう。

ガス給湯器を長く安全に使う方法

決して安いお買い物ではないガス給湯器ですから、なるべく長く使うために、以下の項目を守って使用しましょう。

  • 適切な温度設定
  • 定期的な点検・メンテナンス
  • 安全機能の確認
  • 不適切な修理は行わない
  • 繰り返しの点火操作

これらを無視して給湯器を使い続けると故障のリスクが高くなります。

特に専門的な知識や技能がない人が自己判断で修理を行うと事故が発生する可能性があり、非常に危険です。

定期的なメンテナンスは故障の前兆を早期に発見し、大きなトラブルを防ぐこともできます。

メンテナンスや点検は必ず専門業者に依頼し、安全に長く利用できるようにしていきましょう。

給湯器を修理・交換したときの費用相場

給湯器の修理費用は不具合内容や不具合箇所によって幅が広く、費用相場は7,000〜50,000円程です。

特に電装基盤の不具合の場合、基盤代が30,000円以上かかるため、修理費用が高額になります。

修理費用以外にも出張費や技術料が加算されるので、見積りを出してもらう場合は、修理費用に何が含まれているかを細かく確認しておくと良いでしょう。

給湯器本体の交換となると、本体の購入費用が60,000〜数十万円、交換作業費用に30,000〜60,000円程かかります。

交換費用は給湯器のグレードや種類にもよりますので、より性能の良いものを選択すると費用は高くなります。

修理や交換のために業者に出張依頼をしても、当日中に業者が来られるとは限りません。

混雑具合や商品の取り寄せに時間を要することもあります。

少しでも不具合を感じたら早めに専門業者に相談しておくことも重要なポイントです。

給湯器の修理費用を安く抑えるポイント

給湯器を修理する際に気になるのは修理費用です。

修理費をなるべく安くしたいとお考えの方に費用を抑えるポイントを解説します。

メーカーの保証期間を確認する

まず確認したいポイントはメーカーの保証期間です。

ガス給湯器メーカーが提供している保証期間は1〜3年が目安です。

購入した日から保証期間内の中で修理が必要な不具合が発生した場合はメーカーに問い合わせをしてみましょう。

購入日がわからない方は購入した店舗に履歴が残っていることもありますので保証期間内であるかを確認してみてください。

メーカー保証以外にも、販売店特有の保証がある場合もあります。購入したときに受け取った書類一式を確認してみましょう。

給湯省エネ2024事業の補助金を活用する

「給湯器省エネ2024事業の補助金」とは、省エネルギー性の高い給湯器を導入する人を対象に、政府が補助金を支給する制度です。

正式名称は「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金

」で、対象は2023年11月2日以降に設置された高効率給湯器です。

政府が費用の一部を補助することにより、家庭のエネルギー効率の向上や光熱費の削減が期待できます。

補助金を使用して環境に良い高効率の給湯器を導入することは、光熱費の削減という家庭内のメリットのみならず、個人でもより良い環境への貢献ができるというとても魅力的な事業です。

参考:給湯省エネ2024事業|経済産業省

まとめ

給湯器が壊れる前兆の症状が現れたら、修理や新しく購入することを検討しましょう。

壊れたままの給湯器を使い続けると、予期せぬ事故が起こってしまう可能性があります。

費用面の問題もありますが、何よりも安全が第一です。少しでも「おかしいな」と感じたら専門家に相談して、事故を未然に防ぎましょう。

執筆年月日:2024年9月

(注記)内容は2024年9月時点の情報です。法律や制度は改正する場合があります。

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