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給湯器の電源が入らない|主な原因と対処法を解説

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給湯器の電源が入らない|主な原因と対処法を解説

毎日使っている給湯器。電源が入らなくて困った経験はありませんか?
給湯器が動かないと、温かいお湯が使えないのみならず、生活に大きな影響を与えることもあります。特に寒い冬場は給湯器の故障は家庭の一大事です。

この記事では給湯器の電源が入らない場合の主な原因と家庭でできる対処法について解説します。急なトラブルに備えて、チェックするべきポイントを押さえておきましょう。

目次
  1. 給湯器の電源が入らない主な原因と対処法
    1. リモコンのトラブル
    2. ロック機能
    3. ブレーカーが落ちている
    4. 配管内部の凍結
    5. 安全装置が作動している
    6. 時計の設定
    7. ガスの供給停止
    8. 水の供給停止
    9. 水圧が低い
    10. 給湯器の故障
  2. 給湯器の修理・交換を依頼するときのポイント
  3. 給湯器の修理・交換の費用相場
  4. まとめ

給湯器の電源が入らない主な原因と対処法

「給湯器の電源が入らない」「お湯が出ない」と困ったときには、まず給湯器の故障を疑う方が多いと思います。

この章では故障を疑う前にまず確認したい項目を詳しく解説します。

これらを順にチェックしていくことにより、原因を突き止めることができるかもしれません。ただし自己判断のみに頼らず、時には専門家の判断も必要になる場合がありますので、判断に迷う場合は安全のためにも専門業者に相談してみましょう

リモコンのトラブル

給湯器の電源が入らないトラブルに遭遇した方の中でも多くを占めているのが、リモコンによるものです。

リモコンのトラブルで考えられる要因は以下の通りです。

  • リモコンの電源コンセントが抜けている

何かのきっかけでコンセントが抜けてしまっていることはありませんか?戸建ての場合は家の外壁、マンションやアパートの場合はメーターボックスの中にコンセントが設置されています。

  • リモコンがオフになっている

省エネや安全対策のためにリモコンの電源をオフにする習慣はありませんか?電源ボタンを押して確認してみましょう。

  • リモコンの電池切れ

給湯器のリモコンには電池が内蔵されているため、電池切れもリモコンが作動しない要因となります。

  • ブレーカーが落ちている

接続機器が多すぎるなど、何らかの原因によりブレーカーが落ちることがあります。これにより、電気を使う給湯器は使用できなくなります。

  • リモコンの故障

リモコン本体が故障していると、給湯器の操作ができなくなります。

給湯器のリモコンが2台以上ある場合は、全てのリモコンの動作確認をしてみましょう。

ロック機能

給湯器のリモコンには小さなお子様やお年寄りが誤った操作をしないために「ロック機能」が搭載されています。お子様のいたずらや、極端な温度の上げすぎを防ぐことができる安全に関わる機能です。

ロック機能が作動すると、リモコンは操作不可となるため、リモコンが作動しない原因となっている可能性があります。製品にもよりますが、ロックが作動している場合は液晶パネルにロックや鍵のアイコンが表示されていることがあります。

ロック機能の解除方法は給湯器の取扱説明書に詳しく記載されていますので、解除方法がわからない場合はそちらを確認してみてください。

ブレーカーが落ちている

何らかの原因によりブレーカーが落ち、リモコンの電源が入らなくなっていることがあります。ブレーカーボックスを開けて給湯器に関連するブレーカーが落ちていないか確認してみてください。

ブレーカーボックスは通常、室内に設置されていることが多いです。

もしブレーカーが落ちていたら、スイッチをリセットすることにより、給湯器本体への通電が再開します。通電が再開したら、通常通りリモコンの操作ができるかを確認してみてください。

配管内部の凍結

冬の寒い時期に外気温が0度以下になると、配管内部の水が凍ってしまうことがあります。

配管内部が凍結することにより、水の流れを感知できなくなり、給湯器が作動しなくなるのです。

凍結した配管を解凍する方法は以下の通りです。

  • 自然に解けるのを待つ
  • 30〜40°Cぐらいのぬるま湯をタオルを巻いておいた凍結部分にかける
  • 低温のカイロを凍結部分に当てる
  • ドライヤーを当てる

お湯をかける場合に注意したいポイントはお湯の温度です。

早く内部の凍結を解かしたいがために熱湯をかけてしまうと、配管の破損に繋がる恐れがあります。

メーカーによってはお湯での解凍を推奨していないこともありますので、どのような方法で解凍すべきかを各メーカーや販売店に相談してみてください。

安全装置が作動している

落雷などの気象の影響により、安全装置が作動すると電源が入らなくなることがあります

安全装置は、落雷が起こり過剰な電流が発生することによって作動する仕組みになっています。

落雷が起きたあとに給湯器が作動しなくなった時は以下の2点を試してみてください。

  • 一旦電源をオフにして、再度電源をオンにする
  • コンセントを抜き数十秒待ったあとに入れ直す

落雷による影響は非常に大きく、基盤が破損してしまうこともあります。

上記の対処方法を試してみても作動しない場合は専門業者に修理の相談をしてみましょう。

時計の設定

給湯器のリモコンには液晶パネルが搭載されており、温度や時計が表示されるようになっています。

メーカーによっては時計の完了がされていないとリモコンが作動しないよう設定されている機種もあります。

停電や電池切れ、ブレーカーが落ちたことにより時計機能がリセットされてしまっている可能性があります。

時計設定が完了していない場合には、液晶パネル内で何らかの数字や記号が点滅していたり、「時計を設定してください」などのメッセージが出ていることがあります。

液晶パネルを操作し、時計設定を完了させて様子を見てみましょう。

ガスの供給停止

給湯器の正常に動作しない原因のひとつに、ガスの供給が停止していることがあります。

ガスメーターは災害によるガスの異常な過流量を感知すると、ガスの供給を停止します。

ガスメーターを確認し、メーター上部の赤いランプが点滅していないかを確認してみましょう。赤いランプが点滅していると、ガスの供給がストップしている状態です。

ガスメーターの復帰方法は以下の通りです。

  1. 家にあるガス機器全てを止める
  2. ガスメーターの点滅ランプを確認する
  3. ガスメーターの復帰ボタンのキャップを回し、ボタンを押す
  4. ランプが再度点滅するまで約3分間待つ
  5. 赤ランプが消えたことを確認する
  6. ボタンのキャップを戻してガス機器が使用可能になっているかを確認する

ガスが復帰しない場合は専門業者に連絡をしましょう。

水の供給停止

給湯器本体の問題ではなく、水道から水が出ていない可能性もあります。

水道の蛇口をひねり、水が供給されているかを確認してみましょう。

マンションやアパートなどでは定期的に計画断水が行われます。断水の対象日時であった場合は水の供給が一時的に停止していると考えられます。

また、給水バルブが閉まっている場合にも水が流れません。

このような原因で水が流れていなければ水の流れを感知せず、給湯器は燃焼しませんので、給水元を確認してみましょう。

水圧が低い

給湯器は燃焼するために必要な水量が機種ごとに設定されています。

水道の蛇口やシャワーから水を出す時に少量の水しか出ていなければ、水圧が足りずに給湯器が正常に作動しません。

給湯器についている水抜き栓フィルターが目詰まりを起こしていることも水圧が低下する一因です。フィルターが詰まっている様子であれば、水洗いをしてみて詰まりを解消させましょう。

定期的にフィルターをチェックして早期に詰まりや汚れを発見することは、トラブルを未然に防げる良い機会になるでしょう。

給湯器の故障

上記の対処方法をチェックしてみても給湯器が動かないようであれば、いよいよ給湯器本体の故障が疑われます。

給湯器の使用が7年を過ぎていると基盤などの部品の経年劣化により、不具合や故障の発生が増えてきます。

新しい給湯器であれば比較的交換部品は手に入りやすいですが、古い給湯器になると部品の生産が終了してしまっている可能性もあります。

本体の修理や部品の交換は専門業者への依頼が必要になるので、まずは給湯器のメーカー名や型式、使用年数、不具合の詳細を伝えた上で相談してみましょう。

給湯器の修理・交換を依頼するときのポイント

給湯器の修理・交換が必要だと感じたときに押さえておきたいポイントをご紹介します。

以下の項目を確認した上で修理や交換の依頼を行いましょう。

  1. 給湯器の管理者を特定

マンションやアパートなどの集合住宅の賃貸物件に住んでいる場合は、最初に建物の管理者に連絡しましょう。

給湯器は大家さんの所有物である場合、ご自身の判断で修理や交換を行うと賃貸契約違反になることもあります。

  1. 信頼できる業者を選定する

修理を依頼する業者が信頼できるかどうかを確認します。

確認したい項目は以下の通りです。

  • 評判やクチコミ
  • これまでの修理実績
  • 有資格の技術者が対応しているか
  • 修理後のアフターサービスの有無
  • 問い合わせから返信までの対応スピード
  • 費用が適切であるか

ひとつの業者に限らず、なるべく複数の業者で比較してみましょう。

  1. 保証の確認

手元の保証書を確認し、保証期間を確認してみましょう。保証期間内であれば、メーカーや購入店に修理を依頼するのが賢明です。

これらのポイントを押さえた上でご自身に合った業者を見つけてください。

インターネット上の情報のみでは不安な方は、直接問い合わせをしたり、知人が利用したことがある業者を推薦してもらうなど、しっかりと情報収集を行うことで、信頼できる業者を見つけやすくなります。

給湯器の修理・交換の費用相場

給湯器の修理や交換を依頼するときに、多くの方が気になるのは費用面かもしれません。

ガス機器の修理費用には、出張費、故障診断料、技術料、部品代が含まれます。

ガス機器の修理費用は一般的に7,000〜50,000円と幅が広く、特に安全装置やリモコン機器の修理費用は高額である傾向にあります。

修理費用は故障箇所にもよりますので、費用が不安な方は修理前に見積りを出してもらうことを検討してみましょう。

特に使用年数が長い場合は部品の供給が終了していたり、長い目で見て購入した方がお得になる場合もありますので、専門業者や販売店に相談してみることも選択肢として考えておくと良いです。

また、見積りのみであっても出張費がかかる場合があるため、気になる方はあらかじめ確認しておくことが必要です。

まとめ

給湯器が故障したかな?と思ったら、まずは簡単なチェックから始めて原因の特定をしてみましょう。電源やリモコンの作動状況の確認などの基本的な対処を行っても解決できなかった場合は専門業者に相談することが必要です。

適切な業者を選ぶことも重要なポイントですので、料金の明確さやクチコミをチェックするなど、業者の評判も確認しましょう。

給湯器の急なトラブル発生時には、故障の可能性も視野に入れて落ち着いて対処することが大切です。

執筆年月日:2024年9月

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