[フレーム]

iタウンページ by NTTタウンページ

  1. トップ
  2. 暮らしのコラム
  3. 水道・ガス
  4. ガスコンロの交換は自分でできる?DIYでの交換方法や費用相場を紹介

ガスコンロの交換は自分でできる?DIYでの交換方法や費用相場を紹介

  • 水道・ガス
ガスコンロの交換は自分でできる?DIYでの交換方法や費用相場を紹介

調子が悪いガスコンロを、できればお金をかけずに自分で交換できないかと一度は考えたことがありませんか。

ガスコンロは、据え置き型なら自分で交換可能です。ガスコンロはガスを取り扱っているため、注意する必要があります。大事故にならないよう、注意点をしっかり守って交換しましょう。

この記事では、ガスコンロのDIYでの交換方法や業者に依頼する場合の費用相場について詳しくご紹介します。

目次
  1. ガスコンロの種類
    1. 据え置き型
    2. ビルトイン型
  2. ガスコンロの交換は自分で可能?
  3. ガスコンロの交換時期の目安
  4. ガスコンロをDIYで交換する方法
    1. ガスの種類を確認する
    2. ガスの元栓を閉める
    3. ゴム管の長さを調整する
    4. 接続をして確認する
  5. 業者に交換を依頼するときの注意点
  6. ガスコンロの交換を業者に依頼したときの費用相場
  7. ガスコンロの処分方法
    1. 粗大ゴミとして捨てる
    2. 不用品回収業者に依頼する
  8. まとめ

ガスコンロの種類

ガスコンロは2種類に分類されます。テーブルに置く「据え置き型」と、キッチンに埋め込む「ビルトイン型」です

家で使っているガスコンロがどちらのタイプかによって、自分で交換できるかどうかが変わってきます。まずは、今使っているガスコンロがどちらのタイプか確認してみましょう。

ここでは、ガスコンロの種類について解説します。

据え置き型

据え置き型コンロは、ガス台にのせて設置するタイプです。

ガス台にのせて、ゴム管をガスの元栓につなげば設置できるので、簡単に交換や移動ができます。家電量販店やホームセンターなど身近なお店でも販売しており、比較的手に入れやすいタイプです。そのため、自分で購入して設置する人も多くいます。

サイズは、横幅約59cmの標準サイズと、横幅約56cmのコンパクトサイズの大きく分けて2種類です。買ってから合わなかったということがないよう、新しいガスコンロを購入する際は、キッチンのサイズをしっかり確認して選ぶようにしましょう。

ビルトイン型

ビルトイン型コンロは、キッチンの一部にガスコンロが埋め込まれた、一体化しているタイプです

シンクから調理台、コンロまでワークトップという板が同じ高さにつながって取り付けられており、キッチンの見た目に一体感が出て美しくなります。ゴム管もなかにしまいこめるため、外観がすっきりする上、調理中にゴム管を傷つけることもありません。据え置き型コンロのように設置したときに隙間ができないので、掃除も楽です。

現在では、分譲物件や新築のほとんどがビルトイン型を採用しています。ガスコンロ全体に占めるビルトイン型の割合は徐々に大きくなりつつあります。据え置き型もまだまだ根強く使われていますが、少しずつビルトインコンロが主流になっていくでしょう。

ガスコンロの交換は自分で可能?

ガスコンロは、据え置き型とビルトイン型のどちらかによって自分で交換できるかどうかが変わってきます。

据え置き型のガスコンロは、自分で交換可能です。ただし、自分で交換するのに少しでも不安を感じる場合は、専門の業者に依頼しましょう。

ガスを取り扱う作業になるため、正しく取り付けできなければリスクをともないます。安全に設置できることを最優先して、自分で交換するかどうか判断してください。

一方、ビルトイン型のガスコンロは、自分で交換できません新しくゴム管にビルトイン型コンロを接続するには、ガスの種類ごとに異なる資格が必要で、有資格者が行うように法律で定められているためです。

ゴム管を接続する以外の作業で、古いガスコンロのゴム管を外し、新しいコンロを設置するところまでは自分でできないわけではありませんが、あまりおすすめしません。ガスを接続するために、結局は業者を呼ぶことになるので、ビルトイン型は設置も含めて業者に依頼するようにしましょう。

ガスコンロの交換時期の目安

ガスコンロの交換時期の目安はおよそ10年です

10年を目安に以下のような不具合が発生した場合は、経年劣化の可能性が十分にあります。

  • 火を点火してもつかない
  • 火力調節ができない
  • 炎の色が赤もしくはオレンジ(青ではない)
  • ガス臭い
  • グリルから煙が多く出る

不具合がある状態でガスコンロを使い続けると、大きな事故につながる危険性があります。おかしいと感じることがあれば、早めに交換を検討するようにしましょう。

10年たっていて問題なく使える場合でも、見えないところで部品が劣化している可能性もあります。問題がないか判断するには、10年を目安に確認するようにしましょう。

2008年以前のガスコンロを使っている場合は、早めの交換をおすすめします。ガスコンロは2008年以降、安全装置「Siセンサー」の搭載が義務付けられています。2008年以前のガスコンロはSiセンサーが付いておらず、安全基準も現在とは異なるため、早いうちに交換を検討しましょう。

ガスコンロをDIYで交換する方法

据え置き型ガスコンロの交換は、ガス栓にゴム管をつなぐだけなので、比較的作業は簡単です。ただし、ゴム管を接続するときにしっかりつながれていなければ、ガス漏れの危険性もあります。そのため、注意点をしっかり守って交換していきましょう。

ここでは、据え置き型ガスコンロをDIYで交換する方法を解説します。

ガスの種類を確認する

家庭に供給されているガスは、以下の2種類です

  • 都市ガス
  • プロパンガス

地域によって、使用しているガスの種類は異なります。ガスの種類に合ったガスコンロでないと使用できないため、新しいガスコンロを買うときはどちらの種類かしっかり確認しましょう。

使用しているガスがどちらか分からない場合は、ガスコンロにガスの種類が記載されたラベルが貼られているので、そちらで確認してください。

「都市ガス用」や「12A」「13A」と書かれている場合は都市ガス、「LPG」「プロパンガス用」のような記載ならプロパンガスです。

ゴム管の色でも確認が可能です。オレンジならプロパンガス用、薄いベージュや白、ピンク系なら都市ガス用として使用されています。ただし、専用のゴム管が使われていないケースもあるので注意が必要です。

ガスの元栓を閉める

交換中にガスが漏れないようにするため、交換前にガスの元栓を閉める必要があります。

ガスの元栓は、ガスメーターから出ているガス栓のハンドルレバーを右に90度回して閉めましょう。完全に閉めないとガス漏れが発生するため、しっかり閉めるようにしてください

ガスの元栓を閉めたら、ガスコンロにつながっているゴム管をたどり、接続されているガス栓のコックのハンドルレバーを元栓と同じく右に90度回してガスを止めましょう。

ガスの元栓、コンロにつながっているガス栓のどちらも閉めたことが確認できたら、ゴム管の取り外しが可能です。

ガス栓の形状には、ホースエンド型とコンセント型の2種類があります。ホースエンド型は側面から見ると、雪だるまのような形をしているのが特徴です。取り外すときは、ゴム管を固定しているバンドをつまんでやさしく引き抜いてください。コンセント型は、ゴム管との接続部分にソケットが取り付けられています。外すときはソケットのつながっているガス栓側を抑えつつ、ゆっくりと抜くと取り外し可能です。形状に応じて安全に取り外しましょう。

ゴム管の長さを調整する

次に、元栓とガスコンロをつなぐためのゴム管の長さを調節します。

ゴム管は長すぎると曲がってしまい、負担が多くかかるため早く劣化してしまいます。長すぎる場合は、ゴム管をハサミで切ってちょうどいい長さに調節しましょう。ゴム管が長すぎて折れたりねじれたりするとガスが止まってしまうため、なるべく短くするようにしてください。

逆に短すぎると、ゆとりがなくなりすぐに抜けてしまう場合もあります。ゴム管が抜けてしまうとガス漏れのリスクが高まります。安全にガスを使用するためにも、ゴム管が短くなりすぎないように注意しましょう。

ガスコンロをつなぐゴム管は、長すぎず短すぎず、少しだけ余裕のある適度な長さに調節してください

接続をして確認する

ゴム管の長さを調節できたら、ゴム管とガスコンロを接続していきます。

ホースエンド型とコンセント型の接続方法は、それぞれ以下のとおりです。

【ホースエンド型】

ゴム管以外に用意するもの:バンド2個

  1. ゴム管にバンドを2個通す。
  2. コンロ側にゴム管を接続後、ガス栓側にゴム管をつなぎ、バンドでしっかり固定する。
  3. ガス栓のハンドルレバーを下に押しながら、左に90度回す。

【コンセント型】

ゴム管以外に用意するもの:ゴム管用ソケット、バンド2個

  1. ゴム管にバンドを2個通す。
  2. ゴム管用ソケットの赤い線までゴム管をしっかり差し込み、バンドで外れないようにきちんと固定する。
  3. コンロにソケットと反対側のゴム管をつなぎ、バンドできちんと固定する。
  4. ゴム管ソケットを、ガス栓にカチッと音がするように差し込む。

接続するときにゴム管が硬いなら、差し込み部分を水で軽く湿らせれば楽に接続できます。もし硬くて接続できないなら試してみてください。

接続ができたら、正常に点火するか確認しましょう。最初に点火したときは、ゴム管にガスが行き届いていないため、点火に時間がかかる場合があるため注意してください。

業者に交換を依頼するときの注意点

ガスコンロの交換を業者に依頼するときは、スムーズに交換してもらえるかを意識して業者を選びましょう

新しいガスコンロの購入と交換を別の業者で行う場合、交換を依頼する日時までにガスコンロが手配できるよう注意する必要があります。工事を手配しているにもかかわらず、工事当日にインターネットで買ったガスコンロが届かなかったといったことが起こると大変です。滞りなく交換するためには、ガスコンロの到着日と工事日程をきちんと調整しましょう。

別々で手配する手間を省きたいなら、販売と取り付け工事を一括で請け負ってくれる業者を選ぶとスムーズです。

ガスコンロの交換対応をしている業者は、以下のとおりです。

  • ハウスメーカー
  • 工務店
  • ガス会社
  • ガス設備会社
  • 家電量販店

インターネットで購入する場合、取り付けも対応してくれるところもあるので、合わせて依頼すると手間がかかりません。ガスコンロを自分で手配して、ガスコンロの取り付け工事だけを依頼しようと思っても、取り付け工事のみの作業は受け付けていない業者もあるので注意してください。

業者に交換を依頼するときは、ガスコンロの購入も合わせてスムーズに作業してもらえるところを選びましょう。

ガスコンロの交換を業者に依頼したときの費用相場

ガスコンロの交換を業者に依頼した場合の費用相場は、以下のとおりです。

ガスコンロの種類

ガスコンロ本体の費用相場

交換・取り付け工事費の費用相場

合計

据え置き型

2万円〜10万円

1万円〜3万円

3万円〜13万円

ビルトイン型

5万円〜20万円

1万円〜3万円

6万円〜23万円

ガスコンロ本体の価格と工事費は、どちらもかなり幅があります

できる限り安く済ませたいなら、ガスコンロ本体か工事費、もしくはその両方を安くする必要があります。費用を抑えるには、手間はかかりますがガスコンロのみをインターネットの安いお店で購入し、交換だけ業者に依頼するのも手です。交換だけしてもらえる業者は探せばあるので、検討してみてください。

ただし、安い業者は評判が悪い可能性があるため、サービス内容や実績、口コミも確認しておくようにしましょう。

ガスコンロの処分方法

ガスコンロの処分は、粗大ゴミとして捨てる方法と不用品回収会社に依頼する方法の2つあります。処分するまでの期間や保管場所が確保できるかなど、状況に応じてどちらで処分したほうがいいか検討しましょう。

ここでは、ガスコンロの処分方法をご紹介します。

粗大ゴミとして捨てる

据え置き型ガスコンロはリサイクル法の適用外のため、粗大ゴミとしてゴミに出せます。ただし、ごみの分類や捨て方は、自治体によってルールが異なる場合もあるため、各自治体のルールに従って処分してください。事前に連絡が必要なら、交換する日程を見越して連絡しておくようにしましょう。

ビルトイン型コンロは、粗大ゴミとして出せない自治体もあるため、前もって確認しておくと安心です。もし粗大ゴミとして出せない場合は、交換してもらった業者に処分も合わせて依頼することを検討してください。

不用品回収業者に依頼する

早めに処分したい場合やほかにも出したい不用品がある場合は、不用品回収業者に依頼する方法もあります。粗大ゴミで処分する場合と比較すると費用はかかりますが、確実に処分が可能です。よい状態のものなら買い取ってくれるところもあるので、その場合は思ったよりも費用がかからないかもしれません。引っ越しやリフォームなどで不用品がたくさん出るなら、まとめて処分できるので便利です。

手間をかけずに処分したいなら、不用品回収業者を利用しましょう。

まとめ

ガスコンロは、据え置き型なら自分で交換可能です。比較的簡単に交換できますが、ガスを使う機器なので注意して作業してください。少しでも不安に感じるなら業者に依頼するのが安心です。

ガスコンロ本体の価格や工事費がどのくらいかで費用は変わってきますが、やり方次第で想定よりも安く依頼できる場合もあります。大事故を起こさないようしっかり注意点を守って、安全に交換しましょう。

執筆年月日:2024年9月

記事一覧に戻る

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /