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水道トラブルにおける修理費用は?料金相場や業者の選び方を紹介

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水道トラブルにおける修理費用は?料金相場や業者の選び方を紹介

水道トラブルは、予期せず起こります。突然の水漏れに、「修理費用はどのくらいかかるのだろう」と不安になる方もいるでしょう。

水道トラブルの修理費用は、発生場所や修理内容によって、大きく異なります。

この記事では、水道トラブルにおける修理の費用相場や賃貸物件における費用負担の有無、失敗しない修理業者の選び方について解説します。修理費用を安く抑えるポイントについても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次
  1. 水道トラブルで修理依頼前にすべきこと
    1. 水漏れ箇所を確認
    2. 応急処置を実施する
    3. 止水栓を閉じる
    4. マンションや賃貸の場合は大家さん・管理会社に電話
  2. 水道修理の料金相場
    1. お風呂の水道修理
    2. キッチンの水道修理
    3. トイレの水道修理
    4. 洗面所の水道修理
  3. 賃貸物件の水道トラブルに関する費用負担
    1. 自分の過失の場合
    2. 経年劣化による場合
    3. 天井から水漏れしている場合
  4. 水道トラブルは火災保険で対応できる?
  5. 水道修理業者の失敗しない選び方
    1. 実名の口コミを確認する
    2. 水道局指定の登録事業者か確認する
    3. 見積料金が相場価格か確認する
    4. アフターサポートは充実しているかを確認する
  6. 水道トラブルの修理費用を安く抑えるポイント
    1. 出張見積もりが無料の業者に依頼
    2. 複数の業者に相見積もりを依頼
    3. 割増料金がかかる時間帯を避ける
    4. 割引キャンペーンを確認
  7. まとめ

水道トラブルで修理依頼前にすべきこと

水道トラブルが発生した場合、被害の拡大を防ぐことが最優先です。修理を依頼する前にすべきことを確認しておきましょう。

水漏れ箇所を確認

まずは、水漏れ箇所を確認します。蛇口からポタポタと水が垂れている、給水管まわりが濡れているなど、水道のどの部分から水漏れしているのかを特定できると適切な応急処置が行えます。
壁の中や床下など、水漏れ箇所を確認できないこともあるでしょう。水漏れ箇所がわからないからといって、放置は禁物です。水道トラブルは放置すればするほど、被害が拡大する恐れがあります。水漏れ箇所を確認できない場合は、速やかに修理業者に依頼しましょう。

応急処置を実施する

水漏れの被害は、時間の経過とともに拡大するため、応急処置を実施することが大切です。
軽度な水漏れであれば、耐水性のあるテープを巻きつけることで、一時的に水漏れを止められます。垂れる水滴が床に染み込まないよう、バケツなどで受け止めるのも方法の一つです。
応急処置はあくまで一時的なものです。応急処置をしたうえで、修理業者に依頼し、水道トラブルの根本的な原因を解決する必要があります。

止水栓を閉じる

水漏れの量が多い場合は、止水栓を閉じてください。
多くの場合、止水栓は水を利用する場所ごとに設置されています。キッチンや洗面所ならシンクの下、トイレなら便器後方の壁や床に設置されているケースが多いです。
止水栓を閉めることで、水漏れが発生している場所の水を、一時的に止められます。
「止水栓が見当たらない」「止水栓が固くて閉められない」といった場合は、元栓を閉めましょう。ただし、元栓を閉めると、水漏れが発生している箇所だけでなく、家全体の水が止まるため注意してください。

マンションや賃貸の場合は大家さん・管理会社に電話

マンションや賃貸にお住まいの場合は、必ず大家さんや管理会社に電話をし、水道トラブルが発生したことを報告しましょう
マンションやアパートのような集合住宅で発生した水道トラブルは、他の住人にも迷惑をかける可能性があります。水漏れは下へ下へと広がりやすいため、上階に住んでいる方はとくに注意が必要です。
水道トラブルに気づいたら、なるべく早く大家さんや管理会社に報告し、どのように対応すべきかを相談しましょう。深夜や早朝、土日・休日などは、連絡がつながらないこともあるため、緊急連絡先を確認しておくと安心です。

大家さん・管理会社とのトラブルが起きた場合

水道トラブルは、入居者の過失によるものか、建物の老朽化によるものか、原因の特定が難しい場合もあります。責任の所在を巡り、大家さんや管理会社とのトラブルへと発展する可能性もあるかもしれません。
大家さん・管理会社とのトラブルが起きた場合は、専門家へ相談しましょう。相談できる窓口として「国民生活センター」や「消費生活センター」があります。どちらも消費者トラブルの相談を受け付けている機関です。
どこに相談すべきかがわからない場合は、消費者ホットライン(188番)にかけると、地域の相談窓口を案内してもらえます。
専門の知識のある相談員から、トラブル解決につながるアドバイスがもらえるため、状況に応じて利用を検討してみましょう。

水道修理の料金相場

水道修理の料金は、トラブルの発生場所によって異なります。ここでは、場所ごとの一般的な料金相場を紹介します。実際の料金は修理内容や業者によって違いがあるため、相場はあくまでも目安として考えてください。

お風呂の水道修理

お風呂の水道修理にかかる費用相場は、以下のとおりです。

修理内容

費用

蛇口やシャワーからの水漏れ

3,000円〜30,000円

排水口や排水管の詰まり

8,000円〜18,000円

バスタブのゴム栓交換

9,000〜13,000円

浴室の蛇口交換

(サーモスタット混合水栓)

30,000〜60,000円

パッキンやゴム栓などは、ホームセンターなどでも購入可能です。1個数百円で販売されているため、自分で修理すれば修理費用を安く抑えられます。

キッチンの水道修理

キッチンの水道修理にかかる費用相場は、以下のとおりです。

修理内容

費用

パッキンなどの交換

8,000〜15,000円

蛇口の交換

18,000〜50,000円

排水ホースの交換

8,000〜30,000円

蛇口の交換は、種類によって18,000〜50,000円と料金に大きな幅がでます。単水栓やツーハンドル水栓の修理費用は10,000円台と比較的安価です。一方、シャワー付水栓やタッチレス水栓といった高機能の蛇口にすると費用は高くなります。
排水ホースも同様に、樹脂製か金属製かによって費用が変わります。排水ホースに問題はなくても、排水栓の劣化により水漏れが発生するケースはめずらしくありません。この場合、ホースごと交換が必要となり、修理費用も高額になります。

トイレの水道修理

トイレの水道修理にかかる費用相場は、以下のとおりです。

修理内容

修理費用

パッキン交換

6,000〜15,000円

タンク内部品交換

6,000〜30,000円

トイレ本体の交換(本体代は含まない)

30,000〜50,000円

トイレには、たくさんの部品が使われています。一部の部品が劣化することにより、水漏れをはじめとした、さまざまなトラブルが発生します。部品を交換する程度の簡単な作業は、費用も比較的安価です。
トイレ本体の交換をする場合は、別途トイレ本体の購入が必要です。メーカーや機能によって価格は異なりますが、タンクレスや全自動洗浄といった高機能なトイレの本体価格は、20〜30万円が目安です。トイレ本体の価格が高いほど、トータル費用も高くなります。

洗面所の水道修理

洗面所の水道修理にかかる費用相場は、以下のとおりです。

修理内容

修理費用

パッキンなどの交換

8,000〜15,000円

蛇口の交換

18,000〜50,000円

排水管の交換

10,000〜30,000円

シンク下の収納スペースや床が濡れている場合は、排水管の劣化やヒビ割れが原因の可能性が高いです。シンク下の水漏れは、放置すると大きな問題に発展し、床や壁などの修繕費用が必要となるケースもあります。必要以上の費用をかけないためにも、迅速な対応が必要です。

賃貸物件の水道トラブルに関する費用負担

水道トラブルが発生した際、修理費用は誰が負担するのか、気になる方も多いでしょう。
賃貸物件の水道トラブルに関する費用負担は、トラブルの原因によって異なります。ここでは、考えられる3つのケースについて解説します。

自分の過失の場合

「蛇口を閉め忘れ、水を出しっぱなしにしてしまった」「水道管を破損してしまった」など、自分に過失がある場合は、修理費用は自己負担です。

経年劣化による場合

経年劣化による水道トラブルは、原則として大家さんや管理会社が修理費用を負担します。
ただし、賃貸借契約書に「小修繕は自己負担」と記載されている場合は、入居者が費用を負担するケースもあります。小修繕とは、日常的に発生する小さな修繕のことです。蛇口のパッキン交換は、小修繕に含まれるケースもあり、その費用は自己負担となります。

どのような修理が小修繕に該当するかは契約書によって異なるため、大家さんや管理会社に確認しておくとよいでしょう。

天井から水漏れしている場合

天井からの水漏れには、いくつかの原因が考えられます。
上階の住人による過失が原因の場合は、上階の住人が費用を負担します。建物の水道管や設備の不具合、雨漏りが原因の場合は、大家さんや管理会社が費用を負担するのが一般的です。

天井から水漏れは、原因が特定しにくく、予期せぬトラブルにつながる可能性もあります。自己判断はせず、大家さんや管理会社に対処してもらいましょう。

水道トラブルは火災保険で対応できる?

水道トラブルは、火災保険で対応できる場合があります。

火災保険の特約として「個人賠償責任保険」が付帯している場合、自分の不注意による水漏れで、階下の住人に与えた損害を補償できる可能性があります。

自分の過失による水道トラブルで、床や壁の修繕が必要となった際には、高額な修理費用を負担しなければなりません。ただし、火災保険に「借家人賠償責任保険」が付帯している場合は、大家さんに対する損害を保険金でまかなえる可能性があります。借家人賠償責任保険が適用されれば、経済的な負担は大きく軽減できます。

火災保険は任意での加入であるものの、賃貸借契約を結ぶ際には火災保険の加入が求められることが多いです。万が一に備え、火災保険の加入有無や契約内容を確認してみましょう。

水道修理業者の失敗しない選び方

水道トラブルが発生したからといって、焦って水道修理業者を選定・依頼するのは危険です。残念ながら、悪徳な水道修理業者も存在し、法外な料金を請求されるケースもあります。トラブルに巻き込まれないためにも、水道修理業者の失敗しない選び方を確認しておきましょう。

実名の口コミを確認する

口コミは、信頼できる業者かどうかを見極める判断材料となります。しかし、すべての口コミを鵜呑みにするのは危険です。高評価の口コミが多いからといって、誰が書いたのかが分からない匿名の口コミばかりでは信頼性に欠けます。
一方、実名の口コミは、より具体的な感想が語られる傾向があるため、匿名の口コミよりも情報の信頼性が高いといえます。修理業者を選ぶ際は、できるだけ実名の口コミを確認しましょう。

水道局指定の登録事業者か確認する

水道トラブルの修理は、水道局指定の登録事業者に依頼することをおすすめします。
水道局指定の登録事業者とは、「給水・排水装置工事が適切に行える」として、各水道事業者より指定を受けた事業者のことです。水道局指定を受けているかどうかは、水道法に則った修理を行える知識と技術がある業者かを判断する目安となります。

見積料金が相場価格か確認する

適正料金を支払うためには、見積料金が相場価格かを確認することも大切です。相場価格は、複数の修理業者から相見積もりをとる、インターネットで調べるなどの方法で確認できます。高すぎる価格だけでなく、安すぎる価格にも注意が必要です。

アフターサポートは充実しているかを確認する

いくら慎重に水道修理業者を選定したとしても、修理後に同様の症状が現れるケースも珍しくありません。そのため、アフターサポートが充実しているかについても確認をしておくと安心です。

水道トラブルの修理費用を安く抑えるポイント

水道トラブルの修理費用は、思わぬ出費となるため、できれば安く抑えたいと考えるのは当然です。ここでは、修理費用を安く抑えるためのポイントを紹介します。

出張見積もりが無料の業者に依頼

水道トラブルの修理は、出張見積もりが無料の業者に依頼しましょう。業者によっては、見積もりだけでも料金がかかる場合があります。また、見積もり料金は無料でも、対応地域外の場合は別途出張費が加算されることもあるため、事前に確認をしてください。

複数の業者に相見積もりを依頼

水道修理業者に修理を依頼する際は、複数の業者に相見積もりを依頼しましょう。少なくとも3社に見積もりを依頼すると、適正価格を把握できます。相見積もりをとると、値下げ交渉もしやすくなるため、結果として修理費用を安く抑えられる可能性もあります。
料金だけを比較するのではなく、アフターフォローの有無といったサービス内容についても比較確認するとよいでしょう。

割増料金がかかる時間帯を避ける

割増料金がかかる時間帯は避けると、修理費用を安く抑えられます。
修理内容が同じでも、作業が夜間や早朝、土日・休日などの場合は、通常料金に「夜間・早朝料金」「休日料金」が加算され、費用は割高になります。水道トラブルは迅速な対応が必要ですが、可能であれば割増料金がかかる時間帯を避けて、修理を依頼しましょう。

割引キャンペーンを確認

修理費用を安く抑えるなら、水道修理業者の割引キャンペーンの利用もおすすめです。
割引キャンペーンは、電話で「ネットで見た」と伝える、WEBからの申し込みをする、LINE®︎で会員登録をするなど、簡単に利用できるものが多いです。修理の依頼を検討している業者のホームページから、割引キャンペーンの有無を確認してみましょう。

(注記)「LINE」はLINE株式会社の商標または登録商標です。

まとめ

水道トラブルの修理費用は、発生場所や状況、依頼する業者によって異なります。いざという時に慌てないよう、平時から修理にかかる料金相場を知っておくと安心です。
修理業者を選定する際は、実名の口コミや水道局指定の登録事業者かどうか、アフターサポートの有無などを確認しましょう。割増料金がかかる時間を避けたり、キャンペーンを利用したりすることで、修理費用は安く抑えられます。複数の業者から相見積もりをとり、信頼できる修理業者に依頼しましょう。
執筆年月日:2024年9月

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