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壁紙のリフォームの費用相場は?DIYでコストを抑える方法も紹介

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壁紙のリフォームの費用相場は?DIYでコストを抑える方法も紹介

経年劣化や気分転換などを理由に壁紙の張り替えリフォームをしたいけれど、どのくらいの費用がかかるか気になる方も多いのではないでしょうか。壁紙のリフォーム費用は、部屋の広さや壁紙の種類、さらには戸建てやマンションによっても異なります。

本記事では、リフォーム業者に依頼した場合の費用相場、コストを抑える方法やDIYで行う場合の手順などについて解説します。

目次
  1. 壁紙のリフォーム費用相場
    1. 広さ別の壁紙リフォーム費用相場
    2. 場所別の壁紙リフォーム費用相場
    3. 一軒家などの戸建てとマンション別の壁紙リフォーム費用相場
  2. 壁紙のリフォームを安く抑えるポイント
    1. 事前準備をしておく
    2. 安い素材の壁紙クロスを選ぶ
    3. 大型家具を自分で移動させる
    4. 複数の業者に見積もりを依頼する
    5. DIYで壁紙を張り替える
  3. DIYで壁紙をリフォームする方法
    1. 壁紙の張り替えDIYで用意する道具
    2. 壁紙の張り替えDIYの手順
    3. 壁紙の張り替えDIYで失敗しないためのポイント
  4. まとめ

壁紙のリフォーム費用相場

壁紙の張り替えをリフォーム業者に依頼した場合、部屋の広さや場所などによって費用が異なります。どのくらいの費用がかかるのか、リフォームの相場についてご説明します。

広さ別の壁紙リフォーム費用相場

壁紙の張り替えリフォームをする場合、費用相場は、壁紙の種類や施工する範囲、さらには地域によっても差があります

壁紙は「スタンダードクロス」と呼ばれる量産品の一般的な壁紙と、「ハイグレードクロス」と呼ばれる壁紙に分かれます。ハイグレードクロスは豊富なデザインから選べて高性能な壁紙ですが、スタンダードクロスよりも値段が上がります。

部屋の広さ、壁紙の種類別の相場は以下のとおりです。

(部屋の広さ:スタンダードクロス/ハイグレードクロス)

  • 6畳:3〜4万円/4万4,000〜6万5,000円
  • 8畳:3万5,000〜5万6,000円/5万2,000〜7万5,000円
  • 15畳:6万7,000〜7万7,000円/8万9,000〜10万円
  • 20畳:7万4,000〜15万円/10万3,000〜22万5,000円

場所別の壁紙リフォーム費用相場

部屋別の壁紙の張り替えリフォームをする場合、特にキッチンやトイレ、洗面所や脱衣場は、施工範囲が狭く凹凸があるうえ作業工程も多いことから、部屋の広さに対して価格が高くなりがちです。

キッチンには不燃や防汚の機能がついた壁紙、トイレには消臭や吸放湿の機能がついた壁紙、洗面所や脱衣所には防カビや防汚の機能がついた壁紙など、機能的な壁紙を使うケースが多いことも値段が上がる一因となっています。

(部屋の場所:スタンダードクロス/ハイグレードクロス)

  • キッチン:3〜4万円/3万8,000〜5万6,000円
  • トイレ:3,900〜8,400円/1万6,000〜4万5,000円
  • 洗面所·脱衣所:9,900〜2万円/3万1,000〜4万4,000円
  • 廊下:5〜5万4,000円/6〜7万2,000円
  • 玄関:5〜5万4,000円/6〜7万2,000円

一軒家などの戸建てとマンション別の壁紙リフォーム費用相場

すべての部屋の壁、および天井の壁紙を張り替える場合、一軒家などの戸建てとマンションでは壁の総面積が異なるため、おのずと施工面積の目安も異なります。戸建ての施工面積目安は450〜600平米、マンションは250〜350平米が目安です。したがって戸建ての方がマンションよりも、リフォーム相場が高くなりがちです。

マンションの場合は、規約によって施工範囲が限定されることがあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

(建物の種類:スタンダードクロス/ハイグレードクロス)

  • 戸建て:45〜60万円/67万5,000〜90万円
  • マンション:25〜35万円/37万5,000〜52万5,000円

壁紙のリフォームを安く抑えるポイント

壁紙の張り替えリフォーム費用を、少しでも安く抑えるポイントをご紹介します。

事前準備をしておく

リフォーム業者に依頼をする前に自分で事前準備を行うと、費用が抑えられることがあります。

例えば、張り替え予定の古い壁紙をあらかじめ剥がして処分しておくと、業者による処分費用を浮かせることができます。この場合、剥がした古い壁紙の処分方法を確認するのも大切です。

粗大ごみか可燃ごみかなど、該当する処分方法はお住まいの自治体の規則を確認しましょう。また、床や家具などの保護するための養生を簡単に行っておくと、業者による施工費用の削減につながります。

安い素材の壁紙クロスを選ぶ

先に述べたように、壁紙には種類があります。少しでも張り替えの費用を抑えたい場合には、ハイグレードクロスよりもリーズナブルなスタンダードクロスを選ぶのがおすすめです。

大きな柄が描かれたクロスは、柄のつなぎ目を合わせるための余剰部分が必要になる場合があるため、節約が目的であれば避けた方がいいかもしれません。ただし、キッチンやトイレなど、部屋によっては多少高価でも機能性の高い壁紙クロスを選んだ方が利便性に富む場合もありますので、ニーズに合わせて検討しましょう。

大型家具を自分で移動させる

業者によっては、大型家具や大型家電の移動に費用がかかることがあります。可能であれば壁紙の張り替え日より前に、移動させておくと施工費用を軽減できます。

その場合、あらかじめ業者に家具や家電を移動する場所を確認するようにしましょう。なお、エアコンの取り外しに関しては難易度が高いため、専門業者に依頼するのがおすすめです。

複数の業者に見積もりを依頼する

複数の業者に見積もりを依頼して、料金や工事の内容を比較してみるのもおすすめです。大手のリフォーム業者や地方工務店を含めた3〜5社で相見積もりをすることで、地域の相場や自分の依頼内容に対する相場、詳しい作業工程などが把握できます。

また、相見積もりをすることで各業者の実績や担当者の対応、提示された見積書の内容を比較できるため、自分に合う業者を探せるというメリットもあります。

DIYで壁紙を張り替える

壁紙の張り替え費用を抑えるにはリフォーム業者に依頼せず、DIYで行う方法もあります。壁紙や張り替えに必要な道具の購入費で済むため、施工の費用はかかりません。

リフォーム業者に依頼した場合と比較すると仕上がりに差が出る可能性もありますが、費用は大きく抑えられます。DIY用の壁紙は通販サイトでも安く販売されているため、チェックしてみるのもおすすめです。

初めてDIYで壁紙の張り替えをする場合には、壁の凹凸がない箇所や張り替え面積が小さい箇所などから挑戦してみましょう。接着剤付きの壁紙や道具付きの壁紙を利用すると便利です。

DIYで壁紙をリフォームする方法

DIYで壁紙のリフォームをする方法について、必要な道具や手順、失敗しないためのポイントを交えて解説します。

壁紙の張り替えDIYで用意する道具

DIYで壁紙の張り替えを行うにはまず、道具を揃える必要があります。主な道具を目的ごとにまとめました。

養生用の道具

  • 養生テープ
  • ブルーシート·ビニール

古い壁紙を剥がして壁面の下地処理をする道具

  • 霧吹き
  • カッター(張り替えにも使用)
  • パテ·パテベラ
  • 紙やすり

新しい壁紙に張り替える時に使う道具(糊づけしない場合は糊〜スポンジは不要)

  • メジャー
  • はさみ
  • 地ベラ
  • なで刷毛
  • 竹ベラ
  • ローラー·ローラーバケット
  • 刷毛
  • スポンジ

壁紙の張り替えDIYの手順

DIYで壁紙の張り替えを行う手順を簡単に説明します。

  1. 養生をする

壁紙の張り替え作業中に出る糊や粉などが家具や床につかないよう、作業前に養生テープやブルーシートなどで保護しておきます。エアコンはビニールで保護し、精密機械は作業する部屋以外の場所に移動しましょう。

  1. 古い壁紙を剥がす

古い壁紙の角や継ぎ目に対してカッターを寝かせながら差し込むように入れ、壁紙の下にある裏紙を残すようにしながら、指で慎重に剥がしていきます。霧吹きで壁紙を湿らせると剥がしやすくなります。

なお、古い壁紙の上から新しい壁紙を張る方法もあります。古い壁紙に凹凸がある場合や防汚コーティングがされている場合には、粘着性の観点から古い壁紙を剥がして張るのがおすすめです。

  1. 壁面の下地処理をする

壁面の凹凸部分にパテを塗り、パテベラで表面がなめらかになるように整えていきます。パテが乾いたら表面が平らになるまで紙やすりで磨きます。壁面の下地処理は張り替え後の仕上がりに差が出るので、丁寧に行いましょう。

  1. 壁紙を張り替える

メジャーで測った壁の寸法を参考に、カッターやはさみで新しい壁紙を適切なサイズに切ります。壁の寸法よりも上下5センチメートルほどの余白を残して切るのがポイントです。

次は、いよいよ新しい壁紙の貼り付けです。糊づけを行う壁紙の場合、ローラーバケットに糊を用意します。紙素材の壁紙には壁紙の裏側に、不織布素材の壁紙には壁面に、ローラーや刷毛を使って糊を塗りましょう。

糊を塗り終わったら壁に壁紙を張り付けて、中心から外に向かってなで刷毛で空気を取り除きます。糊つきの壁紙やシール式の壁紙の場合は、適切なサイズにカットした後、裏面のフィルムを剥がして壁に張り付け、なで刷毛で空気を取り除きます。

仕上げとして壁紙を竹ベラでしっかりと角に入れ込み、張り終わった後に余っている箇所があれば定規やカッターを使ってカットしましょう。壁紙からはみ出ている糊があれば、スポンジに水を含ませて拭き取って完成です。

壁紙の張り替えDIYで失敗しないためのポイント

DIYで壁紙の張り替えをするにあたって、失敗を防ぐポイントを紹介します。

  • 一部分からチャレンジする

壁紙の張り替えは難易度が高い作業も含まれるため、初めは部分的に行うのがおすすめです。

  • 時間に余裕を持って複数人で作業する

DIYによる壁紙の張り替えは、労力や時間がかかります。綺麗な仕上がりをめざすためにも、半日以上を目安にするなど、時間に余裕を持って取り掛かりましょう。さらには危険を伴う場合もありますので、複数人で作業を行うようにしましょう。

  • シワのない仕上がりには湿度が大切

失敗として多いのが、壁紙にシワができてしまうことです。壁紙の特性上、湿度が高いと伸びてシワができにくくなります。そのため、湿度の高い雨の日の施工がおすすめです。湿度の低い日に行う場合は、加湿器の利用などを検討しましょう。また糊づけをした場合には、完全に乾くまで触らないようにするのもポイントです。

  • コンセント周りにはカッターや竹ベラ、地ベラを使う

コンセントプレートは、新しい壁紙を張る前に外しておきます。壁紙を張りながらコンセント位置にカッターで切り込みを入れ、竹ベラで折り目をつけ、地ベラでカットしていきます。

まとめ

壁紙の張り替えリフォームを業者に依頼した場合の、費用相場について解説しました。

壁紙のリフォーム費用は、部屋の広さや壁紙の種類によって大きく異なります。費用を大きく抑えたいのであれば、DIYがおすすめです。業者に依頼する場合は、複数の業者で見積もりを取り、希望する施工内容の費用などを比較検討しましょう。

執筆年月日:2024年9月

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