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フローリングの掃除方法|道具・洗剤や頻度について解説

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フローリングの掃除方法|道具・洗剤や頻度について解説

フローリングは汚れが目立ちにくい反面、隅にホコリが溜まったり、溝が黒ずんだりすることがあります。適切な掃除方法を知り、定期的にケアすることで、美しく清潔なフローリングを保つことが可能です。

本記事では、フローリング掃除の頻度や使用する道具・洗剤、汚れ別の対処法など、知っておくと役立つポイントを詳しく解説します。

目次
  1. フローリングの2つの種類とお手入れの道具・洗剤
    1. オイル塗装
    2. ウレタン塗装
  2. フローリング掃除の頻度
  3. フローリングの掃除で使用するおすすめの掃除道具
    1. フローリングワイパー
    2. 床用クリーナー
    3. マイクロファイバークロス
  4. 【汚れ別】フローリングの掃除方法
    1. 油汚れ・食べこぼし
    2. 水垢
    3. 皮脂汚れ
    4. ペットの糞・尿
    5. カビ
  5. フローリングを掃除するときの注意点
    1. アルカリ性の洗剤に注意
    2. スチームクリーナーの使用可否に注意
    3. 無垢フローリングは水拭きNG
  6. フローリングのワックス掛けの方法
  7. まとめ

フローリングの2つの種類とお手入れの道具・洗剤

フローリングのお手入れには、その種類に応じた適切な道具や洗剤の選択が欠かせません。特に重要なのは、フローリングの最上層の塗装の種類です。この層は、掃除の際に使用する道具や洗剤の影響を直接受けるため、十分な注意が必要です。

お手入れ方法

オイル塗装の無垢フローリング

ウレタン塗装の複合フローリング

掃除機

乾いたモップ

水拭き

不可

化学モップ

不可

要注意

洗剤

不可

要注意

スチームクリーナー

不可

不可

ワックス

不要

塗装の種類は、主に「オイル塗装」と「ウレタン塗装」の2種類に分類されます。以下で詳しく見ていきましょう。

オイル塗装

オイル塗装は、木材の表面に植物由来のオイルやワックスを浸透させる手法で、主に無垢フローリングに用いられます。自然塗料とも呼ばれるこの方法は、木本来の質感を活かした仕上がりが特徴的です。

オイル塗装は、表面に塗膜がないため、水分や洗剤成分が木材に染み込みやすくなります。そのため、水を使用したお手入れには適していません。メンテナンスには特別な配慮が必要で、日常のお手入れ方法に制限があることを理解しておきましょう。

ウレタン塗装

ウレタン塗装は、主に複合フローリングに用いられる表面処理方法の1つです。この技術では、木材の表面にUV塗料や樹脂を用いて塗膜を形成します。

ウレタン塗装は、お手入れのしやすさが特徴です。表面に形成された樹脂の膜によって、水分や洗剤成分がほとんど染み込まず、表面が保護されます。このため、水拭きや洗剤を使用したお手入れが可能となります。多くの場合、定期的なワックスがけも不要です。

ただし、メーカーごとに製品の種類や塗装性能が異なるため、自宅のフローリングがどのタイプに該当するのかをしっかりと確認することが重要です。

フローリング掃除の頻度

次に、フローリング掃除の頻度について確認しましょう。

掃除の頻度

オイル塗装の無垢フローリング

ウレタン塗装の複合フローリング

毎日

掃除機・乾拭き

掃除機・乾拭き

週1回

-

水拭き

月1回

-

クリーナーでの掃除

年1回

再塗装

-

毎日の掃除では、掃除機や乾いたモップなどで、ホコリを除去します。ただし、硬いものが床にあると傷の原因になるため、事前に手で拾い上げておくことが大切です。掃除前に床を確認し、目立つゴミは取り除いてから掃除を始めましょう。

ウレタン塗装の複合フローリングでは、毎週1回、水拭き掃除を行いましょう。なお、木材は水に弱いため、かたく絞った雑巾を使用し、作業後は乾拭きなどで水分を取り除くことが重要です。

月1回、水拭きで落とせない油汚れには、床用クリーナーが効果的です。ただし、オイル塗装の無垢フローリングには、使用を避けてください。また、使用後は、クリーナーの成分が残らないよう、水拭きと乾拭きを行いましょう。

オイル塗装の無垢フローリングは、使用するうちに表面が摩耗するため、年1回、メーカー推奨の塗料で再塗装するのがおすすめです。一方、ウレタン塗装の複合フローリングは耐久性が高く、通常、再塗装は必要ありません。

フローリングの掃除で使用するおすすめの掃除道具

フローリングの掃除で使用するおすすめの掃除道具を3つご紹介します。

フローリングワイパー

フローリングの日常的なお手入れには、ワイパーが便利です。ワイパーは、オイル塗装とウレタン塗装、どちらにも使えます。溝の奥までしっかり掃除したい場合は、毛足の長いものがおすすめです。

床用クリーナー

より念入りな掃除には、床用クリーナーが適しています。ただし、オイル塗装の無垢フローリングには使用できないため、注意してください。

床用クリーナーは、弱アルカリ性または中性のものを選びましょう。広い面積の掃除には、腰などへの負担が少ないシートタイプも便利です。

マイクロファイバークロス

マイクロファイバークロスは、極細の合成繊維で作られたクロスです。柔らかく、床を傷つけにくい特徴があり、汚れを効果的に落とせます。また、乾きが早いことから扱いやすく、便利なアイテムです。

【汚れ別】フローリングの掃除方法

フローリングが汚れる原因は多岐にわたります。ここでは、汚れ別のフローリングの掃除方法を詳しく見ていきましょう。

油汚れ・食べこぼし

油汚れ・食べこぼしは、放置すると不快なベタつきや黒ずみを引き起こします。ウレタン塗装の効果的な掃除には、以下の洗剤がおすすめです。

  • 弱アルカリ性または中性のクリーナー

油汚れを分解し、しっかりと落とします。

  • アルコール

軽い油汚れや食べこぼしに対しても効果的で、素早く乾燥します。

掃除の際は、クリーナーの使用方法をよく確認し、使用後は必ず水拭きして洗剤成分を取り除きましょう。ただし、オイル塗装には洗剤が使用できないため、注意が必要です。

予防策として、特に油が飛びやすいキッチン周辺には、あらかじめマットを敷いておくことをおすすめします。

水垢

水垢は、長時間放置すると頑固な汚れになりがちです。ウレタン塗装の水垢を取り除くには、クエン酸系のクリーナーが効果的です。クエン酸系のクリーナーは、水垢に特に優れた効果を発揮し、きれいな仕上がりにします。

こちらも、使用方法をしっかりと確認の上、使用後には水拭きで洗剤成分を完全に取り除くことが重要です。アルカリ性の水垢には、酸性の洗剤が効果的であるということを覚えておきましょう。

皮脂汚れ

皮脂汚れは、放置すると黒ずみの原因となり、除去が困難になります。そのため、定期的なメンテナンスが重要です。効果的な掃除には、重曹やセスキ炭酸ソーダといった弱アルカリ性洗剤または中性洗剤が適しています。

まず、洗剤を含ませたタオルや雑巾で、対象箇所を丁寧に拭き取ります。その後、水で湿らせたタオルで洗剤を除去し、最後に乾いたタオルで水分を拭き取りましょう。

頑固な汚れの場合は、専用のクリーナーを使用し、30分ほど浸透させてから同様の手順で拭き取ることで、より効果的に除去できます。

ペットの糞・尿

ペットの糞・尿は、放置するとシミや悪臭の原因となるため、できるだけ早く処理しましょう。

まず、ペットシーツや吸水性の高いタオルを使って、糞・尿をできる限り吸い取ります。次に、床用クリーナーやクエン酸スプレーなどを、汚れた箇所に噴霧します。最後に、水で湿らせた布で丁寧に拭き取り、その後乾いた布で水分を取り除きましょう。

カビ

フローリングに発生するカビは、湿気と汚れが原因です。床面に水分が留まり、そこにホコリなどが蓄積すると、カビの温床となってしまいます。

カビの見た目はさまざまで、小さな斑点状のものから、にじむように広がった黒ずみまで、形状は一定ではありません。そのため、カビだと思われる箇所があれば、すぐに対処することが大切です。カビ掃除には、一般的な住居用洗剤スプレーや消毒用アルコールを活用しましょう。

フローリングを掃除するときの注意点

フローリングを長持ちさせるには、掃除方法に気をつける必要があります。床を傷つけずきれいに保つため、事前に注意点を押さえておきましょう。

アルカリ性の洗剤に注意

アルカリ性の洗剤は、皮脂や酸性の汚れを効果的に除去し、消臭や除菌にも役立ちます。しかしながら、床面のコーティングを損傷する可能性があるため、注意が必要です。特に、ワックス加工されたフローリングには適していません。

アルカリ性の洗剤を使用する際は、製品の説明書をよく読むことが大切です。適切な希釈率や、使用可能なフローリングの種類をしっかりと確認しましょう。

スチームクリーナーの使用可否に注意

高温の蒸気を利用して掃除を行うスチームクリーナーは、効果的な掃除道具として知られています。しかしながら、フローリングに対しては、熱と湿気によるダメージを与えるリスクがあるため、使用には注意が必要です。

スチームクリーナーを使用する前に、対象となる表面や材質との相性を確認しましょう。また、製造元が推奨する適切な使用方法を守ることで、フローリングへの悪影響を抑えることができます。このように、スチームクリーナーの利点を活かしつつ、適切な使用法を心がけることが大切です。

無垢フローリングは水拭きNG

オイル塗装の無垢フローリングは、天然の木でできており、木材特有の性質をもっています。木材には、空気中の水分を吸収したり放出したりする特性があるため、周囲の湿度に敏感に反応します。この特性により、適切な環境が保たれないと、フローリングの隙間や反りが生じる可能性があるのです。

特に、湿気が多すぎたり、逆に乾燥しすぎたりすると、木材はその影響を受けやすくなります。そのため、無垢フローリングを掃除する際には、水拭きは避けてください。水拭きをすると、フローリングが過度に湿気を吸収し、温度や湿度の影響をより受けやすくなります。その結果、木材の膨張や収縮が起こり、傷みが進むことがあります。

フローリングのワックス掛けの方法

フローリングのワックス掛けは、半年に1回程度行うと、表面の保護やツヤ出しに効果的です。ただし、ワックス不要なフローリングもあるため、まずは素材を確認してください。

ワックス掛けには、樹脂ワックス、専用モップ、掃除機、雑巾を用意し、次の手順で行いましょう。

  1. 掃除機やフローリングワイパーで、表面のゴミを除去する
  2. 湿った雑巾で、汚れを拭き取る
  3. フローリングを完全に乾かした後、専用モップにワックスを含ませ、木目に沿って薄く均一に塗る
  4. 自然乾燥させる

ワックス掛けは、晴れた日に行うのがおすすめです。気温やワックスの温度が5°C以下の場合や、床面が直射日光で高温になる時は、ワックスにムラが出やすくなるため、避けるようにしましょう。また、作業中は目地にワックスが溜まらないよう、注意が必要です。

まとめ

フローリングの適切なお手入れは、その種類によって大きく異なります。フローリングの特性を理解し、汚れに応じた掃除方法を選ぶことで、効果的な掃除が可能になります。適切なケアで、美しく清潔なフローリングを長く保てるようにしましょう。

執筆年月日:2024年9月

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