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隙間ができた網戸の調整方法|原因や必要な道具も紹介

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隙間ができた網戸の調整方法|原因や必要な道具も紹介

外気を入れるために窓を開けた際に、「網戸をしているのに虫が入ってきた」とお悩みの方はいらっしゃいませんか。
もしかしたら網戸が締まりきらず、隙間ができているかもしれません。
網戸はさまざまな要因で隙間ができてしまいます。
この記事では、網戸に隙間ができる原因や網戸の調整方法、網戸の交換方法や業者に依頼する場合の費用相場についてご紹介いたします。

目次
  1. 網戸の調整を検討するタイミング
    1. 網戸の動きが悪い
    2. 網戸の建てつけが悪い
  2. 網戸に隙間ができる4つの原因
    1. 戸車の劣化・高さズレ
    2. モヘアの経年劣化
    3. 網戸のゆがみ
    4. 建物の傾き
  3. 網戸の調整に必要な道具
  4. 網戸の調整方法
    1. 網戸の動きが悪い場合の調整方法
    2. 網戸の建てつけが悪い場合の調整方法
  5. 網戸を交換する方法
    1. 自分で交換する
    2. 業者に頼んで交換する
  6. まとめ

網戸の調整を検討するタイミング

もし網戸をしているのに虫が入ってきた場合は、網戸の調整が必要かもしれません。また、網戸の動きが悪い場合や網戸の建てつけが悪い場合にも、網戸を調整することで解決できる可能性があります。不調を感じた際は網戸の調整を検討してみてください。

網戸の動きが悪い

網戸は正常な状態であればスムーズに開け閉めすることができます。

しかし、網戸のレールに汚れがあったり、外れ止めがずれていたりすると、網戸はスムーズに開け閉めできなくなります。

また、レールと戸車の高さや左右の戸車の高さが合っていない場合にも、網戸が開け閉めしにくくなります。

力を入れないと網戸を開閉できなくなった場合や引っかかりがある場合など、網戸の動きが悪いと感じたときは網戸の調整を検討してみましょう。

網戸の建てつけが悪い

網戸の建てつけが悪い場合にも網戸の調整が必要になります。網戸の左右の高さが合っていなかったり、網戸とサッシの縦枠に隙間があったりする場合にも、網戸はスムーズに動かなくなってしまいます。

網戸の建てつけが悪い状態のまま放置しておくと、網戸が脱落してしまう可能性も考えられます。

網戸の不調を感じたら傾き具合をチェックし、網戸の建てつけが悪いと感じた場合は、早めに調整するようにしましょう。

網戸に隙間ができる4つの原因

網戸を使い続けていると、見た目はきれいな状態でも隙間ができてしまうことがあります。なぜ網戸に隙間ができてしまうのでしょうか。

ここからは、網戸に隙間ができる主な原因を4つご紹介します。

戸車の劣化・高さズレ

一般に網戸の耐用年数は約5〜10年とされています。

網戸は長期間使用し続けると戸車が劣化し、バランスが悪くなることで高さがずれて隙間ができてしまいます。

戸車が劣化した状態で使用し続けると、隙間が開いて開閉しづらくなるばかりか、戸車が破損する恐れもあります。

いつの間にか網戸に隙間ができている場合は、戸車が劣化していないか確認してみましょう。

モヘアの経年劣化

モヘアとは網戸と窓の隙間をふさぐ毛の部分のことを指し、これにより虫の侵入を防ぐことができます。

モヘアが開閉による摩耗で擦り切れたり紫外線の影響で劣化したりすると、網戸に隙間ができてしまい、虫の侵入を防げなくなってしまいます。

モヘアは消耗品のため、毛が抜けたり網戸と窓の間に隙間が空いたりする場合は交換するようにしましょう。

網戸のゆがみ

網戸にゆがみがある場合も網戸の調整が必要です。特に木造住宅の場合は、木材が呼吸を繰り返すことで、縮みや網戸のゆがみにつながってしまう恐れがあります。

また、網戸の網は負荷に弱く、開閉の際の圧力が伝わりやすいため、網戸自体がゆがんでしまう場合もあります。

地震などの衝撃や子どもやペットがぶつかることで網戸がゆがむこともあります。

建物の傾き

築年数の経過などにより建物自体が歪んでしまっている場合にも、網戸の枠がゆがんで隙間ができてしまいます。大きな地震や地盤の弱さが原因で、建物が傾いてしまうこともあります。

網戸を何度調整しても隙間ができてしまう場合は、建物自体に原因があるかもしれないため、一度業者に相談してみると良いでしょう。

網戸の調整に必要な道具

ここからは、自分で網戸を調整する際に必要な道具をご紹介します。

網戸とサッシの縦枠に隙間がある場合は、戸車を調整したり網戸の高さを合わせたりする必要があるため、下記の道具を用意しましょう。

  • ドライバー
  • ブラシ
  • 軍手
  • 脚立

網戸には強風などで網戸が脱落しないよう、上部に「外れ止め」がついています。網戸を調整する際、この外れ止めを解除するためにドライバーが必要になります。

網戸の調整は高所での作業になるため、不慮の事故を防ぐために軍手や脚立もあると安心です。

また、ホームセンターなどで購入できる道具で隙間を埋められるケースもあります。

  • 隙間テープ
  • モヘア
  • ゴム

これらを取り付けても虫が侵入する場合は、隙間を完全に埋められていない可能性があります。

それぞれ幅や毛の長さなど種類が豊富なため、自宅の網戸に合った道具を選びましょう。

どれも消耗品ですので、隙間が空くようになったら定期的に新しいものと交換するようにしましょう。

網戸の調整方法

網戸に隙間ができてしまい、自分で調整する場合はどのように調整すれば良いのでしょうか。

ここからは、網戸の動きが悪い場合の調整方法と網戸の建てつけが悪い場合の調整方法について詳しく解説いたします。

網戸の動きが悪い場合の調整方法

網戸の動きが悪い場合は、単に戸車に汚れや埃が溜まって動きが悪くなっている可能性があります。

一度網戸を外して掃除し、シリコンスプレーをかければスムーズに動くようになるかもしれません。

シリコンスプレーは網戸のレール部分やサッシに吹きかけることで動きをスムーズにしてくれます。ホームセンターで販売しており、食器棚や机などの引き出し、カーテンレールにも使用できるので購入しておくと良いでしょう。

また、戸車が破損している場合にも動きが悪くなることがあります。戸車が破損している場合は網戸の交換も検討しましょう。

網戸の動きが悪い場合は、以下の手順で調整を行います。

  1. プラスドライバーを使用して網戸上部の両側にある外れ止めのネジをゆるめ、外れ止めを下げる。
  2. 網戸を外し、ブラシなどで戸車の埃やゴミを取り除き、濡らした雑巾で汚れを拭き取ったあとに乾拭きをする。
  3. シリコンスプレーを上下の戸車に吹きかけ、網戸を数回開閉してスプレーをなじませる。
  4. 外れ止めのネジを締めたら完了です。

網戸の建てつけが悪い場合の調整方法

網戸の建てつけが悪い場合は、網戸が全体的に傾いているか、左右の戸車の高さが合っていない可能性があります。その場合は網戸が下がっているほうの戸車を上下させて調整し、左右の戸車の高さを揃えるように調整しましょう。

網戸の建てつけが悪い場合は、以下の手順で調整を行います。

  1. プラスドライバーを使用して網戸上部の両側にある外れ止めのネジをゆるめ、外れ止めを下げる。
  2. ネジは上下に2本ついており、傾いている方の網戸の下の戸車のネジを回して網戸を調整する。ネジを右(時計回り)に回すと網戸が上がり、左(反時計回り)に回すと網戸が下がるため、ネジを何度か開け閉めして左右の戸車の高さが合うまで調整を行う。
  3. 外れ止めのネジを締めたら完了です。

戸車のネジを調整する際は、戸車を上げるほうを先に調整するのがポイントです。先に戸車を下げるとネジが効かなくなってしまうため注意しましょう。

戸車の調整や掃除のために外れ止めを外すと、網戸が枠から外れて落下し、ケガをしてしまう恐れがあります。

作業時は網戸を押したり網戸に体重をかけたりしないように十分に注意しましょう。

網戸を交換する方法

網戸のネットが破れてしまったときや、網戸の枠がゆがんでいて調整しても動きが悪いときは、新しい網戸に交換する必要があるかもしれません。

自分で網戸を交換するか、業者に依頼して交換してもらいましょう。

自分で交換する

DIYに慣れている方であれば、道具さえあれば網戸の交換を簡単に行うことができます。網戸の交換方法には、網だけ張り替える方法と枠ごと交換する方法があります。

網戸が古くなっている場合やネットが破れてしまった場合は、以下の手順で張り替えが可能です。

  1. 窓枠の押さえゴムとネットを外し、溝の埃を掃除する。
  2. 新品のネットを枠の上に置き、5〜10cm余白を取ってハサミでカットする。窓枠とネットをクリップで挟んで固定するとずれにくくなります。
  3. 押さえゴムを枠の角、短い辺の順に時計回りに押し込み、ネットを固定する。
  4. ネットがたるんでいる場合はその部分のゴムを一旦外し、ネットを外側に引っ張ってたるみを逃がしてからゴムを戻す。
  5. 余分なネットをカットする。

業者に頼んで交換する

網戸を枠ごと交換する場合は、自分で行うことも可能ですが、網戸を壊してしまったりケガをしてしまったりする可能性があります。

また、DIYに慣れていない方は道具を揃えるところから始める必要があるため、意外とコストがかかってしまうものです。

そのため、網戸を枠ごと交換する場合は業者に任せるのが安心です。

業者によっては網戸1枚から交換を依頼でき、失敗の心配もなく、短時間で確実に新しい網戸に交換できます。

自分で作業するのは不安という方や、道具を用意する時間がないという方は、業者に依頼して新しい網戸に交換してもらいましょう。

もちろん網の交換や隙間テープやモヘアでの調整など、部分的な修理をお願いすることも可能です。業者に相談し、ベストな方法を選択しましょう。

網戸の隙間対策を業者に依頼したときの費用相場

網戸の隙間対策を業者に依頼したときの費用は、業者によっても選ぶ網戸の材質などによっても異なります。

例えば網を交換する場合は、網目の細かさや材質、色などさまざまなグレードや種類があり、選ぶ網によって費用は大きく変わります。

また、網戸を交換する場合も腰窓サイズなのか一面の窓なのか、サイズによって費用が変動します。

以下が、網戸の隙間対策を業者に依頼したときの費用相場です。

費用相場

網戸の交換

5,000〜30,000円/枚

網の張り替え

1,000〜5,000円/枚

戸車の交換

500〜5,000円

モヘア交換

150〜200円/1m

業者によっては上記に加えて出張費や作業時間帯による追加料金などが発生する場合もあります。

具体的な費用については業者に見積もりを依頼しましょう。

まとめ

網戸は経年劣化や建物の傾きなどの理由で隙間ができてしまうことがあります。網戸の隙間は自分でも修理が可能ですが、高所での作業になるため網戸を壊してしまったりケガをしてしまったり、危険を伴うこともあります。

自身での調整が難しいと判断した場合は、無理をせず業者に相談すると良いでしょう。

執筆年月日:2024年9月

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