2004.- fangle 設立
日本、諸外国の古道具やデットストック・シューズを輸入、卸売業を始める。 - 2005.
- オリジナルの鉄家具・雑貨の製造をインドにて開始。
- 2011.
- 活動・営業拠点を鎌倉市から奈良市に移す。
- 2014.
- 奈良市に実店舗、小売店「fangle」を構え現在に至る。
fangleは、藤島智宏と藤島多恵の2人で営んでいます。
20代前半にアフリカやアジアを旅し、彼方此方の様々なものを見ていた私たちは
その後、アジア・アフリカのプリミティブ・アートやハンディクラフトを扱う東京の会社で働きます。
ここで輸入の事を初め、多くの事を学び、たくさんのものを扱う機会に恵まれました。
その中で次第に、既に存在する枠からものを見るのではなく、
自分たちが好きなもの、自分たちを魅了するものだけに囲まれていたい、という思いが強くなります。
会社を辞め、まず最初に扱い始めたのはデットストックのスニーカー。
藤島智宏がアフリカを巡って集めた大量のスニーカーは、 会社勤務の頃から表参道や裏原宿の路上で販売、
その延長で スニーカーを輸入して古着屋や洋服店に卸すという事を始めました。
そして、 取り扱いがスニーカーの他に鬼集していたアジア・アフリカ、日本のものへと移行していきます。
海外で仕入れをしては、
ギャラリーやアンティーク、インテリアショップに行商して卸す。
各店のオーナーの好みや要望に合わせた仕入れをしたり、 あるいは自分たち独断と偏見で仕入れたものに価値を見出してもらう。
卸売りという形態の中、 個性的で目の肥えたオーナーたちの反応は、
私たちの視野を拡げ、眼を育み、 一方でブレずに自分の枠、軸を確立していくことができました。
同時に、初期から古物だけではなく
現行でつくっている鉄のイスや棚、雑貨、布(カディ)も扱っています。
これらを扱うに至るまでの事、それぞれの物にはストーリーがありますが、ここでは割愛します。
作家でもアーティストでもない、
職人という作り手、 あるいは、どこかの村のおじいちゃん・おばあちゃん、おとうさん・おかあさんが作ったもの。
人から人へ受け継がれ、私たちの元にやってきたこれらのものたちは 色々な物語を携えた風貌をしています。
fangle の元に集まったそんなものたち、 手にした人が、その後の物語を更に紡いでくれたら、と思っています。
さらに店では、
私たちが心揺さぶられる作品の展示会やライブも随時催しています。
物事を通じて、
私たちの「良い」「大事にしたい」を人と共有する場、
あるいは新しい感覚を得る、深める場として、 店が今後も在り続けられたら、
というのが私たち fangle の思いです。