DX推進に立ちはだかる壁の乗り越え方 一問一答(前編)

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平井陽一朗(BCGデジタルベンチャーズ マネージング・ディレクター&パートナー ジャパンヘッド)平井陽一朗(BCGデジタルベンチャーズ マネージング・ディレクター&パートナー ジャパンヘッド)

これまで、大企業の変革を阻む5つの要因や、それに対する4つの処方箋について述べてきた。今回は、読者やクライアントの皆さんよりいただいたご質問にお答えしたい。

当連載も第9回を迎え、ありがたいことに読者やクライアントから質問をいただく機会が増えた。どの質問からも、デジタルトランスフォーメーション(DX)をやり切ることの難しさや、新規事業を生み出す苦悩がひしひしと伝わってくる。いただいた質問のいくつかを取り上げ、2回にわたりお答えしたい。

【質問一覧】
しかくDXや新規事業をとりまく環境変化
Q1. 新型コロナ感染症が拡大するなか、いま新規事業にどのようなトレンドを感じているか
Q2. DXはバズワードに過ぎないのか
しかく戦う土俵の見極め
Q3. 新規事業が成功しやすい領域はどこか。飛び地だと強みが生きにくい一方で、既存領域だとしがらみを超えられない
しかく上層部の説得
Q4. 新規事業の実務担当者として、役員層を説得し、予算を確保するコツは
Q5. 自分自身では良い事業アイデアだと思うのだが、周囲から「斬新すぎる」と言われる。定量的に価値を示したいのだが

(後編:予定)
しかくサービス開発から上市へ
Q6. 大企業でアジャイルがうまく機能しない。解決策は
Q7. 内製すべきか、M&A等で外部から調達すべきか
Q8. 企画をカタチにする過程で、だんだん夢がなくなり、妥協してしまう
Q9. PoCに疲れてしまった
しかく組織・カルチャー
Q10. CDOの社内での力が弱く、改革が進まない
Q11. ベンチャーから大企業に転職したものの、組織づくりに苦戦中。成功事例は
Q12. 減点主義を脱し、イノベーティブなカルチャーを醸成するには

以下、順番に考えていこう。

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