地方電力が「三菱商事&NTT連合」誕生で顧客を奪われる恐怖のシナリオ
詳細はこちら
NTT(日本電信電話)グループと三菱商事がスマートシティー分野で協業することになった。スマートシティーの主なターゲットは地方都市だ。特集『電力大大大再編』(全7回)の#2では、地方電力会社が戦々恐々としている新たな巨大勢力の正体に迫る。(ダイヤモンド編集部 堀内 亮)
ゲームチェンジャーとして名乗りを上げた
NTTと三菱商事による新連合
脱炭素社会時代になると、エネルギーシステムの在り方は大転換する。これまでは石炭やLNG(液化天然ガス)などを燃料とする大規模な発電所で発電し、その電力を送電線で長距離送電してきた。新時代においては地球に優しいクリーンな電力を上手に活用するのが理想であり、従来のシステムではこれを実現できない。
これに代わるシステムは、太陽光や風力などの再生可能エネルギー発電施設を電力消費地の近くに設置し、ローカルな配電網で電力を地産地消するというもの。エネルギーの地産地消を可能にするのは、新たなテクノロジーだ。テクノロジーを持つ者によって、ゲームチェンジは起こる。
そのゲームチェンジャーとして名乗りを上げたのが、NTT(日本電信電話)グループと三菱商事という新たなる連合だ。
記事一覧
電力大大大再編!東電、関電...「大手10社体制」がついに終わる
2020年11月9日
#1東京電力が小売り事業で重大決断!巨大企業の解体が始まる【スクープ】
2020年11月9日
#2地方電力が「三菱商事&NTT連合」誕生で顧客を奪われる恐怖のシナリオ
2020年11月10日
#3「10電力体制はすでに崩壊」橘川武郎教授が描く3つの業界再編シナリオ
2020年11月11日
#4東電・中電連合に「あの地方電力」が飛び付いた理由、脱炭素方針が引き金
2020年11月12日
#5日立・三菱重工・東芝「原発3社」が脱炭素の追い風を喜べない内部事情
2020年11月13日
#6「電力業界を領空侵犯する?」NTTアノードエナジー社長に直撃!
2020年11月14日
#7電力業界「今昔物語」知られざる100年前の顧客争奪・戦国時代【キープレーヤー変遷表付】
2020年11月15日
あなたにおすすめ