「一流の人」と「年収500万の人」で読む本はこんなに違う
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一流の経営者、年収の高いビジネスパーソンには、おしなべて読書家が多い。彼らはビジネス書に限らず、さまざまなジャンルの本から吸収し、アウトプットに役立てている。人とは違う斬新な発想は、数多くの本を読むことから生まれると、経営コンサルタントの藤井孝一氏は断言する。氏の新著『読書は「アウトプット」が99%』からの一部抜粋で、一流の人が読書によっていかに発想力を鍛えているかについての論考をお届けする。
ファーストクラスの乗客は
みな読書家だという
雑誌「プレジデント」で、元国際線のCAの方の記事が掲載されていました。その記事によると、いつもファーストクラスに乗っている層の客は、みな読書家だといいます。10冊ぐらいの本を持ち込み、搭乗中はずっと本を読んでいる客もいたそうです。
それも、多くの人はビジネス書ではなく、歴史や文学、考え方のヒントとなるような本を主に読んでいたという話は、とても興味深い情報でした。仕事のヒントになる本に関しては、本に線を引いたり、折り目をつけたり、メモに書き込んだりしている人もいたそうです。その本をCAに渡して、「あなたたちにも役立つよ」とアドバイスする人もいたそうです。
一流の人はインプットだけではなく、アウトプットも日常的にしているのです。
さらに、意外にも将棋の本を愛読している人も多かったそうです。
考えてみれば、多くの経営者は将棋や囲碁を趣味としています。どちらも戦略を練って戦うゲームです。そのまま経営のヒントにもなるのでしょう。
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