「あおり運転」による大事故リスクを回避する5つの解決策

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「あおり運転」による大事故リスクを回避する5つの解決策社会問題化する「あおり運転」とは、どんな性質の問題なのか。5つの視点から、大事故リスクを回避するための解決策を探る(写真はイメージです) Photo:PIXTA

社会問題化する「あおり運転」とは
いったいどんな問題なのか

いろいろな場所で「あおり運転」を行い、その画像が拡散した末に暴行傷害で全国に指名手配された容疑者が逮捕されました。映像を見ると、高速道路でかなりのスピード差でブレーキをかけたり、最後は道路上で斜めに車を止めて後続車を停止させたりと、その危険な運転ぶりに世論が沸きました。

さて、今回はこの事件について経営コンサルタント的な視点で問題提起してみたいと思います。私たち経営コンサルタントは問題解決を主な仕事にしていますが、定義の仕方によって、問題の意味も解決策の考え方もまったく違うものになることがわかっています。「あおり運転問題」をテーマに、それを考えてみたいのです。

私たちは何かの問題解決を依頼されると、まず最初に「これはどのような問題なのか」について徹底的に議論をします。コンサルタントの知人とブレストして、「あおり運転問題」をいくつもの違った捉え方で整理してみました。それらをリストにすると、こうなります。

(1)今回の事件はどういう事件なのか。

(2)あおり運転から自分の身を守るためにはどうすればいいのか。

(3)なぜこのようなあおり運転が社会問題になってきたのか。

(4)あおり運転の厳罰化はなぜ進まないのか。

(5)どうすればこの問題はなくなるのか。

そして問題の捉え方によって、解決策は違うものになります。具体的にそれを体感してほしいと思います。

まず1番目のような捉え方をした場合、次に行う作業は、「これがどういう事件なのかを分析する」ことになります。一般的にこの作業は、主に警察がやることであり、同時並行でマスコミが行う作業になるわけです。

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