インドの新車販売が世界4位に浮上、ついに「眠れる需要」爆発か?
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初めて400万台を突破
16年は通貨混乱で新車販売に影響
インドの2017年の国別自動車販売台数は、初めてドイツを抜いて世界第4位に躍り出た。トップは中国で、断トツの2887万台、前年比3%増。2位は米国で1723万台、同2%減。3位は日本で523万台、同5%増。4位のインドは前年比10%と大きく伸びて401万台と、初めて400万台を突破した。ドイツは前年比3%増の385万台。
インド自動車工業会によると、17年の新車販売台数は6月が単月で前年同月比マイナスだった以外はすべての月でプラスになった。とくに7月以降の下半期は、10月以外が前年比2桁の増加を見せた、という。
インド政府は16年11月に高額紙幣の1000ルピー札と500ルピー札を廃止した。その際に、新紙幣の供給が遅滞したため同年11月と12月の新車販売に大きな影響が出た。その結果、17年11月は前年比20.1%増、12月は14.3%増と前の年の反動によるプラスがあり、この2ヵ月で約67万台の新車が売れた。通貨の混乱がなければ、16年のインド新車販売は確実に370万台を上回り、ドイツの371万台を抜いて世界第4位の座を獲得していただろう。
中国は17年、SUVの販売台数が900万台を突破したが、それ以外のカテゴリーは前年比マイナスで、市場全体の伸び率は3%強にとどまった。中国汽車工業協会は、18年の国内需要を前年比3.8%増の2998万台と見積もっている。
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