プレゼンで聴衆の集中力を妨げる「口ぐせ、手、声、表情」
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みなさんこんにちは、澤です。
過去3回にわたってお送りしてきた、ビジネスプレゼンテーションのトピックですが、今回お伝えするのはもっとも皆さんが興味をお持ちであろう「話術」です。
「プレゼンテーションは中身が大事」とこれまでずっと言ってきましたが、「話術」はレストランにおける「配膳」にあたります。スマートに話す姿は、やっぱりかっこいいですし、「ああなりたい」と思うのはごく自然なことです。ぜひ実現に向けて、今すぐ始められるコツを皆さんに公開したいと思います。
話術を磨く「4つの要素」
私が「話術」と呼んでいる中には、いくつかの要素が含まれています。
・発する言葉
・立ち居振る舞い
・声の出し方
・顔の表情
全てを詳細に語り始めたら、おそらく本が数冊書けてしまうボリュームになってしまうので、ここでは各項目で最もキモになりそうなものをピックアップしてお伝えしたいと思います。
「えー」「あのー」「要するに」...
こんな"口ぐせ"言っていませんか?
たいていの場合、プレゼンは言葉を発することで成立します(ごくたまに例外もあるかもしれませんが)。
では、みなさんどんな言葉を毎回発しているか、ご自身でお分かりですか?正確には、どんな「音」と言い換えてもよいかもしれません。ここで取り上げたいのは「フィラー」と「よく使う言い回し」の2つです。
「フィラー」というのは、言葉と言葉の隙間を埋める(=Fill)ために使う言葉、もしくは音です。
「えー」「あのー」「はいっ」「えーっと」このあたりでしょうか。みなさんも何かしら思い当たるものはありませんか?
フィラーがあまりに多いと、聴いている人の集中の妨げになります。以前、私がある勉強会に出たとき、登壇した人が5秒に一度「えー」という方でした。
最初は「よく『えー』っていう人だなぁ」と思う程度だったのですが、最後の方になると、「えー」しか耳に入ってこなくなりました。今となっては、何を話したのか、そもそも誰だったのかも思い出せません。「Mr.えー」として記憶されているだけです。これではプレゼンの意味はありませんね。
そして、「よく使う言い回し」で注意が必要なのは、主に下記のようなものです。
「要するに」
「基本的に」
「逆に」
「ちなみに」
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