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パネリストとしての機会を最大限活用するために
パネリストを務めるメリットは、聴衆から拍手喝采を浴びることだけではない。専門知識を披露し、プロフェッショナルなコミュニティとネットワークを構築し、業界の意見交換に貢献し、ソートリーダーとしての評判を高める機会にもなる。よいパフォーマンスをすれば、同業者からそのトピックに関する有力なリソースと見なされるようになるかもしれない。積極的に公の場に出ることで、潜在的なチームメートや、分野によってはクライアントやパートナーを得ることもできる。
では、この特別な機会を最大限に活用するにはどうすればよいのか。本稿では、準備を整え、最高のパフォーマンスを発揮するのに役立つ戦略を紹介する。
事前準備
パネルディスカッションに招待されたら、最初にすべきことは、それが自分の目標に合っているかどうかを確認することだ。こう自問するとよい。「自分はそのトピックに対して熱意があるか」「この機会に貴重な人脈を築けるか」「このパネルに参加することで、仕事上の知名度は上がるか」「ソートリーダーになる、強力なパーソナルブランドを構築するといった、仕事上の目標を実現させるものか」
参加することを決めたら、次に、イベントそのものだけでなく、事前の準備にもコミットできるかどうかを考える。事前準備の時間を確保できるなら、以下の戦略を使ってイベントに備えよう。
1. 参加者を把握する
主催者と目的を知る。パネルの目的はたいてい、特定のトピックについてさまざまな専門知識を持つ少人数のグループを招き、公に意見を述べ、提言してもらうことだ。トピックは、メンタルヘルスの啓発といった広いものから、一握りのハイテク企業における持続可能性の実践といった細かなものまである。一般的なトピックでは特に、議論がさまざまな方向に進む可能性があるため、主催者がパネリストにどの分野に焦点を当てたいかを伝えることはよくある。たとえば筆者が以前、医療業界においてAIが患者体験に与える影響についてのパネルを主催した時には、パネリストたちに事前に、患者に焦点を当て、運営や財務には踏み込まないよう求めた。
これらのことは、イベント当日よりもかなり前に理解しておくのが得策だ。パネルの目的、主催者が焦点を当てたい分野、そのトピックについての市場の考えを把握しておけば、一般的なことを話すのではなく、思慮深くインパクトのある回答を準備することができる。さらに、主催者が誰で、何を達成したいのかなど、パネルが開催される背景を理解すれば、あなたの貢献が適切なものであると確認できる。あなた自身の目標や価値観が主催者のものと相容れないことに気づいた場合は、出席を考え直すことも視野に入ってくるだろう。
以下は、パネルの主催者に尋ねると役に立つ質問だ。
・トピックは何か、なぜそれが選ばれたのか。
・どのような質問が想定され、なぜそれが選ばれたのか。
・このトピックについて避けるべき質問や分野はあるか。ある場合は、その理由は何か。
・このイベントは企業がスポンサーまたは主催をしているか。もしそうなら、どの企業か。
・スポンサーあるいは主催者は何を達成したいのか。
・このパネルは繰り返し開催されるものか。そうだとしたら、以前にパネルに参加したのは誰か。
・単独イベントか、それとも業界の大規模なカンファレンスの一部か。
ボヤージュ・コンサルティング・グループの創業者。過去にはチーフ・タレント・オフィサーも務め、企業文化を戦略的資産とすることを目指すリーダーの戦略的アドバイザーとして活動している。
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