もっと奈良を楽しむ
奈良と茶がゆの話
奈良の郷土料理のひとつに茶がゆがある。
作り方は至ってシンプルで、日本茶(主にほうじ茶)を炊き出し、茶袋を引き上げて米を入れる。粘りが出ないようにさらっと炊き上げるのがコツだ。西日本に広く伝わる家庭料理だが、奈良ではその歴史は特に古い。
聖武天皇の御代に遡る由来
茶がゆが奈良の人々に古くから親しまれてきたことを示す文献として百科全書の『古事類苑』「飲食部六」項に、「大和では農家にても一日に四五度の茶粥を食する。聖武天皇の御代、南都大仏御建立の時、民家各かゆを食し米を喰いのばして、御造営の御手伝をしたりしより、専らかゆを用いる(と言い伝わる)」との記述が見られる。
「民家各かゆを食し」とあるように、本来は家庭料理の茶がゆ。料理としての素朴さゆえに専門店をうたっているところは少ないが、県内のいくつかのお店では、それぞれに工夫をこらした茶がゆを召し上がっていただくことができる。店によって香りや味わいの特徴が異なり、付け合わせも千差万別だ。
体調を整えるとされる茶がゆ。ほかほか温かなメニューが恋しい今こそ、ぜひ一度、お試しあれ。
茶亭 ゆうすい
奈良の郷土料理「茶がゆ」「奈良茶めし」を、旬の奈良産野菜を使ったお総菜とお出しする「奈良の恵みごはん」を、是非お召し上がりください。
茶の里 映山紅
山添村の特産「大和茶」、地元野菜にこだわったお食事処
「茶がゆ」「茶そうめん」「茶まぶし」など山添村のご当地グルメを楽しめます。
冬期にはお茶の実の油を使った、あったか「チャちゃ茶鍋」が好評。 店内やオープンテラスからは、四季折々の素晴らしい眺めを見ることができ、
冬場には薪ストーブが店内を暖めています。
そうめん処・喫茶 いにしえ茶屋
季節の味をヘルシーでやさしい料理に
本場三輪そうめんを使い、夏は冷やしそうめん、冬はにゅうめん。
古代米(黒米)を使って黒米カレー、山辺セット(黒米おにぎり・ミニにゅうめん・一品・コーヒー)や大和の茶がゆなど大和桜井をご賞味くださいませ。
又、当店のオリジナル地酒「古代の道」も一緒にどうぞ。
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