2013年01月09日
自宅で焼く世界の焼き鳥
日本では、国が行っている「焼き鳥」の統計が二種類あることは、意外と知られていない。
焼き鳥屋で供される「焼き鳥」と、家庭に持ち帰って食する「焼き鳥」は、統計上別のものとして取り扱われているのだ。
日本の焼き鳥は、竹串を焼くことなく焼き鳥を仕上げるに、焼き鳥専用の焼き台を発明した。
それ無しで、自宅で簡単に調理できる料理ではないのである。焼き鳥は焼き鳥屋で食べるか、自宅で食べるか、その間を埋めるためには努力と工夫が必要なのだ。
しかし、焼き鳥好きな人のために、ちゃんと焼き鳥器が販売されていた。
今回は、それを使って、伝説のインド焼き鳥とアフリカの焼き鳥を家で試してみた。
タンドリーチキンはインド製スパイスにターメリックを足し、自家製ヨーグルトに混ぜた漬け汁に鶏の胸肉を漬けておく。
モザンビーク焼き鳥はニンニクとレモン汁と塩を合わせた漬け汁に鳥の胸肉を漬けておく。
大使館製のものには、ガーリックパウダーが使われていた。
火力は竹串の置き台の高さを変えて調整する。
ヨーグルトがたれるので台を高くした。火力が弱くなるためなかなか焼けない。
塩の焼き鳥と同じ要領で置き台を下げ、火力を強めに焼く。
ただ焼き上がりが早くなった感じはなかった。
オーブン・タイプのタンドールと違って直火のグリルなので焦げ目が香ばしい。
焼く時間がかかるため少し堅めに仕上がった。味は好評であった。
モザンビーク焼き鳥は上品に仕上がっていたが、直火ならではの焦げ目が庶民的に感じる。
次は乾燥ニンニクで挑戦したい。
味は好評であった。
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| 焼き鳥 やってみた!
2013年01月07日
焼き鳥アバンティ
全ての道はローマに続くらしい。
福島焼き鳥党の心意気を継承した世界焼き鳥党は、とにかく焼き鳥が好きで、焼き鳥を食べては大いに語り合う人なら誰でも参加できることになっている。
最近それを知らない人からの問い合わせが多く、改めて「焼き鳥アバンティ」について語ることになった。
そもそも焼き鳥は、最近までB級グルメにも取り上げられなかった食べ物である。
江戸時代に、竹串を使って直接焼いて調理したものを箸を使わず、手で直接触れることなく食することができると言う今の形が完成されているが、串焼きこそ人類がプロメテウスより火を授かって調理した最初の形だったとも言われている。
そのためか、調理法が発展するにしたがって、串焼きは「原始的なもの」として「料理」から外されたようである。
中華料理でも、串焼きは周辺地域の蛮族の調理法として、レシピの中に入れるべき存在ではなかったらしい。食の文化も、シルクロードを通って東西が結ばれている。
イタリアのパスタは中国から伝わった。少なくとも影響があったことは認められている。
西洋料理は、今はフランス料理が有名だが、もとはと云えばフィレンツェのメジチ家の女性がフランスの宮廷に嫁いだ時に連れて行った料理人が伝えたものらしい。
さらに辿ればローマに通じると云うわけである。
世界の焼き鳥を集め「焼き鳥」のすばらしさを世界に発信しようと言う世界焼き鳥党の若い女性たちが「焼き鳥アバンティ」とイタリア語の入ったブログを立ち上げたのは、そんな背景があったとか、なかったとか。ラジオの影響だけではなかったようである。
世界焼き鳥党の定めた「焼き鳥」は、一応竹串を使うことになっている。
アジアとアフリカ以外の竹がとれない地域では、串焼きは金串を使ったバーベキューが主流になっているが、金串を竹串に代えれば、立派に「焼き鳥」として認定される。
焼き方に関しては、今のところ「直火」のグリルが基本であるが、タンドールのようなオーブンを使った串焼きを認めるか否かで世界焼き鳥党の中でも意見が分かれている。
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2011年03月18日
屋台や十八番
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