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ダム放流設備

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[画像:ダム放流設備]
ダム放流設備は、ダムの水を下流に流す設備であり、通常時、洪水時に対応できる能力を持った設備です。

通常時は、下流の河川へ水を補給することが目的のため、ダムの水位が低くても使用できる利水放流管放流ゲートを使用します。管理用発電設備が運用可能な場合は、管理用発電を行い、下流に水を補給します。

洪水時は、ダムに流れ込む水をため込むことで下流に流す水の量を調節し洪水被害を低減することが目的ため、通常時に加えて常用放流バルブを使用します。より多く水を流す必要がある場合オリフィスゲートの使用に切り替えます。ダムに流れ込む水の量が多く、ダムがあふれると予測される場合に、ダムの水位を維持するためクレストゲートを使用します。



[画像:ダム放流設備]

[画像:クレストゲート]
クレストゲート [画像:クレストゲート巻上機室]
クレストゲート開閉装置(ワイヤーロープウィンチ式)


オリフィス主ゲート [画像:油圧シリンダー]
オリフィスゲート開閉装置(油圧シリンダ式)

くろまる放流設備・利水放流設備
名 称 構造及び形状寸法 数 量 最大放流能力(注記)1 設備目的
クレストゲート ラジアルゲートR=10.5m、ワイヤーロープウインチ式
巾9.5m、高11.0m 3門 2130m3/s ダム計画規模以上の洪水時に使用
オリフィス 主ゲート ラジアルゲートR=7.0m、油圧シリンダ式
巾4.5m、高4.5m 2門 631m3/s 洪水時に使用(大容量)
オリフィス 副ゲート ローラゲート、ワイヤーロープウインチ式
巾4.5m、高7,587m 2門 − 主ゲート点検時に使用
常用放流バルブ

        (主)高圧スライドゲート、油圧シリンダ式
巾1.7m、高2.2m
(副)高圧スライドゲート、油圧シリンダ式
巾1.7m、高2.2m 1門 84m3/s 洪水時に使用(小容量)
緊急的にダムの水位を下げる必要があるときに使用
利水制水バルブ 高圧スライドゲート、油圧シリンダ式
巾1.3m、高1.6m 1門 − 利水放流管放流ゲート1号、管理用発電の点検時に使用
利水放流管放流ゲート1号 (主)ジェットフローゲート Φ 1.1m
(副)高圧スライドゲート 巾0.9m、高1.1m 1門 12.5m3/s 通常時に使用
利水放流管放流ゲート2号 (主)ジェットフローゲート Φ0.6m
(副)高圧スライドゲート 巾0.6m、高0.6m 1門 3.472m3/s 通常時に使用
通水ゲート スライドゲート、電動スピンドル1本吊
巾1.2m、高1.0m 2門 − 利水放流管放流ゲート2号、管理用発電の点検時に使用
(注記)1:最大放流能力は、各々条件を満たしたときに放流することが出来る最大値です。

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