プチ・トピックス

2019年11月26日更新

取水設備の点検作業!!

長井ダムの取水設備は、かんがい用水や河川環境の保全、水道用水の安定した供給、水力発電に使用する水を供給するためのゲート設備です。

この取水設備の点検では、常時水没している円筒型の扉体(取水管)を引き上げて水上で点検するため、ダム底の冷たい水が取水されます。 そのため点検時期は、かんがい用水の影響が少ない非かんがい期に行っています。 冷水対策が必要となる灌漑期には、温水取水を目的として表層取水を行い、洪水時にはできるだけ早く濁りを解消する工夫がされています。 貯水池から任意の水深で取水できる選択取水方式となっておりますが、普段は表面から2mの水を取水しています。

[画像:長井ダム取水設備イメージパース]

長井ダム取水設備イメージパース

[画像:取水設備写真]
[画像:巻上機から覗くと、普段は水の中の扉体(取水管)が見えます]

巻上機から覗くと、
普段は水の中の扉体(取水管)が見えます


取水塔の階段を下りていきます 扉体がストローの蛇腹のように縮んでいます
点検作業の様子 12トンの制水蓋を下して扉体(取水管)を点検します。

長井ダムに建設された取水設備は、円形多段シリンダーゲートとして大規模なゲートで、高所作業も多く難易度の高い工事だったと言われています。

今回は、普段水の中にあるゲートをすべて引き上げてから元に戻すまでの工程で、扉体(取水管)の清掃や点検を行いながら5日間かけて行われました。

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