災害への取組み
【1】 災害時に役立つ!通信確保のための対応ガイド
総務省と協力し、通信がつながる仕組みや災害時に通信がつながらなくなる場合において想定される故障等、通信事業者による早期復旧の対応、災害時に電話がつながらなくなる場合の原因と対応、災害時に通信事業者等が提供する被災者向けサービス等を「災害時に役立つ!通信確保のための対応ガイド」としてとりまとめました。
災害時の備えとしてご活用ください。
【2】 地震等が起こった時の電話の利用方法
地震、事故等の災害発生時に、大量の電話が殺到すると、被災地域内における電話が大変つながりにくくなってしまいます。このため、安否確認や、消防、警察への連絡等に支障が多く発生しております。
私ども電気通信事業者としましても、適切なネットワークのコントロール、災害時優先電話の提供、災害用伝言ダイヤルの提供、臨時電話の設置などさまざまな方法により、通信の確保を図っています。
ご利用になられる皆様にも、次のように電話をご利用いただき、効率的に安否等の連絡をお取りいただきますよう、ご理解、ご協力をお願いいたします。
1. 通信設備の容量には限りがありますので、できるだけ手短な電話とするようお願いいたします。
2. 通信の混雑を避け、比較的つながりやすい次の方法をご利用ください。
- 「災害用伝言ダイヤル(171)」
- 各社「災害用伝言板」
- web171(NTT東日本・NTT西日本)
- ケータイ「災害用伝言板」
(ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイル、楽天モバイル)
「災害用伝言ダイヤル(171)」及び各社「災害用伝言板」は全て連携されており、登録されたメッセージはどこからでも確認できます。
- ケータイeメール(ケータイ各社) 等
「災害用伝言ダイヤル(171)」の利用方法
- 「災害用伝言ダイヤル(171)」への伝言の登録・確認方法はこちらからご確認いただけます。
- 「災害用伝言ダイヤル(171)」は、NTT東日本・NTT西日本が運用しています。電話会社によっては、利用できない場合があります。詳細は、利用されている電話会社にお問合せください。
- (NTT東日本)http://www.ntt-east.co.jp/saigai/voice171/index.html をご覧ください。
- (NTT西日本)http://www.ntt-west.co.jp/dengon/ をご覧ください。
「災害用伝言ダイヤル(171)」をご利用いただく場合は、まず被災地内の固定電話からのご利用が優先されます。被災地外から及び携帯電話からのご利用は、段階的に可能となりますので、ご注意ください。
「災害用伝言板(web171)」の利用方法
- (NTT東日本)http://www.ntt-east.co.jp/saigai/web171/index.html をご覧ください。
- (NTT西日本)http://www.ntt-west.co.jp/dengon/web171/ をご覧ください。
ケータイ「災害用伝言板」の利用方法
- ケータイ各社の災害用伝言板ご利用方法を掲載しているA4判チラシ(PDF:904KB)をこちらからダウンロードしていただけます。(PHSによるサービスは2021年1月末に終了しました。)
- 各社のサービスの詳細については以下のリンクからご覧ください。
- ドコモをご利用の方
- https://www.docomo.ne.jp/info/disaster/index.html をご覧ください。
- auをご利用の方
- https://www.au.com/mobile/anti-disaster/saigai-dengon/ をご覧ください。
- ソフトバンクをご利用の方
- http://mb.softbank.jp/mb/service/dengon/ をご覧ください。
- ワイモバイルをご利用の方
- http://ymobile.jp/service/dengon/ をご覧ください。
- 楽天モバイルをご利用の方
- https://network.mobile.rakuten.co.jp/service/disaster_board/ をご覧ください。
安否情報の登録ができるのは「被災地等登録可能エリアにいるドコモの携帯電話、au携帯電話、Yahoo!ケータイ対応携帯電話及びワイモバイルの携帯電話の利用者」が対象となります。大規模災害が発生した場合、NTTドコモの携帯電話では、「iMenu・dメニュー」のトップに「災害用安否確認」が追加され、ご利用が可能となります。「auポータル」「Yahoo!ケータイ」「ワイモバイル公式ポータルサイト」では、トップに表示されている「災害用伝言板」のご利用が可能となります。
なお、登録されたメッセージの確認は以下の事業者以外のインターネット接続可能な携帯電話及びインターネットからも可能です。
メッセージ確認用URL
- ドコモの確認サイト
- http://dengon.docomo.ne.jp/top.cgi
- auの確認サイト
- http://dengon.ezweb.ne.jp/
- ソフトバンクの確認サイト
- http://dengon.softbank.ne.jp/
- ワイモバイルの確認サイト
- http://dengon.softbank.ne.jp/
- 楽天モバイルの確認サイト
- https://public-safety.mobile.rakuten.co.jp/
- NTT東日本・NTT西日本(web171)の確認サイト
- https://www.web171.jp/
上記「災害用伝言板」は全て連携しており、どのサイトからでも確認できます。
- 「災害用伝言ダイヤル(171)」で登録された伝言は「災害用伝言板(web171)」(NTT東日本・NTT西日本)で音声ファイルとして再生できます。
また、登録された伝言が、 「災害用伝言板(web171)」にあることを、ケータイ「災害用伝言板」で確認できます。 - 各社「災害用伝言板」に登録された伝言(テキスト)を音声変換の上、「災害用伝言ダイヤル(171)」で再生されます。
3. 被災地からの電話は、公衆電話が比較的つながり易くなっています。
災害時の公衆電話の利用については、以下のリンクからご覧ください。
- (NTT東日本)http://www.ntt-east.co.jp/ptd/
- (NTT西日本)http://www.ntt-west.co.jp/ptd/
災害時の避難所等における特設公衆電話の利用については、以下のリンクからご覧ください。
4. 災害時の安否確認方法を、あらかじめ家族や親族間等で決めておくと、いざという時に役に立ちます。
5. 災害直後は被災地への電話が集中するためつながりづらいものです。被災地内の緊急な電話がスムーズに利用できるようにするため、不急な電話やリダイヤルを控えて暫くたってからお掛け直しください。
あなたの「かけない」が被災地の緊急な通話を救います。
(参考)「災害用伝言ダイヤル(171)」、「災害用伝言板(web171)」、ケータイ「災害用伝言板」のトライアル(体験利用)について
「災害用伝言ダイヤル(171)」、「災害用伝言板(web171)」、ケータイ「災害用伝言板」を広く皆様に体験していただくために、「正月三が日★」、「毎月1日・15日」、国の「防災週間<8月30日〜9月5日>」、「防災とボランティア週間<1月15日〜21日>」に「災害用伝言ダイヤル(171)」、「災害用伝言板(web171)」、ケータイ「災害用伝言板」を運用します。
★正月三が日体験利用実施期間 | |
---|---|
災害用伝言ダイヤル(171) | 1月1日0時〜1月3日24時 |
災害用伝言板(web171) | |
ケータイ災害用伝言板サービス | 1月1日12時〜1月3日23時 |
- ※(注記) 実際に災害が発生した際には体験利用ができない場合があります。
- ※(注記) 「災害用伝言ダイヤル(171)」「災害用伝言板(web171)」の運用は、NTT東日本/NTT西日本が実施するものです。
- ※(注記) ドコモの「災害用伝言板」の運用は、NTTドコモが実施するものです。
- ※(注記) auの「災害用伝言板」の運用は、KDDI/沖縄セルラーが実施するものです。
- ※(注記) Yahoo!ケータイ!の「災害用伝言板」の運用は、ソフトバンクが実施するものです。
- ※(注記) ワイモバイルの「災害用伝言板」の運用は、ソフトバンクが実施するものです。
【3】 消防、警察、官公庁、公共機関、報道機関等の皆様へ
消防、警察、官公庁、公共機関、報道機関等の皆様には、『優先電話(災害時に発信を優先的に取扱う固定電話及び携帯電話)』をご利用いただいております。災害時の通信手段については、「衛星携帯電話」「専用網」等の複数の通信システムの活用とあわせ、これらの『優先電話』を、是非、効率的にご利用いただきますようお願いいたします。(『災害時優先電話』には、優先電話であることが分かるようシール等を貼っておくことが大切です)
ご存知ですか? 『災害時優先電話』。
【4】 通信回線の管理者様へ
大規模災害等が発生し、電気通信ネットワークがケーブル切断等により途絶した場合、電気通信事業者は電気通信事業法第8条の重要通信の規定に照らし、重要拠点から優先的に復旧を図りますが、復旧に係るリソースは無限ではないことから、お客様の時間的な希望を充分に満たせない事もあり得ます。
TCA安全・信頼性協議会では、大規模災害の復旧を幾度か経て来た電気通信事業者としての経験を踏まえ、災害に備えて事前にチェックしておくと良いと思われる電気通信回線に関するポイントを検討し、とりまとめました。
通信回線の管理者等におかれましては、ご自身の管理するシステムに係る通信回線 の脆弱性評価にあたり、本紙をご活用ください。
以上