【画像診断装置】
1.CT装置について
卓翔会記念病院では、AI(人工知能)技術を搭載した富士フィルムヘルスケア株式会社(以下富士フィルム社)の最新の64列マルチスライスCTを新たに導入いたしました。
このCTは、従来よりも被ばく線量を低減して「高速・高分解能」に撮影でき、患者様に優しい検査が可能となった装置です。
また、短時間での検査が可能ですので、ご高齢の方や検査中に一定の姿勢を保つことが難しい患者様の負担が軽減されます。さらに、撮影を行う空間が80cmの大開口径となっていることと最大20cm横スライドできる寝台により、体格の大きな方、容態により真っ直ぐに横になれない方も楽な姿勢で検査を受けていただくことが可能です。
2.MRI装置について
MRI装置は、日立製作所(現富士フィルム社)の開放的なOpenデザインが特徴の装置を導入しております。これによって、安心して検査を受けることが可能です。
MRI装置の特長は、X線を使用せず磁石と電磁波の作用で全身の自由な断面の画像情報を得ることができる点です。検査時に音や振動はありますが、入室前に金属確認も行いますので、安全に検査を受けることができます。
3.骨密度装置について
骨粗鬆症は、骨折の最大の危険因子であり、骨折発生率は50歳代以降で高くなり、年齢とともに上昇傾向にあります。骨密度検査は、骨粗鬆症の予防診断に有効で、骨を健康に保つことに繋がります。
富士フィルム社の装置は、幅の広いファンビームX線と512個のマルチチャンネルディテクタを搭載しており高速・高精度の検査が可能です。
4.一般撮影装置について
卓翔会記念病院は、富士フィルム社の人間工学に基づいた設計の天井走行式の新しいレントゲン装置を導入いたしました。
この装置では、操作時の電磁ロック音の静音化が実現され、加えて、フラットパネルディテクタという装置の導入により、患者様に優しく、少ない線量での撮影が可能となっております。
5.超音波(エコー)装置について
エコー装置は、高周波数の超音波を体の内部に送信し、はね返ってくる信号を使って体の断層像を描写します。被ばくや痛みもなく検査前の特別な処置も必要ありません。
日立製作所(現富士フィルム社)の装置は、高画質の画像を実現する画像処理技術「Superb Imaging」を搭載しています。心臓や内臓・血管の検査のほか、体内の腫瘍の硬さを画像表示できるエラストグラフィーを行うこともできます。