救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

特別セミナー「拉致問題の全体像と解決策」報告2(2013年12月18日)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2013年12月18日)

しかく特別セミナー「拉致問題の全体像と解決策」報告2

だいやまーく政府野党拉致問題連絡協議会など新しい動き

安倍内閣が昨年12月に発足してから1年になりますが、私たちは政府対策本
部の組織強化をしようというところから始めました。内閣総理大臣が本部長です
が、官房長官と外務大臣が副本部長で、全閣僚が本部員です。名実ともに政府を
あげて取組む意思を示しました。

それから3つの基本方針です。第1は、拉致被害者全員の帰国。これは政府認
定の有無に関わらず、とはっきり入れました。それから実行犯の引渡しと原因究
明です。

そのために8項目の対策を講じます。前の政権がやってきたことと重複してい
ますが、「その他とり得るすべての政策を検討する」ことを8番目に入れました。
一言で言えば、拉致問題の解決のためには、やれることはすべてやるということ
です。

残念ながら情報開示はできない部分もありますが、それはご理解をいただきた
い。

さらに、政府始まって以来と言っていいかもしれませんが、官邸の中で与野党
の議員が参加する「政府野党拉致問題連絡協議会」を作りました。すでに3回開
催しました。その中では、万一北朝鮮が崩壊した時、いかにして拉致被害者を救
出するかという時、これは総理大臣も出席していましたし、私もメディアに説明
させていただきましたが、例えば自衛隊法の改正をして救出の体制を整えるなど
意思をしっかり示すこともある。

そういうことは「政府野党拉致問題連絡協議会」の中で協議していこうという
ことで、山谷えり子先生がその責任者として対応します。

それだけにとどまらず、政府の中に有識者懇談会を作り、すでに4回やってい
ます。これは基本的に公開していません。いつやったかも公開していませんが、
メンバーは公開しています。今日ここにおられる西岡先生、島田先生、荒木先生
も入っています。

これは統一見解を出していただくことは一切考えていません。1回2時間以上
やりますので、かなり濃密な議論をして、私たちはその議論をしっかり参考にさ
せていただき、政府が取組むべき政策の中にも反映させていただいています。

だいやまーく安倍総理は100数か国首脳に拉致を訴え

国際社会に対する訴えも極めて重要です。5月の連休の時は、初めて政府主催
で、アメリカのニューヨークとワシントンで拉致問題のシンポジウムを開催しま
した。飯塚代表初め家族会の方、救う会、拉致議連の方々に出席していただき、
私自身も行ってしっかり議論し、私からは、日本には拉致問題があり、北朝鮮に
対しては拉致・核・ミサイルを包括的に解決することが基本方針だと訴えました。

よその国に頼っているだけでは拉致問題は解決できない。日本が主体的に北朝
鮮と交渉することをアメリカの政府にも伝えて、十分な理解をいただきました。

総理は地域を俯瞰するような外交と言っていますが、実はASEAN諸国を初め、
多くの国々を訪問して、また外国首脳を受け入れて、既に100数か国と首脳会
談をしていますが、常にこの拉致問題については丁寧に説明しています。

またG8(主要国首脳会議、英国)の時には、(ハンガリーの)ビシェグラー
ドまで行き、V4(東欧4か国)首脳との会議の共同宣言の中にも、拉致問題へ
の協力を入れさせていただきました。

これらによって世界が、日本がいかに拉致問題を重要視しているかが皮膚感覚
で分かっていただきました。もちろん国交がある国々、ラオス、ベトナム、モン
ゴルの首脳とは濃密な議論をして拉致問題への協力をお願いしています。

特にモンゴルはよくニュースになりますが、最初に総理が訪問しました。4月
にエルベグドルジ大統領が再選をされた時には、私が安倍総理の親書を携えて就
任式典に行って、夜には大統領とじっくり話し合いをしました。

大相撲の秋場所千秋楽の時は、エルベグドルジ大統領が非公式に日本に立ち寄
りました。あの日は実は、白鳳が優勝を決めた日で、モンゴルのトロフィーが出
ます。モンゴル大統領があの国技館に行ってトロフィーを渡せば、対外的には受
けたかもしれませんが、それはしませんでした。

その時何をしていたか。総理の私邸で、二人でじっくり話し合いをしていまし
た。こういうことを1つ取っても、海外の首脳は分かるんです。

だいやまーく国連人権調査委員会に働きかけ

日本というのは拉致問題について強い意思を持っているだけに止まらず、国連
のCOI(調査委員会)が3月に全会一致で決定をして、8月にはカービー委員長
を初め日本に来ました。

家族会、拉致議連、あるいは担当大臣の私、総理大臣ともじっくり時間をかけ
て議論をしました。後から聞いたことですが、カービー委員長の総理との面談は
1時間近くに及びました。そして総理の拉致問題にかける意気込みをひしひしと
聞くことができたということで、相当強いインパクトとして残ったようです。

いよいよ来年早々には報告書の第一次草案ができます。私はここからが非常に
大切だと思います。報告書ができたら終わりです。この報告書の中味にいかに反
映させていくか。そのためには日本が主体的に動かなければ。たとえばアジアの
どこかにリエゾン・オフィスを作るとか、そういったものを積極的に作り、北朝
鮮に対し、人権問題、拉致問題ということでCOIに圧力をかけていくことが大切
です。

わたしたちはそういう取り組みをすることによって、5月まで厳しい態度をとっ
ていた北朝鮮が、大きく報道ベースで変わりました。中国ともアメリカとも厳し
い関係にあることを歴史的な教訓として、日本に何らかのメッセージを送ってき
ている。

私たちはそれをしっかり受け止めながら、拉致問題を解決するための交渉につ
なげていくことが大切だと思います。今日は、専門家の色々なご意見をいただき
ますので、あとで報告を受けたいと思います。是非忌憚のないご意見をいただき、
私たちに色々な示唆を与えていただければと思います。

確かに今年1年がもうすぐ過ぎ去ろうとしています。「勝負の年」ということ
で飯塚さんからもお話がありました。考えてみると、本当に政権が安定化したの
は、7月21日(参議院選挙)です。まだ4か月ですから、本当にこれから丁々
発止のやりとりが始まると思います。

私たちは、拉致された被害者全員を取戻す。そして家族と被害者の皆さんが抱
き会う日がくるまでは、安倍総理の任務は終らない。本人自らはっきりテレビの
前で言っています。私も担当大臣として、同じ気持に立って頑張っていきたいと
思っております。

だいやまーく拉致の疑いを払拭できない事案が862件

今日は大勢の皆様方にご参集いただきました。今政府がどういう取り組みをし
ているか、簡単な報告をさせていただきました。

最後に、私はできるだけ、拉致議連とこういったところ(拉致現場)に足を運
んでいます。一部の心無いマスコミが「何をいまさら」と言います。私は怒りが
こみあげてきます。なぜか。やはり現場を見ることは大きなことなんです。まず
家族の皆様と心を一つにしていくということです。

現場を見ると、これはプロの仕業だということが分かるんです。共通点がたく
さんあります。何かの時に逃げる目印があるとか。現場を見ることが大切です。
これからもそれはやっていきたいと思っています。

今日はいいセミナーになるとの期待をしながら、明日の政府主催のシンポジウ
ム、16日のチャリティ・コンサートに、多くの方々にご参加をいただきますよ
うお願いします。

改めてご参集に感謝申し上げるとともに、全員の拉致被害者を取戻すために頑
張ります。政府認定は17人ですが、拉致の疑いを払拭できない事案が862件
あります。警察が今徹底して再調査を行っています。

ホームページでの公開を通じて、警察にも、数十年前のことでも覚えていて、
目撃情報等が入ってきています。警察庁が各県警に任せるのではなく、警察庁が
しっかりコントロールして調査し、専門家集団で取組んでいます。そういったこ
とも引き続きしっかり強化したいと思います。

以上でご報告に代えさせていただきます。ありがとうございました(拍手)。

(3につづく)




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