EYES UNCLOUDED INTEVIEW

EYES UNCLOUDEDの1st ALBUMが発売されるとのことでボーカルのYohei(以下 Y)へのインタビュー敢行!!!
バンドのリーダーHideさんが来ると思ってたらとんでもないポジティブ馬鹿野郎Yoheiが来やがりました。
これはまずい。
これはまずぞ!!!
せめて1番真面目そうでいい奴代表Reoがいい。
せめて地元の後輩であるロン毛代表Genyaがいい。
そもそもリーダーのHideさんが来た方が絶対にスムーズな気がする。
そんな思いを押し殺しカウンターアクションネガティブ馬鹿野郎ソウタがインタビューします!
ではどうぞ!!!

じゃあ始めます!!!


EYES UNCLOUDED

Yohei Mukai_Vocal
Hidenobu Ota_Guitar
Reo Miura_Guitar
Genya Shimizu_Bass


ー初めていい?もう始めるよ?

Y : いいよ。

ーEYES UNCLOUDED 1st ALBUMのインタビューはじめまーす!!!

Y : よろしくお願いします!なんかラジオみたい。(笑)

ー1stだもんね?一応結成から聞いとく?
つーかさYoheiってオリジナルメンバーじゃないけど結成から聞いて大丈夫?(笑)
最初HUMANITY STALLだったでしょ(笑)

Y : そう!だから本当の結成の話は知らんな(笑)
HUMANITY STALLが自然消滅して、EYES UNCLOUDEDがボーカル抜けたタイミングでHideさんに声かけてもらった感じかな。

ーじゃあそもそも前のバンドの時に同じシーンで活動してるタイミングがあったって事でしょ?

Y : そうだね。Hideさんとはよく打ち上げで喋ってた。

ーHUMANITY STALLの方がEYES UNCLOUDEDより古いバンドだったと思うんだけどさ、その頃のYoheiから見てEYES UNCLOUDEDの印象ってどうだったの?

Y : その頃のEYES UNCLOUDEDの印象かぁ。
うーん。正直Hideさんしか目に入ってこなかったかなぁ。
でもそれはHideさん昔から知ってるからそれが大きいのかも。
とにかくストイックな印象だったのはあるね。

ーあー、確かにHideさん音の事とかすげーストイックだもんね!
あんなに考えてたら頭おかしくなりそうだよな!(笑)
EYES UNCLOUDEDの音楽はどう思ってたの?ちょっとHUMANITY STALLとは違ったでしょ?

Y : そうだね。あの頃ってHARDCOREのバンドは周りに沢山いたけどMETALとかMETALCOREの音を出すバンドってあんまりいなかったから凄く特色を出してるなっていう事は思ってた。

ー今みたいにこういうジャンルのバンド多くなかったもんね。
俺はあんまり詳しくはわからんけど!(笑)
でもそんな感じは確かにする!

Y : そうそう。今よりもっともっと少なかった中でMETALCOREバンド始めたのもあったし、
ライブはHARDCOREに混じってやっていたのもあって目立ってたイメージがあるかも。

ーんで、YoheiはHUMANITY STALLが事実上解散!みたいな感じになったじゃん!
そん時って次どうするとか考えてたの?また違うバンド始めようって思ってたの?

Y : 全然何も考えてなかったのさ。
でもライブハウスは変わらず行っててその時にHideさんからボーカルいなくなるからやらないか?って誘われたんだよね。
HUMANITY STALLやらなくなって1年くらい経ってたかな。

ーえ?そんなにバンドやってない時期あったっけ?

Y : 結構時間経ってたんだよね。

ーそんですんなりやろうかなってなったの?

Y : いや最初は『やろう』とはならなかったんだけど、時間あるしやってみようかなと思ってやってみた。(笑)

ー1stアルバムのインタビューなんだからそこはもっと強く惹かれる部分があったみたいなドラマチック演出しろや。(笑)
でもHUMANITY STALLの時とやってる音楽はちょっと違うでしょ?
そこはどう思ってたの?

Y : 音楽的な事よりも他の人が歌ってたものを歌うって事の方が気になってたね。
気になるというか大丈夫かなみたいな感じかな。
貰ったDEMOの音源とか凄いクオリティ高かったし。

ー俺はYoheiが入ってバンドの印象がガラッと変わったなぁって思ってたんだよね。
曲も全然馴染んでたし、なによりライブが凄い変わったなぁって思った。

Y : えー!まじで?

ーリリースのインタビューだし一応上げておこうかなと思って(笑)

Y : 出た!(笑)でも一応上げてもらわないとな。(笑)

ー 一応ね。(笑)
でもさ、HUMANITY STALLの後半でめちゃくちゃ来札バンド呼んで企画してたじゃん?
あの頃からYoheiのボーカルスタイルとかライブの感じとかすげーカッコよくなってるってずっと思ってたんだよね。んであの頃ってもっとHARDCOREでもシーンが分かれてたでしょ?
HUMANITY STALLってどっちかといえばevylockとかのシーンのHARDCOREってイメージあった!

Y : 分かれてた分かれてた。セリーグとパリーグって呼んでたもん(笑)
でもよくYUKIGUNIのマモルさんとか毎週飲みに連れてって貰ってたし全然交流はあったから仲悪いとかではなかったんだけどなんかライブは分かれてたよな。

ーだからEYES UNCLOUDEDに入った時もおお!Yoheiのボーカル変わってねぇ!って思ったの覚えてる。

Y : タイミングも良かったんよね。
HUMANITY STALL続けてたら間違いなくやってなかっただろうし、あのタイミングだったから変わらずにやれたのかなとは思うな。
あと時間あるからやってみるかって感じだったけど最初のスタジオでめちゃくちゃやりやすかったんだよね。
もう曲も演奏もかなり作りこまれてて、完成されててバシッとハマって気持ちよくてモチベーションがそこで一気に上がった感じはあった。

ーだから最初のライブから観てる方も全然違和感なかったんだな!
つーかさ最初入った時はもうあった曲をやっててそこから新曲作ろう!ってなったりするでしょ?
そん時はYoheiもいきなりバシバシ意見とか言ってたの?

Y : いや全然気使ってたわ。(笑)
そもそも最初はヘルプだったからね。

ー最初ヘルプだったの?

Y : そうだよ。お手伝いさせてもらいますってやってたんだけど、ライブしていく中で充実感を凄く感じ始めてさ。

ーちゃんとメンバーでやろうってなったって事?

Y : ちょうど俺が入ったくらいでバンドが凄い活発に動き出したんだよね。
道外行ったりとか、その道外がきっかけで音源の話貰ったりとかしてどんどん充実感が出てきたんだよね。

ーあーそうだよな。

Y : そうだよなって何を知ってんの?(笑)

ーいやいやそういうそうだよなじゃなくて!(笑)
そうやって動いていって結果が出てくるとバンドってモチベーション凄いあがるよなぁと思ったの!(笑)

Y : インタビュアーなんだからこっちの話聞いて勝手に物思いに耽るのやめてくれるかな。(笑)

ーすまん(笑)
じゃあYohei的にはやりたい音楽が微妙に違うなとかは全くなく加入してから活動出来てきたって事?

Y : 全くないね!
むしろ俺が聴いてきた音楽をEYES UNCLOUDEDはやってたからなんの違和感もないよ。

ー俺さEYES UNCLOUDEDみたいなジャンルの音楽って詳しくないからさ資料見ててMAメタルって何?ってなったんだけど、MAメタル教えてや!

Y : あーそれは俺が語り始めるとマジで怒られると思うわ。(笑)

ーだって俺わかんないんだもん!(笑)
このインタビュー読んでる人がみんなMAメタル知ってるわけじゃないんだし教えろよ!(笑)

Y : マジで俺が語る事じゃないんだって!(笑)
Hideさんが語るところや!(笑)
でもわからん人にもわかるようにって話ならなんだろう。
METALCOREでもそれぞれ特色があるというか。
凄いわかりやすく例えるとSAPPORO CITY HARD COREっていうのと同じ事だと思うよ。
AFTeRSHOCKとかHARDCOREの中でもニュースクールって呼ばれてるバンドがMAメタルには多いかな。
マサチューセッツからそういうバンドが多く出ててそれから影響を受けてHideさんが曲を作ってるってことだね。
俺も聴くけどHideさんのそこへのこだわりの方が全然強いかな。

ーおお!語ったじゃん!(笑)でもなんとなくわかった!
読んでる人もなんとなくわかったはずだわ!(笑)

Y : 語ってはいないけどな(笑)

ーんでそういうバンドを聴いてない俺にとってEYES UNCLOUDEDの曲ってなんか不思議な曲多いんだよね!ギターのリフとか変でしょ?

Y : 変って(笑) それいい意味?(笑)

ーいい意味!耳につく!残る!なんていうんだろ。
このギターのメロ凄い聴きやすいなっていうのもあれば地獄みたいに落としてみたりさ。
あとメタルほどボーカルにメロディがあるわけでもないでしょ?
だから変わってるなぁっていうのは思うんだけどそれがMAメタルからの影響ってこと?

Y : うーん。説明しずらいな(笑)
でもHideさんはMAメタルからの影響と札幌でバンドずっとやってきて実際に肌で感じてきたHARDCOREシーンからの影響がうまく混ざってああいう曲作れてるんじゃないかな。

ーあーなんかギターのフレーズ綺麗だったりするもんね。

Y : ああいうのはそれこそKILLSWITCH ENGAGEとかからの影響が凄い大きいんじゃないかな。

ー綺麗なフレーズあったりゴリゴリな感じもあるけど全体的に男臭すぎない感じあるよね!

Y : それはあるね。曲によって全然顔が違うみたいなのは武器かなとは思う。
今回の音源はまさにそうで全曲顔が違う。
それは武器と思ってやってるかも。

ー歌詞って誰書いてるの?

Y : 歌詞は俺が書いてるよ。

ーYoheiが書いたからあの公開されてるMVの曲のサビで『灯せぇー』って出てきたの?(笑)

Y : またそうやってすぐ馬鹿にするやん。(笑)

ー 一応普段の感じも出しておこうかなと思って。(笑)

Y : 一応な。(笑)

ーんでさ歌詞の話に戻るけど、Yoheiってさ結構馬鹿じゃん!

Y : うん。まぁソウタと同じくらいだとは思うけど。(笑)

ーでもさ歌詞に馬鹿さはないよね!凄くひたむきな感じというかさ。
真面目に自分と向き合いながら前に進んで行くみたいなめちゃくちゃまともでかっこいいやつみたいになってるじゃん?泥臭くはないよね?

Y : 俺、泥臭い歌詞が書けないんだよね。
書けないというか、ならないというかさ。暗い歌詞も書けない。
今回のアルバムの曲の歌詞もコンセプトはとにかく前向きで前のめりな感じ。
全部ポジティブに捉えたいなと思って歌詞は書いてるんだよね。

ー全部ポジティブって聞くとやっぱ馬鹿っぽいな。(笑)

Y : そうだな。(笑)

ーでもYoheiの歌詞って凄い詞的な感じもして凄いいいよね。
北海道っぽいっていうのかな。凍てつく大地を感じるみたいな?
曲名とか凄いパリーグぽい!(笑)

Y : パリーグぽいかもな(笑)
あっなんか北海道の色んな場所にいたりして感性が生まれたのかなって思う部分はあるんだよね。
それと作品でも北海道の良さを出したいっていう気持ちもあるよ。
だってこんなに広大な大地ってなかなかないでしょ?
だから北海道でやってるから出来たことなのかなとか思う。

ーめちゃくちゃいい感じのこと言うじゃん。(笑)

Y : リリースのインタビューだから一応な(笑)

ー ほー。(笑)
んで、何年か前からさ厳密に言えば違うジャンルなのかもしれないけど、ラウド系?みたいなこと言われてる重い音のジャンルがポピュラーになって札幌でも若いバンド結構出てきてるでしょ?
EYES UNCLOUDEDはそういうバンドとも沢山一緒にやってると思うんだけどそういう繋がりもちゃんと大切にしてるイメージあるよね!

Y : そうだね。CRYSTAL LAKEとかが凄い人気出てそういうシーンがポピュラーになったのもあって札幌にもいい若いバンド沢山出てきて呼んでもらえるのは凄く嬉しいよね。
そういうイベントにもTHE KNOCKERSのイベントにも呼んでもらえるのは俺らの強みだと思うしいつでも色んなジャンルのバンドとは一緒にやりたいなって思う。

ーあんまりそういう活動出来てるバンドいないからいい活動の仕方出来てるなぁと思うな!
Yohei入った時には1st DEMOはもうあったよね?

Y : そうだね。4曲入りのDEMOがもう出てたよ。
あっその4曲は今回のアルバムにも入ってまーす!

ーそういうのいらないから。(笑)

Y : すまん。(笑)

ーんで、Yoheiが入ってから音源って何枚出てるの?

Y : スプリットが1枚とコンピが1枚だから2枚。2年で2枚出たのかな。

ー2年で2枚出して、これからアルバム出るわけでしょ?ペース結構早くない?

Y : そうかな?他のバンドもっと動いてる感じするけどなぁ。
俺ら曲作りに凄い時間かけてるし、一曲も長いからね。

ー曲長いもんな。3分切る曲とかないでしょ?

Y : ない。5分くらいの曲も結構あるし。

ー曲作りすげー時間かかりそう。(笑)
もうまとまんねーよ!みたいなことないの?

Y : これでいいんだって思えればいいんだけど、途中から曲の方向性がわからなくなって迷走する時はある。(笑)

ー曲作りの主導権はHideさんでしょ?

Y : もちろん。

ー音作りとかもHideさんの頭の中にある音に近づけていく感じなの?

Y : うん。Hideさんがこういう感じにしたいっていうのをReoとGenyaに伝えて一緒に作っていく感じかな。

ーすげー拘りありそうだもんな。

Y : やっぱり良い音もカッコ良さのひとつだと思ってるからそこも負けたくないと思ってやってるね。

ーなんかさ、うちのギターの大輔がHideさんと一緒にギターとアンプ持って二人で良い音を探すスタジオみたいなの入ってたんだよね。
マジで頭おかしいなと思った。(笑)
でもそれって音がどんどん良くなるとか頭で鳴ってる音にだんだん近づくのが楽しかったり気持ち良かったりするギターの音オナニー出来るってことでしょ?
すごくない?俺、全然テンガで良いんだけど(笑)

Y : マジで?俺もテンガで良いし、そのスタジオ絶対参加したくないわぁ。(笑)

ー俺も絶対参加したくない。(笑)
でもそんだけ良い音に近づけたいって欲求が湧いてくるのと行動が出来るのは凄いよなぁ。

Y : でも音って仕事の後に聴くのと休みの日で聴くのってもう違う音に聞こえたりしない?
休みの日に聞いて良い音だって思ってても、仕事の後に聞いたらあれ?これ良い音か?みたいなことあると思うんだよね。

ーある!音って聴く人の気持ちで全然違く聴こえるよな!
これだけバンド続けてると生活の中に音楽が入り込みすぎて俺はもうよくわからん!ってなる時あったりさ、義務に感じたり、楽しくなかったりすることあんだけどYoheiもそういうのあったりする?

Y : あるある。絶対に通るものなんじゃないのかな?
でもライブ続けていくとそういう気持ちも結構なくなるね。

ーYoheiライブ楽しそうだもんなぁ。

Y : 嫌なことあってもステージ上がってライブして終わったら全部忘れてるよ。俺はそういう感じかなぁ。

ーすげー馬鹿っぽいなぁ(笑) でもすげー羨ましい!

Y : 馬鹿馬鹿うるさいなぁ(笑)他のメンバーはまた色々違うんだろうけどね。
みんなライブは好きっていうのは同じだと俺は思ってるんだけどね。

ーつーかさメンバーってどういう感じなの?
年バラバラだし関係性というか立ち位置謎だよな(笑)

Y : マジでバラッバラ。
聴いてる音楽も全然違うし、みんな個性が強いし、正直バンドの時以外はよくわからん。(笑)

ースタジオとかでピリピリすんの?

Y : するでしょ!

ー誰が1番空気悪くすんの?

Y : うーん。誰かなぁ。Hideさんかなぁ。(笑)

----------------------二人でしばらく(笑)う---------------------------

ーなまらウケる(笑)

Y : まぁ全然空気悪いとかはないよ(笑)
曲作り行き詰まって無言になるくらい。
そういう時も結構みんな意見は言うかな。
こうしたらどうだろう?とかさ。
曲の基本な部分はHideさんが作ってくるからあんまり方向性がおかしいなとかそういうのはないんよね。

ーあーじゃHideさんが『こういう曲出来た』って持ってくる曲が『これは絶対にないでしょ!』ってパターンはないんだ。

Y : ないね。でも今はかなり便利じゃん。
Hideさんがパソコン上でパパパパパってデータ化して送ってくれてさ。
次のスタジオまでにそれ聴いて合せてみて変えていくみたいなこと出来るし凄いスムーズになったよな。

ーめちゃくちゃ偏見だと思うけどさ、EYES UNCLOUDEDがいるシーンとかあとHELLNEとかもそうだけどめちゃくちゃ近代的なことやってるイメージある!
それってアルバムの音もそうじゃない?

Y : みんなやってるんじゃないの?(笑)

ー俺はやったことない!(笑)アルバムもめっちゃデジタルな感じでしょ?
やっぱりジャンル的にもしっかり揃えてちゃんと処理して綺麗な音にするっていうのはやりたかった部分なの?

Y : そうだね。そういうものが作りたくて、1番そういうことが出来るエンジニアって誰だろう?って考えて今回はレコーディングをスー(ILLTONE PRODUCTION)に頼んだしね。
スーと一緒にやれたら他には負けないかっこいい音に出来るかなと思って。
でもドラムは全部差し替えとかじゃなくてちゃんと叩いたのをトリガー使ってって感じにしたんだよね。
それがまた今回は俺らっぽいエッセンスになったのかなって思ってるよ。

ーやっぱりレコーディングめっちゃ時間かかったの?

Y : うーん。かかった...んじゃないかな!

ー知らんのかよ!(笑)

Y : いやそこはHideさんに任せてたからさ。(笑)
でも結構かかったんだと思うよ。

ーEYES UNCLOUDEDってさ音源とライブの音の差を無くそうってめちゃくちゃ考えてるよね。
普通さ俺なら音源はデジタルで処理したしライブとはまた別物って考える気がするけど、EYES UNCLOUDEDは音源もライブの出音も同じ理想の音に向かってる感じがして凄いなって思うんだけどさ。諦めるって言葉しってる?(笑)

Y : どんだけ馬鹿にすんの(笑)
音源とライブは別って考える人たちも沢山いると思うしそれはそれでいいと思うんだけど、俺はそれって実際ライブ観たらガッカリするんじゃないかなって思うんだよね。『音めちゃくちゃすげー!楽しみやー!』ってライブ観に行ったらあれ?って思うバンドもいるでしょ?

ーそういう考え方とか姿勢みたいなのが見えるとやっぱりEYES UNCLOUDEDって札幌のHARDCOREシーンで育ってきたライブバンドなんだなぁってすごく思うよ。
ライブと音源がちゃんとセットになってるバンドってなかなかいなくなった気がするよね。

Y : そこはめちゃくちゃ思ってるね。札幌のHARDCOREの先輩ってライブ凄い強いからなぁ。
ライブと音源は離れすぎないでいたい。ずっとライブバンドでいいもん。
ずっとライブバンドでしかいられないとは思うんだけどさ。(笑)

ーブッキングでやってた頃の最初ってライブするためにDEMO作ってたじゃん?
今って音源売るためにライブするっていうか、音源出来たからライブするっていうかさ。
俺本当はそこ逆だったよなぁって凄い思うんだよね。
時代なのかもしれないしどっちが正しいとかはないけど、俺はEYES UNCLOUDEDってまだバンドの中のライブの重要性みたいなのをすごく感じるからカッコいいなと思う。

Y : なんか結構ライブして音源買ってくれたり、ライブして知らなかったけど知れて良かったですってリアクションが多くて単純にそういうのって嬉しいしライブして良かったなって思うから余計にライブって本当大事だなって思うのはあるかなぁ。

ーEYES UNCLOUDEDのライブってYohei入ってから楽しそうになったよね。
ライブってバンド側の宣伝じゃなくて遊園地行ったり、映画館行ったりすんのと一緒だと思うから観てる方が楽しめた方が絶対に良い訳だし。
ピンボーカルで真ん中に立って吠えながらめちゃくちゃ楽しそうでいいなって思うんだよね。
MCとか意味わかんない時あるけど。(笑)
それもYoheiを全開放してる感じする!

Y : MCはしゃーない。(笑) 取り繕うのとか無理やしな。

ー嘘つくのとか下手そうだもんな。(笑)

Y : 嘘付かれへんからね。

ーなんかさ人の心を動かすものって人の心が感じられるものなんじゃないかなって俺は思うからYoheiってライブにそれがあるんじゃないかなって思う。

Y : あーそうかもしれんな。俺もそういう気持ちで札幌の先輩のライブ観てきた。
俺初めてライブ観に来たのが18とかの時で、気付いたらそこから1人でなんでもないブッキングのライブとかを江別から観に来てたから。
あの時はやっぱりそういう魅力をすごく感じたんだよね。
だから俺らも含めて周りにそういうバンドがどんどん増えていったらシーンが面白くなってお客さんが増えて、来札バンドも楽しくなってってみんないいことしかないよな。
とりあえずカウンターアクションでソールドさせられるバンドになりたいな!(笑)
単純だけど、それってめちゃくちゃ難しいことだと思うからね。

ー面白いシーンが出来るって難しいけどみんなそうしたいって思ってるよね。
今のSNSとかYouTubeでは伝わらない部分をライブで感じて欲しいなぁ!

Y : そうだね。楽しみ方なんかなんでもいいでしょ?
俺お客さんで観に来てた時って『今日は手をあげよう!』とか『今日は暴れる!』とかやってやる!みたいな気持ちで来て帰りに『今日は出来た!』って思ってたんだよね。
俺らが今いるシーンの若いお客さんからも最近そういうの感じててなんかいいなぁって思う。

ーたしかにYoheiって昔からライブ観に来てもめちゃくちゃ暴れてるし楽しそうにしてるよな!
俺は結構じっくり観て『おおー凄いな』とか『かっこいいな』って思ったりする感じだから楽しそうだなって思ってた。
鼻血出してるところよく見かけてたし。(笑)

Y : そういうのを観て他のお客さんとかも俺も暴れようとか思って暴れたりバンドやってみようかなってバンドやってくれたら凄い嬉しいよね。
鼻血は出さんでいいけど。(笑)

ーまぁポジティブな馬鹿ってことだな。(笑)

Y : 馬鹿はいらん。(笑) ソウタはネガティブな馬鹿やろ。(笑)

ー馬鹿同士でインタビューって救いようがないな。(笑)
でもいい拾い物したなってHideさんは思ってると思うよ。

Y : そうだといいけどな(笑)

ーそうでしょ!だってYohei入る前まではHideさん俺がしっかりしなきゃって思いながらライブしてたよ絶対。
今は自分が作った曲を楽しそうに弾く余裕も出来たでしょ多分。そういうの話したことないから知らんけど!(笑)

Y : 俺もそこは知らん(笑)

ーSTRAIGHT UP RECORDSから出すことに対して思うことはある?
ないわけないか(笑)

Y : もちろんめちゃくちゃ嬉しいよ!
だってずっと影響受けてライブも見てきたバンド沢山いるしさ。
SURと出会ってなかったら多分俺はバンドやってなかったんじゃないかなって思うし。
Hideさんも凄い嬉しかったと思う。

ー出したいなっていうのはずっとあったの?

Y : いや明確にSURからリリースしたいと思ってたわけではなくて自主でって考えもあったし、声をかけてもらえた時は『え?俺ら?』ってまず最初に思ったね。
それからどんどん嬉しくなってきてって感じかな。
なによりPUNK・HARDCOREのイメージが凄く強いレーベルだから俺らにアルバムを出すチャンスをくれたのは素直に嬉しかった。
メタルコアのバンドやっててSURからリリース出来るって意味のあることだと思うし、俺は勝手にKOさんに認めてもらったって思ってるからさ。(笑)
バンドにとっても凄く大きなモチベーションになった。
10年前なら確実にションベン漏らしてたね。(笑)

ーそういうの関係なく酔っ払ってションベン漏らしてそうだけどな。(笑)
じゃ最後になんか言って!あとは編集でなんとかする!(笑)

Y : 本当さっきも言ったけどSURから出せるっていうのが凄い嬉しいし、メタルコアのバンドがSURから出せるっていうことにも意味を感じてアルバムを製作したから色んな人に聴いて欲しいかな。
エンジニアのスーとか、映像作ってくれたタクとか色んな人の協力があって良いものが出来たと思ってます。
俺が歌ってない昔のDEMOに入ってた曲も俺が歌って再録したしそこも楽しんでもらえたらいいかな。

初めてEYES UNCLOUDEDの話をYoheiとゆっくりする中で思ったことがいくつかある。
まずはバンドっていうものに対して意外と考えてるんだなってこと。
次にYoheiってライブって空間が好きなんだなってことと、北海道・札幌っていう土地に凄くこだわりと誇りをもって生きているんだなってこと。
最後にやっぱり馬鹿だなってこと。
本当にEYES UNCLOUDEDは凄く演奏もうまいし、曲もかっこいい。
アルバムを買ってイヤフォンで爆音で聴いたら気持ちいいに違いない。
たまに天気の良い日に外を歩いてていきなり大声出したくなる時あるでしょ?
そんな時はEYES UNCLOUDEDを聴いたらいいよ。
Yoheiが代わりに猛烈に叫んでくれるから。
それで気持ちがスッキリするから。
でもね人って慣れる生き物だから、それを繰り返してるとだんだんスッキリしなくなると思うんだ。
そんな時はカウンターアクションのEYES UNCLOUDEDを観に来たらいいよ。
リミッターなんかない爆音のライブハウスでEYES UNCLOUDEDが最高のライブカマしてるから!
いつだってGenyaがリズムとロン毛をうねらせて、そこにReoが目を輝かせて地獄みたいな音を上乗せして、Hideさんが暴れまくった音を真っ直ぐぶっとく飛ばしてくるから。
そんでステージの真ん中に立ってるそいついるでしょ?
そいつYoheiっていう天パなんだけど、恐ろしいくらい自信満々に楽しさぶつけてくるから。
途中で出て行かないで30分観てて。
終わった頃には嫌なこと全部忘れてるってよ!!!
そんな感覚味わいたいでしょ?
じゃまず6/6にレコ屋に行ってEYES UNCLOUDEDの新譜ゲットするんだ!!!
あとYoheiすまんけど編集でなんとかならんかったわ!(笑)
まさに『未完』だわこれ!
じゃまたね!



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