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鐵鋼スラグ協会は、鉄鋼スラグ製品に関する調査・研究、普及活動を行っています。 NIPPON SLAG ASSOCIATION
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Connected to Life 第18回「鉄鋼スラグ製品と海と森」アートコンテスト

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募集期間 2026年1月31日(土)まで
Contents

Concept 「鉄鋼スラグ製品と海と森」
アートコンテストとは?

鉄鋼製造の過程で副生される「鉄鋼スラグ」を原料に作られた製品が、陸に海にと様々なフィールドで活躍しています。
鉄鋼スラグ製品は、セメントの原材料や道路の路盤材など、そのほとんどが建設資材として利用されていますが、
海藻やサンゴの再生に効果を発揮し海の環境改善に役立つ環境資材や、農作物の肥料としても利用され、注目されています。
鐵鋼スラグ協会では、
そんな鉄鋼スラグ製品のことをより多くの人に知っていただくため、毎年「鉄鋼スラグ製品と海と森」アートコンテストを実施しています。
誰でも気軽にご参加いただけるコンテストです。
皆さまの力作をお待ちしています。

About コンテスト概要

応募要項

応募の前に まずは鐵鋼スラグ協会のウェブサイトや、その中で発行物としてご案内している冊子「SDGsと鉄鋼スラグ製品(PDF:3.8MB)」で、鉄鋼スラグ製品のことを少しだけ勉強してください。そのうえで海や山や川や森、そして私たちが暮らす町や都会を舞台に、たくさんの生命が輝き、共存している様子を表現してください。
応募方法 絵画、イラスト、写真(プリント)のいずれかの方法で表現してください。絵画、イラスト作品の大きさは四つ切画用紙(約38c×ばつ54cm)に収まるもの(サイズ厳守)。写真は四つ切りサイズ以内のプリント。応募に際しては、応募用紙をダウンロードして印刷し、必要事項を明記のうえ、作品とともに郵送してください。郵送以外の応募方法はありません。また、以下の各項に関してご了承の上ご応募ください。

(注記)応募作品の返却はいたしかねます。
(注記)応募作品の著作権、使用権などの諸権利は鐵鋼スラグ協会に帰属するものとします。
(注記)審査に関するお問い合わせにはお応えしかねます。
(注記)サイズ等応募規定外の作品は審査対象外となります。
応募資格 不問
応募締切 2026年1月31日(土)消印有効
発表 2026年3月予定(鐵鋼スラグ協会のウェブサイト上で発表)
審査委員 中村征夫(水中写真家)
鐵鋼スラグ協会調査広報委員会委員
応募先・お問い合わせ先 〒160-0011 東京都新宿区若葉1-21 マンションリキュー41号室 (株)シグナム内 鉄鋼スラグアートコンテスト係 TEL. 03-3341-4976 (平日10:00〜18:00)

賞・部門

最優秀賞

大人の部(高校生以上) 1点
賞金10万円
子供の部(中学生以下) 1点
賞金5万円

優秀賞

大人子供に関わらず 10点
賞金3万円

団体賞

学校や絵画教室などの団体 2団体
5万円の図書カード (注記)5点以上のご応募をいただいた団体が対象です。
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Product 鉄鋼スラグ製品の活躍

鉄鋼スラグとは、鉄鋼製造の過程で発生する副産物のことです。
それが海や森の環境の回復にどのように役立っているか簡単にご紹介します。

Contact

アートコンテストの応募に関するお問い合わせはお電話にて対応させていただきます。

03-3341-4976

(株)シグナム内「鉄鋼スラグアートコンテスト係」
(平日 10:00〜18:00)

鉄鋼スラグで水田や畑の土壌改良
ケイカル

「ケイカル」とは、珪酸石灰肥料の通称で、製鉄関連会社をはじめ多くの会社が作っています。現在は主に水田の土壌を良くする肥料として使われていますが、さといもやたまねぎなどの根菜類の収穫にも大きな効果が認められています。実はこの「ケイカル」も鉄鋼スラグを原料とする製品なのです。鉄鋼スラグは本来、鉄鉱石に含まれる鉄以外の灰分などが溶け、鉄と分離された後に回収されたもので、ケイ素(シリカ)やカルシウムが主成分で、そこからケイカル肥料とも呼ばれています。土壌改良に有効なケイカルは、今後、森林土壌の回復にも活用が期待されます。

快適な都市環境作りを目指して
さまざまな場所で環境に貢献する鉄鋼スラグ製品

高炉で鉄を製造する際に、石灰や珪素などを主成分として副生されるものを高炉スラグ、製鋼工程で鉄から鋼を製造する際に石灰などを主成分として副生されるものを製鋼スラグと呼びます。高炉スラグや製鋼スラグは天然の岩石にとてもよく似た成分であるので、セメント原料や道路用路盤材、コンクリート用骨材、地盤改良材など都市の基盤作りに欠かせない製品となって役立っています。
高炉スラグを急速冷却して製造される高炉水砕スラグは、微粉砕されると水と反応して固まり長期にわたって強度が増大する特徴を生かして高炉セメントとして活用されています。高炉セメントの製造には普通セメント製造で必要な焼成エネルギーが不要なため、製造時のCO2排出量が少なく地球温暖化対策の観点から注目されています。
この高炉セメントをはじめ、高炉スラグ骨材、鉄鋼スラグ混入路盤材、土工用水砕スラグ、地盤改良用製鋼スラグ、コンクリート用電気炉酸化スラグ骨材など8種類の鉄鋼スラグ製品がグリーン購入法の対象製品に選ばれています。このように、道路に、橋に、建物に......全国各地で鉄鋼スラグ製品が活きています。

鉄鋼スラグでコンブなどの海藻類を救済
日本製鉄

現在、日本列島各地の海岸で「磯焼け」という現象が起きています。
「磯焼け」とはコンブなどの海藻類が減少し、沿岸域が不毛な状態になること。
その原因としては、本来は森林から河川を通じて海に注がれる栄養分、特に鉄分がダムや道路の建設などに伴う森林開発により減少していることが指摘されています。
日本製鉄では、日本列島の海に広がるそうした窮状を救うために、二価鉄を豊富に含む鉄鋼スラグの活用を考案し、海藻類の生育を促す鉄鋼スラグ製品「ビバリーシリーズ」の開発に成功しました。
現在、全国各地で実験が行われていますが、たとえば北海道増毛町舎熊海岸では、ご覧のように驚くほど劇的な効果が確認されています。

鋼スラグでサンゴ礁の再生
JFEスチール

一説によれば世界の3分の1のサンゴが絶滅の危機に瀕しているといいます。
日本のサンゴも例外ではなく、世界有数の美しいサンゴ礁が横たわる沖縄の海からも深刻なサンゴの白化現象が報告されています。
JFEスチールの鉄鋼スラグ製品は、サンゴ礁の再生を助けるために開発されました。「マリンブロック」という名のその製品は、サンゴや貝殻と同様の成分である炭酸カルシウムが主成分。鉄鋼スラグを化学的に加工することで実現したサンゴの着床具として有効な製品です。それを海に沈めておくと短時間でたくさんの赤ちゃんサンゴが付着します。
マリンブロックは、現在、沖縄の宮古島や石垣島のサンゴ礁「石西礁湖」の回復に大きな成果をあげています。

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