- 10/05 ▶
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△しろさんかく︎1-1(0-0/1-1)
東京都清瀬市の清瀬内山運動公園サッカー場C面にて第12節がおこなわれました。
リーグ昇格に向けて、入替戦圏内に入る為には必ず勝ち点3をゲットしたい一戦となりました。相手は速くてテクニカルなチームということで守備対応とゴール前の攻防をトレーニングして挑みました。相手は自陣から人数をかけ前進を試みてきますがトレーニングマッチで積み重ねてきた、「1人で複数人を守る」ということが実践できており前線での守備においては主導権を握れました。しかし、奪ったボールの処理や、ビルドアップ時の質が低く効果的に前進することに苦戦しました。徐々に相手の立ち位置を理解し、自分たちの形でゴール前まで進入することに成功しますがフィニッシュまで持ち込めず0-0でハーフタイムを迎えます。
後半は相手陣でプレーできる時間を多く作れましたがカウンターを受ける回数も多く、大ピンチを迎えますがGKとDF陣の身体を張ったプレーにより阻止します。後半75分ようやく均衡を破ります。1-0の状況で残り5分とアディショナルタイム。このままリスクを追わずに時間を消費することだけを目指してプレーしたいところでしたが一瞬の隙をつかれPKを与えてしまいます。このPKでゴールネットを揺らされ終了のホイッスル...。今季のリーグ戦において勿体ない形でたくさん勝ち点を落としてきました。しかし、今節のような本当に勝利を目前とした中で勝ち点を落としてしまい、試合終了後の選手たちには精神的にダメージを大きく受けている様子が受け取れました。本気で勝ちたいと挑んだ証拠です。少しでも前向きに「この日のおかげで成長できた」と思えるようにしていこう、と解散しました。今、まさに大きく成長できるチャンスです。「経験を無駄にしない」とはまさにこのような経験をした時に相応しい言葉です。チーム内での競争も激化しております。色んな想いを持ちながら、この1週間を過ごすと思います。選手たちの直感も大切にし、引き続き指導して参ります。
保護者の皆様、沢山の応援や送迎等のサポートをいただき、ありがとうございました!次節も上位対決です。引き続き、よろしくお願いいたします。
田中 奨
- 10/04 ▶
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△しろさんかく1-1(1-0/0-1) 菊地
東京都女子U18サッカーリーグの第4節であり、先週に行われた全日本高校女子サッカー選手権大会東京都予選準決勝まで進み十文字高校に惜敗した現在勢いのある東大和高等学校との対戦となりました。
【全体像】
集合後のミーティングでは「今日の試合をどんなマインドで闘うべきなのか」→過去のワールドカップでの結果(データ)や日本代表のコメントを踏まえて、選手達のマインドから「〇〇だろう」を捨てることをまず伝えた中で、スコアよりもどんなカタチであれ、勝ち切る事を追求しました。その背景には、現在勢いのある東大和高等学校に対して闘いにいく側面と本日のピッチサイズが横幅57M(正規のサイズよりも10M以上短い幅)の超縦長かつクレー(固い土)ピッチで行われた事、時より雨が降る事も予報で確認出来ており、難しい試合になる事は事前に想定しておりました。
【前半】
立ち上がりは東大和高等学校の徹底したロングフィードと背後へのランニングに対応を苦しみます。東大和のペースで試合が進む中、前半10分にコーナーキックが直接吸い込まれてしまい失点を許します。0-1かつ相手との兼ね合いも含めて、前半飲水後から、守備時の1人目のところでゴール方向に蹴らせない事と守備から攻撃時のカウンターをより明確にする為に、相手とのマッチアップを決めて442にシステム変更を掛けて挑みました。システム変更からリズムが大きく変わり、前半32分に左サイドを攻略して正確かつお手本のようなクロスからヘディングで綺麗に合わせて同点に追い付き、1-1で折り返します。
【後半】
ハーフタイムで、勝負を制する為のポイントを整理してピッチへ送り出しました。後半は高い集中力と相手を上回る強度を見せていき、スフィーダペースで進む中で、後半15分に相手DF→GKへのバックパスにスイッチをかけて奪い、2-1で逆転に成功します。より相手も前掛りになる中で跳ね返すだけではなく、セカンドボールの反応→回収して、中央の狭い局面をタッチ減らして掻い潜れた事やサイドを起点にしながら崩しに行くなどの積み上げてきたものを勝たなければいけない(プレッシャーのかかる)状況下で表現できた事は更なる自信となりました。この試合を勝つ為に交代カードを切りながら、選手達がギアを上げて、アグレッシブに闘ってくれた事(闘う走る)を最大限に表現してくれた事、ベンチメンバー、縄野コーチ、全員が一体感を持って闘ってくれた事が勝因だと思っています。
ユースチームは、本当に魅力的な集団や選手達の集まりだと感じています。今シーズン数多くの公式戦や練習試合の中で、次から次へと色んな出来事に直面して、日々様々な感情や行動に出会っています。先制を許して追い掛ける展開や我々のフットボールが表現出来ない展開、積み上げてきたものを出せる日もあれば、上手くいかない日もありましたが、どんな状況下でも常に本気で向き合おう、状況を良い方向に変えようとする選手達の姿勢に、自分自身が選手達から多くのことを学ばせてもらっています。シーズン終盤に差し掛かり試合は続きますが、素晴らしい選手達と共に成長して参りますので引き続きユースチームへの熱い応援を宜しくお願い申し上げます。
小林 瞬
- 09/28 ▶
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●くろまる0-2(0-0/0-2)
5月末の前期戦から4ヶ月振りの再開となる後期初戦。上位リーグはスフィーダ/メニーナ/SHIBUYA/南葛の4チームで争われます。この中断期はチームにとって非常に重要な時期でした。年度明け早々から急ピッチでチームづくりをした時と違い、個人戦術やチーム全体の連動性を細部まで積み上げた成長の時間です。その成果を発揮する場として、本日は目標達成までの1/3戦として臨みました。相手にとって不足なし、正面からぶつかりタフで有意義なゲームとなりました。
<前半>
スフィーダにとってより得点の可能性があったのがこの30分間でした。序盤から相手の安定したボール保持と中央を基点にしたサイドアタックで守備対応を強いられますが、高い位置の攻撃はその"におい"を感じるミドルシュートやサイド突破の場面があり先制点のプランを実現できるクオリティ(技術と判断)を改善できれば得点できる感覚はありました。
一方守備ではこれまで奪えた局面で奪わせてもらえない個々の技術に前線選手は苦労しました。また守備陣はサイドの数的優位からエリア深くへの侵入を図る突破に対し、粘り強く意図的な対処でフリーをつくらず枠内シュートを最小に留めます。特にSBの時間を掛けさせる守備はゴール前のブロックを強固にし、ノースコアに大きな貢献を果たしました。
<後半>
相手のサイドチェンジの基点になっていた中盤選手の対応+クロス対応の整理、自陣からの攻撃で間を持ちながら前進・展開しカウンター精度を上げることについて確認し臨みました。選手達の修正力もあり、前半同様の突破に関してはそこの対応に落ち着きを取り戻します。中に潜らせず常に前向きな守備を継続することで、遠くからのクロス対応もゲームの中で成長が見られました。しかしメニーナ特有の中へのドライブから内側のレーンやバイタルエリアがバタついてしまい、ボールに引きつけ空いたスペースの侵入や経由地点をスキップした展開から深いエリアまで押し込まれていく時間が増えていきました。その中でPA内シュートを受ける数も増していきましたが、その都度GKのセービングやゴールカバー、身体を張った守備で苦しい場面を耐え凌ぎます。また前半より頻度は減ったものの数的優位の状況でカウンターに転じる組み立てもあり、FKからチャンスを作ることもありました。守備時間が多い中でも攻撃時にプレー判断を選ぶことができていたのは大切な事で、拮抗したゲーム展開をひっくり返す種になります。そこを理解しプレーできていたことは、これまでのゲーム運びから成長した部分と言えます。
試合が動き始めたのは、後半49分にメニーナの個で状況を変えられる選手が投入されてからでした。失点は元々自陣ビルドアップを失ったことが攻守切り替えになったきっかけですが、守備体勢が崩れていたことでその選手に突破を許し、ゴール前を完全に崩されたものです。一人の選手の投入から3分後のことでした。追加点はスコアビハインドのスフィーダ攻撃で前進方法に味方同士意図のズレが生じ、自陣ボールロストから中央を崩されました。このゲーム、数多くの粘り強さでシュートコースを限定してきましたが、フリーのシュートシーンが生まれたのは攻守切り替えによるもの+失った場所にありました。
60分ゲームの中にお互いの出したい現象と対応があり、非常に濃度の濃い試合でした。今季リーグ戦初黒星となりましたが、選手達の戦いぶりは素晴らしくネガティブに捉えるものはありません。ただ課題は終了間際に2点目を与えてしまった所(リーグ戦として)ですが、攻撃方法の改善で無くせる失点のため、自分達の学びと成長次第となります。
悔しい敗戦でしたがそれは一定の自信もあってのこと。相手の主力を引きずり出せたことに価値がある負けっぷりでしたので、選手達の積み上げとプレーは間違っていなく成長の証と捉えています。上には上がいることを肌で体感できたこの一戦は、選手にとって新たな基準の獲得や自分の立ち位置を把握し努力につなげるきっかけになることが期待されます。まずは1/3戦が終了、チームがやるべきことは2/3戦の勝利です。自分達の強みと課題の整理をし、挑みたいと思います。
本日は先輩選手も含めたたくさんの応援、本当にありがとうございました。選手達は心身たくましく、賢く成長しています。どのチームも必死に勝利に向かっており身体の負担も高くなっている時期です。ぜひお家でのケアやサポートを見て頂けたら選手の助けになります。次戦勝利ができるよう努力を続けますので、引き続きの応援をお願いいたします。
山田 岳暁
- 09/23 ▶
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△しろさんかく1-1(1-0/0-1) 菊地
東京都女子U18サッカーリーグの第3節であり、6月にU18東京都予選準決勝で敗戦(1-2負け)を喫したSHIBUYA ARTISTA FCとの対戦となりました。前半開始から勝ち点3を積み上げる為に、ピッチコンディションと対戦相手の特徴を考慮したプランニングで試合を進めました。この試合においては「超最短・超対角・超球際・超走力」を掲げて、攻撃面では、アタッキングサード・ゴール前に最短かつ対角のフィードを増やして攻略を図りました。守備面ではリスクマネジメントとマッチアップを決めることを求めました。前半は徹底して対角へのフィードを増やして、前半飲水前に先制することが出来て1-0で折り返します。
後半は、攻撃の面での歯車が合わずにチーム全体のベクトルが曖昧になり、相手の迷いのないプレー・ロングボールにひっくり返されてしまい、コンパクトさに欠けてしまい、全体の間延びが起きて何度もピンチを作ってしまいます。一瞬の隙を作ってしまい失点を許し、1-1となります。その後、相手のハイラインに対しても効果的なプレーが選択出来ず。我々から一進一退の攻防を演じてしまい、そのまま引き分けで試合終了となりました。
自分自身のベンチワーク(後半の修正や改善)・この試合における徹底力が足りなかったと深く反省しております。東京都リーグは残り5試合(東大和、杉並総合、飛鳥、修徳、十文字B)との試合を控えております。本日のような環境下、クレーコートでの試合などに柔軟に対応出来るようにしていくのと同時に、ここから先も勝たなければいけない試合が続く中で、自分自身の日常(高い要求、高い基準)に立ち返り、選手達を強く逞しく鍛えていくこと。そして、全ての試合で勝利に導けるように、先頭に立つ自分が進化を続けていくしか方法がありません。進化した上で、結果で示すことが我々のやるべき事ですので、結果で示します。
保護者の皆様には、本日も温かいサポートと応援していただき大変感謝しております。来週末に都リーグがありますので、選手達が勝って喜ぶ・笑顔溢れる姿をお見せできるように、日常に変化を加えて参ります。引き続き、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
小林 瞬
- 09/20 ▶
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●くろまる1-2(1-1/0-1) 伴藤
冬(年始)の選手権大会に繋がる大事な1回戦であり、現在U18関東1部で2位、夏の全国大会では優勝したJFAアカデミー福島とPK戦までもつれ込んでおり、WEリーグにも4選手ほど2種登録されている今シーズンU18世代のトップを常に走り続けているジェフ千葉レディースU18と対戦となりました。多くの方々がジェフが勝つだろうと見込んでいるのは想定内であり、番狂わせ(ジャイアントキリング)を起こす為に選手達と目線を揃えてきました。我々は相手のストロングを消しながら、我々の土俵に持ち込むこと、ワンチャンスを確実に仕留めることにフォーカスしました。
前半の立ち上がり、チーム全体が抜群すぎる入りをみせ、前半10分にセット守備から高速かつ美しいカウンター(スフィーダらしいプレー)で先制に成功。前半飲水前に失点したものの崩れることなく、一進一退の攻防を繰り広げて1-1で前半を折り返します。
ハーフタイムには、相手の狙い(サイド攻撃と縦関係でのローテーション、1つ飛ばしのパス)=自分達のやられたくないこと、守備時のオーガナイズ確認→どのようにゴールに迫るかを整理しました。
後半は攻め込まれる時間、相手コーナーキックの時間は続きますが、全員で守り抜き、ロングカウンターに出てシュートまで持っていくシーン、相手のプレッシングをテンポ良く掻い潜るシーンも何度かありましたが決め切れず。後半残り10分で相手のテクニカルかつダイナミックなプレーで警戒していたサイドからクロスを合わせられて失点を許します。最後の最後まで迫力を持ってゴールに迫りますが1-2で試合終了となりました。
この試合を通して、ボールを奪取してカウンターからのファーストチャンスを仕留めてくれたこと、相手ディフェンスラインのビルドアップの隙を突いた前線の選手達によるプレッシングからゴール前まで迫るシーンを何度も作り出してくれたこと、中盤の選手達のスプリントバックとスライド、守備陣含めて身体を投げ出してシュートブロックとチャレンジ&カバー、GKの積極的な背後のケアや安定したクロス対応、前半から守備の時間が長い中でも各選手が与えられたタスクややるべき事を徹底して、粘り強く闘い抜いてくれたことに感謝しています。またベンチメンバー、山崎コーチ、チーム全体でピッチへ声を掛けて共に闘い続けてくれ、全員の想いがひとつになったからこそ、スフィーダフットボールで観ている人の心を動かす試合が出来たと思います。選手達は準備してきたものを全て出し切り、ファイトしていました。だからこそ、この試合を勝利に持っていけなかったこと、勝たせてあげれなかったことの責任は全て監督である自分にあります。全ての責任を持って、今まで同様で勝負に徹して闘い続けます。勝ちながら成長する事を追求します。全国のトップレベルを目指すにはまだまだ足りないことを痛感しました。最後のミッション(関東リーグ昇格)を達成出来るかは、明日からの日常に掛かっています。ユースチームに関わる素晴らしい選手達と共に最終目標に向かって突き進みます。
保護者の皆様、多くのスフィーダファミリーの皆様の温かい応援とサポートに大変感謝しております。引き続き、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
小林 瞬