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獣害対策を進めて直売所をげんきに!!
〜集落ぐるみの獣害対策で安心の野菜づくりへ〜
〔地域の概要及び獣害の状況〕
伊勢志摩地域は、伊勢市、鳥羽市、志摩市、度会郡(4町)の7市町からなり、その耕地面積のうち、中山間地域の占める割合は46%となっています。この中山間地域においては野生鳥獣による被害が年々増加してきており、平成23年度における被害金額は約2億円にも及んでいます。特に中山間地域に位置する集落では恒常的に野生鳥獣の被害に遭う事から生産意欲が減退し、水田の荒廃や野菜づくりもままならない状況となっています。
〔具体的な取り組み内容〕
大紀町金輪地区では、サル・シカ・イノシシの被害に困っていました。そこで、地区の皆さんで「集落ぐるみの獣害対策」を進めています。
具体的には、サルの追払いや緩衝帯の設置、防護柵の設置を行っています。緩衝帯や防護柵は設置するだけでなく、その後の維持管理が必要となりますが、地区の皆さんの協力により、集落ぐるみの活動を行うことで地区の生産者の気持ちが一つとなり、獣被害の軽減に成功しています。
このような対策を実施したことにより、安心して野菜づくりができるようになりました。金輪では、週に2回地域内の直売所で朝市が開催されており、地域の方々のコミュニケーションの場にもなっています。
[画像:地域内にモデル園を設置し、「おじろ用心棒」というメッシュ柵に電柵を付随させた防護柵の実証を行っています。この防護柵の設置も地区の皆さんで実施しました。][画像:地域の皆さんで運営している直売所です。販売している方だけでなく、野菜を求めに来た方や通りすがりの方々のコミュニケーションの場になっています。]