このページではjavascriptを使用しています。JavaScriptが無効なため一部の機能が動作しません。
動作させるためにはJavaScriptを有効にしてください。またはブラウザの機能をご利用ください。
三重の環境
平成19年8月30日
連絡先
環境森林部水質改善室
水質・土壌安全グループ
担当:秋永・石川 電話059-224-3145
平成18年における三重県北勢地域の地盤沈下の状況について
平成18年における北勢地域の地盤沈下は僅かであり、近年の沈静化傾向に変化はありませんでした。また、同地域内の地下水位は、観測井戸において全般的に概ね上昇傾向にあります。
当県の北勢地域における地盤沈下の状況を把握するため、関係機関と協力し、年1回の水準測量を実施しています。
平成18年の測量結果は次のとおりです。
(ただし桑名市長島町白鶏については、沈下は昭和60年以降鎮静化しています)
北勢地域の地盤沈下は、昭和47年から昭和49年をピークに昭和59年まで年間1センチメートル以上の沈下量を示す水準点が多数観測され、広範囲にわたり年間1センチメートル以上の沈下域を形成しました。しかし、昭和60年以降は異常渇水のあった平成6年を除いて地盤沈下は沈静化傾向にあります。
当県では、地盤沈下と密接に関連のある地下水の状況を把握するため、関係機関と協力し観測井戸25箇所での地下水位について年間を通して観測しています。
その結果、測定した25箇所の内23箇所で水位が上昇しています。また、当該年に下降を示した井戸についても、長期的に見れば水位は回復傾向にあります。
地盤沈下は沈静化傾向にありますが、当該地域は、異常渇水による一時的な地下水位低下でも沈下が拡大する軟弱な地質であることから、今後も水準点、地下水位の観測及び地下水揚水量の規制を行い、注意深く監視・観測を続けていく必要があります。さらに、東海三県にまたがる「濃尾平野地盤沈下防止等対策要綱(昭和60年4月26日地盤沈下防止等対策関係閣僚会議決定)」に基づき、関係機関と協力の上、広域的な対策を推進します。
東海三県地盤沈下調査会(事務局:国土交通省中部地方整備局)
平成19年8月30日(木曜)14時同時発表
「平成18年における濃尾平野の地盤沈下の状況」について