このページではjavascriptを使用しています。JavaScriptが無効なため一部の機能が動作しません。
動作させるためにはJavaScriptを有効にしてください。またはブラウザの機能をご利用ください。
2004(平成16)年度 当初予算
基本事業目的評価表
基本事業名
32402感染症予防及び治療体制の充実
評価者
健康危機管理チーム マネージャー 田畑好基
059-224-2339 tabaty00@pref.mie.jp
評価年月日
2003年11月25日 17:35:33
政策体系上の位置づけ
政策:安全な生活の確保
施策:324 感染症対策の推進
施策の数値目標:1、2類感染症り患率の対全国比
基本事業の目的
【誰、何が(対象)】
県民一人ひとりが
【抱える課題やニーズは】
感染症にり患することにより、健康を害したり死に至ることがある。また、患者が集団的に発生した場合には社会的に大きな損失を被ることもある。
という状態を
【どのような状態になることを狙っているのか(意図)】
感染症を予防しながら生活を営んでいる
という状態にします。
【その結果、どのような成果を実現したいのか(結果=施策の目的)】
県民一人ひとりが感染症の被害から守られている
基本事業の数値目標、コスト、マネジメント参考指標
2001
2002
2003
2004
2006
県内結核新患者数(人)
[目標指標]
目標
460
445
415
実績
473
460
必要概算コスト(千円)
218,693
238,890
291,177
259,163
0
予算額等(千円)
81,738
87,315
105,641
76,850
概算人件費(千円)
136,955
151,575
185,536
182,313
0
所要時間(時間)
32,531
35,250
43,862
43,100
人件費単価(千円/時間)
4.21
4.30
4.23
4.23
必要概算コスト対前年度(千円)
20,197
52,287
-32,014
-259,163
1歳6ヶ月健診時の麻疹予防接種済み者の割合(%)
[マネジメント参考指標]
目標
82.0
84.0
86.0
90.0
実績
79.6
82.3
喀痰塗抹陽性肺結核り患率(人口10万対)
[マネジメント参考指標]
目標
10.00
9.50
9.00
8.00
実績
10.39
8.2
地域機関又は市町村との会議等の実施回数(回)
[マネジメント参考指標]
目標
12
12
12
12
実績
15
[マネジメント参考指標]
[マネジメント参考指標]
[マネジメント参考指標]
数値目標に関する説明・留意事項
2類感染症とは、赤痢、コレラ、腸チフス、パラチフスA、ジフテリア、ポリオを指します。3類感染症とは、O157に代表される腸管出血性大腸菌感染症のことです。これらの患者の当該年の総合計数です。
2004年度マネジメント参考指標
種類
マネジメント参考指標
数値目標の困難度
1
事業量
1歳6ヶ月健診時の麻疹予防接種済み者の割合
かなり挑戦的な目標
2
事業量
喀痰塗抹陽性肺結核り患率
十分達成可能な目標
3
協働度
地域機関又は市町村との会議等の実施回数
十分達成可能な目標
4
5
6
マネジメント参考指標に関する説明・留意事項
2003年度の取組内容
成果達成見込み 概ね順調
【これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること】
これまで感染症対策として、予防接種、拡大防止のための防疫活動、エイズの相談や検査、医療費の公費負担などの施策を実施してきました。
三重県では、平成11年に「三重県感染症予防計画」を策定し、感染症指定医療機関の整備や患者搬送車の配置、感染症発生動向調査システムの充実などを行い、感染症の予防に重点を置き、かつ患者の人権を尊重した対策を講ずる体制づくりを行ってきました。
平成12年度には三重県予防接種センターを開設し、より高度な感染症対策が実施できるよう整備しました。
結核対策としては、健康教室や結核予防週間事業による啓発、患者の家族や接触者の検診、家庭訪問などを実施してきました。また、結核モデル診査会を開催するなど結核の短期化学療法の普及に努めた結果、結核の有病率を低下させることができました。
【翌年度以降に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること】
(1)高齢化により増加が懸念される結核患者の早期発見
(2)高齢者施設等における感染症のまん延防止
(3)国際化の進展による新たな輸入感染症への対応
(4)エイズや結核を初めとする感染症の患者への偏見の排除
平均寿命が長くなった結果、社会が高齢化し、これにともない感染症に対する抵抗力の弱い方が増加していることや、海外への行き来の増加により、SARSや西ナイル脳炎など新たな感染症の輸入が懸念されます。。
また、感染症には他人に「うつる」病気としての意識が強いため、依然として社会的な偏見があるものと思われます。医療機関としてもほかの患者さんに病気をうつさないよう、院内感染対策を十分にとる必要があるため負担となっています。
このような状況に対応しながら適切な感染症対策を実施していきます。
2004年度 施策から見たこの基本事業の取組方向
基本戦略での位置づけ
注力
改革方向
総括マネージャーの方針・指示
→
関係職種の知識・技術力の向上に力を入れること。
2004年度の取組方向
2003年度に感染症法が改正されたことから、2004年度には「三重県感染症予防計画」の改訂を行います。
これにより近年の感染症状況により適切に対応できるように体制の整備や人材の育成を実施していきます。
【総合行政の視点からの取組】
感染症の集団発生を未然に防いだり、拡大を最小限に抑えるためには、市町村をはじめ教育委員会や消防・警察などとの連携が必要です。また、患者の人権を尊重した取組のために、人権担当や法務担当部局との協議を行っていきます。
構成する事務事業間の戦略(注力、改革方向)
(要求額:千円、所要時間:時間)
事務事業
要求額
対前年
所要時間
対前年
注力
改革方向
貢献度合
効果発現時期
事業概要
マネージャーの方針・指示
A 感染症対策基盤整備事業
1,112
-784
1,400
0
↑
現状維持
直接的
中期的
感染症の総合的な対策について企画・立案し、感染症の感染防止・蔓延防止を図る。
B 重症急性呼吸器症候群(SARS)特別対策事業
1,453
-26,789
500
-500
→
現状維持
直接的
中期的
有効な治療方法や予防方法が確立していない、重症急性呼吸器症候群(SARS)の蔓延を防ぐため以下の事業を行います。
1SARS受入医療機関の研修
2マスク等防護資材の備蓄
3SARS対応訓練
4SARS感染予防普及啓発
関係機関相互の連携体制を維持していく必要がある。
C 結核対策事業
10,698
-1,843
16,000
-407
→
現状維持
直接的
中期的
結核患者のまん延を防ぐため、1患者等への訪問及び行政検査、2地域の実情に応じた対策や重点的な取組等を行う。
高齢化、施設内感染等のリスクは今後も減少は期待できないため、対策は継続する必要がある。
D 結核・感染症発生動向調査事業
22,588
-2,088
15,000
-340
→
現状維持
間接的
長期的
結核・感染症に関する情報をコンピュータシステムにより迅速に収集・解析し、県民・医療機関に情報還元を図る。
法定事業であり、厚生労働省の方針に基づき実施するが、より県民や医療機関に役立つ工夫が必要である。
E 定期健康診断予防接種補助金
8,261
318
1,100
88
↓
改善する
直接的
即効性
私立学校・社会福祉施設の長が行う定期健康診断に要する経費を補助し、結核患者の早期発見・早期治療を図る。
法定事業であるが、費用対効果等の面での検証が必要である。
F 予防接種対策事業
25,138
1,980
1,600
0
→
現状維持
間接的
中期的
市町村が実施する予防接種事業の円滑な事業運営を図る。三重県予防接種センターを活用して、地域の医療機関や保健センターでは判断が難しい予防接種希望者に対しての相談に応じ、その結果によりワクチン接種を行うと共に県民がより安心して予防接種を受診できる体制の整備に取り組む。また、予防接種健康被害者に対し、医療費等の必要な経費の一部を負担することにより救済措置を講じる。
予防接種センターを充実させていくことが重要である。
G エイズ等対策事業
7,600
415
7,500
397
→
現状維持
直接的
中期的
エイズにかかる正しい知識の啓発を推進するとともに、相談・検査体制を充実し、エイズ対策の推進を図る。また、同時に性病検査を実施し、性感染症の予防を推進する。
エイズ患者は今なお増加を続けており、対策を継続する必要がある。
休廃止する事務事業
事務事業名
理由
2003年度予算額
(千円)
2003年度所要時間
(時間)