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初期公開日:2025年2月27日更新日:2025年2月27日
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小田原合同庁舎1階で、箱根寄木細工、小田原漆器、鎌倉彫のほか、秘密箱、挽物玩具、木象嵌などの神奈川の工芸品の常設展示をしています。
工芸品の魅力や若手作家の作品を身近に感じていただくため、工芸品の常設展示を始めました。
県西地域は、木工品の加工が盛んな地域であり、国が指定する伝統的工芸品である「箱根寄木細工」、「小田原漆器」のほか、「秘密箱」、「挽物玩具」、「木象嵌」といった工芸品が作られています。
また、伝統工芸の技術を受け継ぐ若手作家により新しい作品が次々と生み出されています。
木工品は、ひとつひとつ木目を生かして作られているため、全く同じ作品はありません。
ぜひ展示を見に小田原合同庁舎にお越しください!
展示品は定期的に入替えを行う予定です。
箱根寄木細工 箱根町・小田原市
[画像:箱根寄木細工]箱根の豊富な樹種が持つ自然の色合を生かして、幾何学紋様を作り上げたものが寄木細工の始まりです。当初は乱寄木や単位寄木文様が主流でしたが、機械や加工方法の発達とともに、現在では緻密でさまざまな模様の寄木細工が作られています。
この技法は国内唯一でオリジナリティの高い伝統工芸技術です。
(昭和59年に伝統的工芸品に指定)
動画(工芸技術所作成)
1 箱根寄木細工の代表的な品物(日本語字幕)
小田原漆器 小田原市
[画像:小田原漆器の写真]古い時代は箱根山の木材を利用して木地のまま器物を作っていましたが、相模漆の産出とともに漆塗りが加わり、今日の小田原漆器が誕生したと言われています。優れた挽物技術で木地を作り、トクサ(植物)などで磨き上げた後、ケヤキ材の木目の美しさを生かすため、生漆を何回も摺り込む摺漆手法に特色があります。
(昭和59年に伝統的工芸品に指定)
動画(工芸技術所作成)
1 小田原漆器の代表的な品物(日本語字幕)
鎌倉彫 鎌倉市
[画像:鎌倉彫の写真]今から800年ほど前、鎌倉時代に中国から伝わった彫漆工芸品の影響を受けて、寺院の儀式具や調度品に木彫りの後、漆塗りをほどこし中国風に作ったのが始まりと言われています。刀痕の味を生かして花鳥などの題材をレリーフ状に彫刻した後、漆塗りを何回も繰り返して仕上げた堅牢な漆工芸品です。
(昭和54年に伝統的工芸品に指定)
動画(工芸技術所作成)
1 鎌倉彫作品紹介(1)(日本語字幕)
2 鎌倉彫作品紹介(2)(日本語字幕)
3 鎌倉彫作品紹介(3)(日本語字幕)
秘密箱 箱根町・小田原市
[画像:秘密箱の写真]指物技法でパズル的な機構を組み込んだ小箱類を秘密箱といいます。
天地が解らないように工夫した箱で、特定の面を押したり引いたりして順序よく操作すると、初めて開けられる小箱です。
挽物玩具 小田原市
慶長年間の頃から箱根湯本で兵七ゴマ、玉抜きなどの木地玩具が生産されていたと伝えられています。今日では、車玩具、けん玉、ヨーヨー、連発鉄砲、カチカチ、ラッパなどのいろいろなものがあります。
また、動物や人形などを挽物技術で製作した部品を組み合わせて作り、前後左右、上下、回転などの動きや音の出るものなど、さまざまな観光工芸品が作られています。
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