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更新日:2024年3月26日
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「かながわの農林水産業」で働き始めた方のインタビューを掲載しています。
[画像:山田さん1]
前職は介護福祉職に就いていましたが、このまま続けた先の将来の自分が想像できなくなり、何か新しく取り組めることを探していました。そんな折、林業で働いている友人から業界の話を聞いて興味を持ち、かながわ森林塾のことを教えて貰い申込みました。私の職業選択に、ささやかながら家族会議が開かれ総員の反対を受けたことを覚えています。未来のわからない中で私を信じ支えてくれた妻のサポートには今も感謝しています。
林業は今生きている者だけでなく、その土地の未来を見据えたダイナミックな仕事だと思っています。今すぐに結果が出なくても、100年後でも良いから、私たちが手を入れる山々を子孫が見て、歩いて、利用して、良い山だと感じてくれたら、それが自分たちへの仕事の評価なのだとせん越ながら思います。
山を歩く、山で作業する体力が必要なことです。特に私は、普段から山歩きなどをする趣味がなかったので、塾でたくさん歩かされたことが当時しんどかったですが、就業してからの大きな力になり、すごく助かっています。
私たちが伐っている木は伐期に入った30年から50年生の木や、それ以上の100年を越える木などもありますが、それらはすべて今をさかのぼった先人たちが植えてきた資源です。先輩たちから引き継いだ森林の財産を大事に次代に渡せるようにする、やりがいのある仕事です。
神奈川県の林業業界で働く近道として「かながわ森林塾」というものがあり、塾では、基本的な技術、知識の習得と基礎的体力が鍛えられました。自分に熱意があれば必ずと言っていいほど、県内のどこかの事業体のお世話になることができます。また、塾には同じような志を持った仲間がおり、卒業してからも連絡を取り合える、横のつながりができたことは、今では貴重な財産となっています。
私は、自分が選んだ木こりの道に誇りを持っています。この仕事は厳しいですが、良かったら一緒に働いてみませんか?
このページの所管所属は環境農政局 総務室です。