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貝毒情報

掲載日:2023年3月30日更新

貝毒情報

現在、福島県内では貝毒は発生していません。

なお、令和4年4月7日付けでムラサキイガイに出されていた採捕及び出荷の自主規制並びにムラサキイガイを捕食するトゲクリガニ及びイシガニに出されていた採捕及び出荷自粛については、令和4年5月26日に解除されました。

イガイの写真
過去の出荷自主規制状況及び貝毒の概要については、以下のとおりです。

2001(平成13)年以降の貝毒発生による出荷自主規制状況

出荷規制期間 対象種 貝毒種類 規制海域
2022(令和4)年4月7日〜5月26日 ムラサキイガイ(シュウリガイ)、トゲクリガニ、イシガニ(自粛) 麻痺性貝毒 福島県海域全域
2021(令和3)年4月8日〜6月10日

ムラサキイガイ(シュウリガイ)、トゲクリガニ、イシガニ(自粛)

麻痺性貝毒 福島県海域全域
2020(令和2)年4月9日〜5月12日 アサリ 麻痺性貝毒 福島県海域全域
2020(令和2)年4月9日〜6月25日

ムラサキイガイ(シュウリガイ)

麻痺性貝毒 福島県海域全域
2019(令和元年)7月1日〜9月5日 ムラサキイガイ(シュウリガイ) 下痢性貝毒 福島県海域全域
2019(令和元年)5月22日〜6月12日 アサリ 下痢性貝毒 福島県海域全域
2019(令和元年)5月16日〜8月5日 ムラサキイガイ(シュウリガイ)、トゲクリガニ、イシガニ(自粛) 麻痺性貝毒 福島県海域全域
2018(平成30年)4月4日〜7月4日 ムラサキイガイ(シュウリガイ)、トゲクリガニ、イシガニ(自粛) 麻痺性貝毒 福島県海域全域

2014(平成26年4月10日〜7月15日

ムラサキイガイ(シュウリガイ)トゲクリガニ、イシガニ(自粛) 麻痺性貝毒 福島県海域全域
2013(平成25)年5月16日〜7月1日 ムラサキイガイ(シュウリガイ)トゲクリガニ、イシガニ(自粛) 麻痺性貝毒 福島県海域全域
2012(平成24)年3月29日〜5月28日 ムラサキイガイ(シュウリガイ)トゲクリガニ、イシガニ(自粛) 麻痺性貝毒 福島県海域全域
2011(平成23)年4月7日〜6月17日 ムラサキイガイ(シュウリガイ)トゲクリガニ、イシガニ(自粛) 麻痺性貝毒 福島県海域全域
2010(平成22)年3月25日〜6月11日 ムラサキイガイ(シュウリガイ)トゲクリガニ、イシガニ(自粛) 麻痺性貝毒 福島県海域全域
2009(平成21)年4月23日〜6月12日 ムラサキイガイ(シュウリガイ)トゲクリガニ、イシガニ(自粛) 麻痺性貝毒 福島県海域全域
2008(平成20)年4月10日〜5月30日 ムラサキイガイ(シュウリガイ)トゲクリガニ、イシガニ(自粛) 麻痺性貝毒 福島県海域全域
2007(平成19)年3月15日〜5月11日 ムラサキイガイ(シュウリガイ)トゲクリガニ、イシガニ(自粛) 麻痺性貝毒 福島県海域全域
2006(平成18)年5月19日〜7月14日 ムラサキイガイ(シュウリガイ) 下痢性貝毒 福島県海域全域
2006(平成18)年3月16日〜5月19日 ムラサキイガイ(シュウリガイ)トゲクリガニ、イシガニ(自粛) 麻痺性貝毒 福島県海域全域
2005(平成17)年3月24日〜6月23日 ムラサキイガイ(シュウリガイ)トゲクリガニ(自粛) 麻痺性貝毒 福島県海域全域
2004(平成16)年7月16日〜9月17日 ムラサキイガイ(シュウリガイ) 下痢性貝毒 福島県海域全域
2004(平成16)年4月15日〜6月4日 トゲクリガニ(自粛) 麻痺性貝毒 福島県海域全域
2004(平成16)年3月11日〜6月4日 ムラサキイガイ(シュウリガイ) 麻痺性貝毒 福島県海域全域
2003(平成15)年3月13日〜5月30日 ムラサキイガイ(シュウリガイ) 麻痺性貝毒 福島県海域全域
2001(平成13)年3月15日〜5月24日 ムラサキイガイ(シュウリガイ) 麻痺性貝毒 福島県海域全域

貝毒って何ですか?

貝毒は、中毒の症状から、麻痺性貝毒と下痢性貝毒に分けられます。いずれも海水中に繁殖した有毒プランクトンを二枚貝等が摂食し、貝の体内に毒を蓄積することにより発生します。主にホタテガイ、アサリ、カキ、ムラサキイガイ等が毒化します。毒成分は、熱に強いので、加熱調理しても毒性は変化しません。
麻痺性貝毒とは、その名の通り食べると麻痺性の中毒を起こし、呼吸麻痺により死亡することもある非常に怖い毒です。この毒に対する効果的な治療薬はなく、毒成分はサリン、Vxガス同様、化学兵器として登録され、製造や使用が厳しく規制されています。日本でも、過去に中毒による死者が出ています。原因生物は、渦鞭毛藻の一種、アレキサンドリウム属等の有毒プランクトンです。
下痢性貝毒とは、その名の通り食べると下痢、吐き気、腹痛等胃腸障害を起こす毒ですが、死亡例はなく、回復も比較的早く、後遺症もないため、生命に対する危険度は、麻痺性貝毒より低いと考えられます。原因プランクトンは、渦鞭毛藻の一種、ディノフィシス属等の有毒プランクトンです。

売られている貝は食べても安全なんですか?

現在では、福島県をはじめ全国で貝毒に対する監視体制が出来ています。具体的には、年間を通し定期的に貝類を採取、分析し、貝毒値が基準以上になった場合には出荷規制を実施することにより、安全性の確保を図っています。このため、現在市場に出回っている貝類については安全だといえます。ただし、ムラサキイガイ(シュウリガイ)を磯や岸壁などで採取して食べる際には、必ず貝毒が発生しているかどうかの情報を確認をして下さい。貝毒発生時には、絶対に貝を採取して食べてはいけません。

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