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中部圏低炭素水素認証制度
1 背景・目的
しかし、現在、国内で流通する水素のほとんどが化石燃料由来であり、製造段階では二酸化炭素が発生していることから、カーボンニュートラルの実現に向けては、再生可能エネルギーを活用して水素を製造することなどにより、より低炭素な水素サプライチェーンの構築が不可欠です。
愛知県では、こうした低炭素な水素サプライチェーン構築に取り組む事業者を支援するため、水素の製造、輸送、利用に伴う二酸化炭素の排出が少ない水素を「低炭素水素」として認証・情報発信する制度を2018年4月から運用してきました。
2023年4月1日からは、中部圏水素・アンモニア社会実装推進会議の取組として、中部圏(岐阜、愛知、三重の3県)全体で取組を促進するため、対象範囲を中部圏に拡大し、「中部圏低炭素水素認証制度」として運用します。
今後も「中部圏低炭素水素サプライチェーン構築促進会議」での検討等を踏まえて、認証制度を活用した低炭素水素サプライチェーンの構築・拡大を進めていきます。
中部圏低炭素水素認証制度の概要図
(関連する取組)中部圏低炭素水素サプライチェーン構築促進会議
2 本制度の概要
(1)対象者
(2)対象とする低炭素水素の考え方
次のア及びイに該当する水素を低炭素水素として認証する。
ア 再生可能エネルギー電気※(注記)1又はバイオガス(若しくは環境価値※(注記)2)から製造された水素
イ 再生可能エネルギー電気(又は環境価値)による食塩水の電気分解により苛性ソーダ及び塩素を製造する過程において副次的に生産される水素※(注記)3
※(注記)1 対象とする再生可能エネルギー電気の例
(1)太陽光発電電力、(2)風力発電電力、(3)水力発電電力、(4)地熱発電電力、(5)バイオマス発電電力
※(注記)2 対象とする環境価値の例
(1)J-クレジット、(2)グリーン電力証書、(3)再生可能エネルギー電気の環境価値
※(注記)3 低炭素水素サプライチェーンのさらなる普及・拡大に向けて、苛性ソーダ副生水素では、低炭素水素の生産量を一定数倍(食塩水の電気分解の生成モル数(物質量)比を踏まえて算出した数値)に補正する。
認証対象への苛性ソーダ副生水素の追加については、「低炭素水素認証制度の認証対象範囲の拡大について」をご参照ください。
3 認証フロー
認定・認証を行った場合には、中部圏水素・アンモニア社会実装推進会議の会長から認定通知・証書を交付します。
4 実施要領、運用指針、様式
概要
中部圏低炭素水素認証制度概要 [PDFファイル/320KB]
中部圏低炭素水素認証制度実施要領
中部圏低炭素水素認証制度実施要領 [PDFファイル/257KB]
中部圏低炭素水素認証制度運用指針
中部圏低炭素水素認証制度運用指針 [PDFファイル/666KB]
様式
5 申請の方法
※(注記) 申請の前に、水素社会実装推進課水素事業Gまで事前にご相談ください。
(1)持参の場合
愛知県経済産業局水素社会実装推進課 水素事業グループ
(2)郵送の場合
愛知県経済産業局水素社会実装推進課 水素事業グループ
6 認定状況
低炭素水素製造計画の認定状況
7 普及啓発
ロゴマーク
パンフレット
中部圏低炭素水素認証制度ロゴマーク
本制度の認定取得企業が使用可能なロゴマークを作成しました。(2024年3月)
本制度の内容や、認定取得企業の取組を紹介するパンフレットを作成しました。(2025年9月)
低炭素水素認証制度パンフレット1
低炭素水素認証制度パンフレット2
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