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腸管出血性大腸菌感染症の発生について

ページID:0064294 掲載日:2013年8月27日更新

腸管出血性大腸菌感染症の発生について

1 概要

8月17日(土)に腸管出血性大腸菌感染症患者(O157)の発生届が、豊明市内の医療機関から瀬戸保健所に提出されました。

これを受け、患者所在地を所管する衣浦東部保健所が調査したところ、患者(1人目)は知立市内の保育施設の園児であることが判明しました。

このため、衣浦東部保健所では本日までに、患者家族4名、当該施設の園児21名、職員15名、調理員4名の計44名について検便を実施しました。

このうち、園児1名(2人目)から同一の菌型である腸管出血性大腸菌感染症O157が検出されました。

なお、現在のところ感染原因については特定されていませんが、まん延防止のため施設の消毒、衛生管理指導等を行うとともに、引き続き、感染原因調査、保育施設関係者等の検便を実施しています。

 

2 施設の概要

(1)保育施設所在地 知立市内

(2)園児数 10クラス183名(0歳児5名、1歳児23名、2歳児33名、3歳児44名、4歳児41名、5歳児37名)

(3)職員数 38名(うち、調理員4名)

 

3 患者等の概要

患者等の概要
患 者

知立市在住
1歳女児(1人目)

知立市在住
1歳男児(2人目)
(1)病 名
(2)菌 型
(3)発 病
(4)診 断
(5)症 状
腸管出血性大腸菌感染症
O157 VT2
8月5日
8月17日
血便・水様性下痢
腸管出血性大腸菌感染症
O157 VT2
8月17日
8月26日
下痢・軟便
備考患者は入院治療中である。患者は入院治療中である。

4 県内での腸管出血性大腸菌感染症患者の発生状況

平成25年度(8月27日現在:本日発表分含む) (単位:人)
内訳(菌型別)
O157O26O111O121O103O145O165O91不明
愛知県10361230461008
内訳愛知県48271056
名古屋市24174111
豊橋市13841
岡崎市871
豊田市102521
平成24年度 (単位:人)
内訳(菌型別)
O157O26O111O121O103O145O165O91不明
愛知県16699368543119
内訳愛知県1166233623118
名古屋市372832121
豊橋市44
岡崎市321
豊田市633

5 予防対策等

汚染された食品、水、手指等を通じて口から腸管出血性大腸菌が入ることによって感染(経口感染)しますので、次のことに注意してください。

(1)食前、用便後には、流水により消毒効果のある石けん等でよく手を洗うこと。

(2)加熱調理食品は中心まで火が通るよう十分加熱すること。

(3)健康状況に異常が生じた場合には、早めに医療機関を受診すること。

 

6 腸管出血性大腸菌感染症O157とは

大腸菌のほとんどは無害ですが、なかには下痢を起こすものがあり「病原性大腸菌」と呼ばれています。病原性大腸菌のうち腸管出血性大腸菌(ベロ毒素産生性大腸菌)はベロ毒素というものを出して、溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症(けいれんや意識障害)を起こします。O157は、この腸管出血性大腸菌の代表的な細菌です。感染すると4〜8日の潜伏期間ののちに、激しい腹痛を伴った水様便(水っぽい下痢)が頻回に起こり、まもなく血便(血液の混じった下痢)が出ます。成人では感染しても、無症状だったり、軽い下痢で終わることが少なくありません。

問合せ

愛知県 健康福祉部 健康担当局健康対策課
結核・感染症グループ
担当:今井・関
電話:052-954-6626
E-mail: kenkotaisaku@pref.aichi.lg.jp


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