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本Labでは、 動く、感じる、姿勢をコントロールするといったリハビリテーションに重要な機能に関して、脳に着目をして研究を行っております。
この研究を通して、患者さんに対してどのようなリハビリテーションが効果的であるかを明らかにすることを目指しています。
本Labでは、運動、感覚、バランスといった理学療法に重要なキーワードに関し、脳に着目をして研究を行っています。
具体的には、脳の神経活動を記録する装置(脳波計、脳磁計)、脳を磁気および電気で刺激する装置(経頭蓋磁気および電気刺激)を用いて、より良い理学療法介入方法の検討を行っています。
脳を刺激する(経頭蓋磁気刺激・経頭蓋電気刺激・経頭蓋静磁場刺激)
人が運動をするとき、脳からの信号が脊髄を通過し、筋肉へと到達することで運動が達成されます。神経生理Labでは、脳に対して磁気・電気・静磁場など様々な刺激を用いてヒトの脳を刺激し、患者さんの運動・感覚機能、バランス・歩行能力、痛みの認識を改善させるための方法を検討しています。
脳の神経活動を記録する(脳波計・動物実験)
人が運動するときや、様々な感覚(触られた・痛いなど)を感じ取ったときには脳の神経細胞が活動します。脳波計や脳磁図計、MRI装置を用いた研究、実験動物を用いて脳構造の変化をみる研究によって、様々な環境・条件下における神経活動・構造を記録し、運動や感覚に関わる神経活動がどのように変化するのかを検討しています。
脳をだます(Virtual Reality: VR)
人の脳は視覚情報の提示によってあたかも現実であるかのように錯覚します。神経生理Labでは、VR(Virtual reality:仮想現実)、AR(Augmented reality:拡張現実)、MR(Mixed reality:複合現実)などを用いて、自身の体に対する認識を操作し、覚の認知(触られた・痛いなど)や運動機能にどのような影響を及ぼすのかを検討しています。
井上 創太
博士後期課程 3年
内受容感覚と痛みの関係
田邊 かこ
博士後期課程 2年
運動と触覚刺激を組み合わせた介入が脳活動に与える影響
髙橋 ひろな
博士後期課程 2年
バランス制御能力と脳構造の関連
博士後期課程 1年
心拍変動に関連する
脳内神経基盤の検討
博士後期課程 1年
新規脳卒中後疼痛
モデル動物の確立
博士後期課程 1年
動物脳刺激による
痛みの抑制
博士後期課程 1年
脳への電気刺激が触覚機能に
与える効果の検討
博士後期課程 1年
経頭蓋静磁場刺激が運動学習に与える影響
修士課程 2年
中脳腹側被蓋野の一過性の電気刺激が一次体性感覚野の活動に与える影響
修士課程 2年
扁桃体外側基底核の事前損傷が視床出血後の疼痛行動に与える影響
修士課程 2年
足底への高頻度反復感覚刺激がバランス機能に与える影響
修士課程 2年
足底への高頻度反復感覚刺激が姿勢制御に与える即時的効果の検証
修士課程 2年
後頭頂皮質への経頭蓋ランダムノイズが手指の巧緻動作に効果
修士課程 2年
嚥下と発声における脳を介した相互抑制機能の解明
修士課程 2年
脳機能調節に遺伝子多型が与える影響
修士課程 2年
条件の異なる運動練習が短潜時求心性抑制に及ぼす影響
修士課程 1年
知覚トレーニング回数が触覚による知覚学習効果の定着過程にもたらす影響
修士課程 1年
神経生理学的なメカニズムに基づいた効率的な歩行練習の検討
修士課程 1年
脳構造に基づく経頭蓋ランダムノイズ刺激が手指の触覚機能と脳律動活動にもたらす効果の検討
修士課程 1年
外的フィードバックと言語教示が歩行制御に与える影響