2007年3月25日-27
春の野麦子ども自然体験村事業を終えて
私にとって春の野麦は特別な思い入れがあります。私が自然体験を仕事として選んで最初の大きな事業が2001年3月の文部省(当時)委嘱事業『野麦子ども長期自然体験村』でした。高根村役場(当時)から紹介された野麦学舎で1泊2日のプレキャンプを実施しました。当時はODSS(アウトドアサポートシステム)のスタッフを中心にして右も左もわからないうちにプログラムを進めていました。そして最後の日には日和田で『ニコリンピック』(今の雪上オリンピック)で締めくくりました。それから6年、キャンプは進化し続けるという言葉どおり、プログラムの内容、参加者の生活面のフォローなど大きく変わっていきました。野麦子ども自然体験村事業に参加したOBやOGが中心的スタッフに育ち、地元の協力のおかげで新しいフィールドやプログラムも開発しました。
今年もまた新しい参加者や常連の参加者と一緒になって春の野麦の楽しさを満喫できました。今回はこれまでになく楽しい雰囲気の中で進行しました。今回はじめて食事のお手伝いを全員で行うようにしました。準備すること、後片付けなどを通してキャンプにより主体的に関わる環境作りもそれに一役買っていたかもしれません。生活体験・自然体験どちらも生きる力をはぐくむには大切なことですね。
今回特筆したいのは『イグルー崩落』につきます。野麦で遣り残したことができ、また来年野麦に戻らなければなりません。そのほかに『歩くスキー基礎講座』、『笛作り』や『鳥の絵付け』などの新しいプログラムも増えました。雪上オリンピックのスノーフラッグでは迫力満点の写真も撮れました。最後の夜の囲炉裏の集いでは飛騨の味を堪能し、みんなで考えたスタンツを楽しみました。『かえるの歌』楽しかったよ。
そして翌日、参加者一人一人が言葉で言い尽くせないたくさんの思い出とともに無事、野麦を後にして4月からの新しい道に元気よく旅立ちました。高校生になったらボランティアスタッフとして野麦に戻ってきてください。そして白樺の樹液が出る頃にみんなでまた野麦で会えるといいね。みんなみんな良い仲間でありがとう。
少しうるるんときているアサーGでした。