夏の野麦子ども自然体験村報告(子どもゆめ基金助成事業) 2004年7月21日-8.3
文部科学省から委嘱を受けて2001年から始めた夏の野麦子ども自然体験村は、2002年度からは子どもゆめ基金助成事業として合計4年目を迎えた。今から思い起こせば当初は手探り状態で、冷や汗が出るようなことがしばしばあった。
しかし4年間継続してきて、徐々に高根村役場や野麦地区の皆さんの協力が得られるようになりキャンプのプログラムやアクティビティーが充実してきた。例えば昨年から始めた1泊2日の乗鞍岳登山も今回は17名の参加者のうち、12名が自分の意思で登頂隊に参加するようになり山頂からは富士山の頂を見る幸運にも出会った。そのほかにも楽しいプログラムがいっぱいでキャンプに参加してくれた子どもたちにとって、充実した夏休みの思い出になったと確信しています。
また、特筆すべきは参加者の一部が高校生になり、ボランティアとして積極的にこの活動を支援する体制が出来つつあり、今年は4名の高校生ボランティアスタッフが参加してくれたことだ。参加者の子どもたちはそれをみて近い将来に必ずボランティア参加すると言ってくれ私たちを喜ばしてくれる。また彼ら高校生スタッフは、参加者と年令が近いので参加者の悩みを真剣に聞き、それに対する回答を見事に出してくれたりしていた。高校生をスタッフとして迎える場合、一抹の不安があるのも事実だが、参加者として2週間の野麦を経験している実績がそれを払拭してくれる力になっている。
このように私たちの野麦の夏は、地元の人の温かい心遣い・専門講師の愉快な指導・ボランティアスタッフの熱い情熱でこれからも盛り上がることと確信しています。
2004年9月14日 57歳と10日目のアサ-Gからのお礼にかえて