研究成果概要
国総研資料 第 764 号
【資 料 名】
平成25年省エネルギー基準(平成25年9月公布)等関係技術資料
−主要室入力法による非住宅建築物の一次エネルギー消費量算定プログラム解説−
【概 要】
平成25年9月30日に公布された「エネルギーの使用の合理化に関する建築主等及び特定建築物の所有者の判断の基準」(平成25年経済産業省・国土交通省告示第1号平成25年経済産業省・国土交通省告示第7号一部改正。)では、「外壁、窓等を通しての熱の損失の防止に関する基準」と「一次エネルギー消費量に関する基準」が規定されており、これらの基準に適合するかを確認することが求められている。「一次エネルギー消費量に関する基準」については、独立行政法人建築研究所のホームページで公開されている「一次エネルギー消費量算定用WEB プログラム」等を利用して基準適否の判断を行うことになるが、一次エネルギー消費量を算定するためには、原則として全ての室及び設備の仕様に関する情報を収集してプログラムに入力する必要がある。この入力に要する労力の削減を目的として、主要な室及び設備の仕様のみを入力し、その他は予め規定されたデフォルト仕様で計算をする方法(主要室入力法)を新たに開発した。主要室入力法を用いれば、小部屋などの主要ではない室にある設備については入力を省略することができ、短時間で一次エネルギー消費量を算定することが可能になる。
本資料は、主要室入力法の背景及び目的、主要室入力法を適用する際のルール、主要室入力法と通常の入力法との一次エネルギー消費量算定結果の比較結果等について解説をするものである。
【担当研究室】
住環境計画研究室,環境・設備基準研究室
【執 筆 者】
三浦尚志,西澤繁毅,赤嶺嘉彦,澤地孝男,桑沢保夫,三木保弘,宮田征門
はしがき 1,746KB
目次 599KB
執筆者一覧 643KB
本文
1.1 主要室入力法の目的
1.2 主要室入力法による評価方法
1.3 主要室入力法による一次エネルギー消費量算定ロジックの概要
2.1 事務所1 への適用事例