要 旨
国立環境研究所では、このほど以下の2編の報告書をとりまとめたので公表する。
(1)廃棄物埋立処分における有害物質の挙動解明に関する研究
(2)環境中の化学物質総リスク評価のための毒性試験系の開発に関する研究
以上の2課題はいずれも国立環境研究所の特別研究として平成10〜12年度に実施した。
課題(1)では、廃棄物中に含まれる有害化学物質の簡易分析法を開発し、埋立処分に起因する有害化学物質の排出挙動・生成機構を解明するとともに、排出された有害化学物質による生物影響を調べ、埋立処分に伴うリスク評価・リスク管理のための基礎的データを得るための調査研究を行った。
課題(2)では、培養細胞を用いた試験管内(in vitro)での毒性試験をはじめとする各種生物学的評価試験法(バイオアッセイ)を用いて、環境試料中に存在する有害性の総体を反映しうる新たな有害性総合評価指標の研究を行った。
1 公表する報告書の名称及び担当
(1)廃棄物埋立処分における有害物質の挙動解明に関する研究
(担当:循環型社会形成推進・廃棄物研究センター 循環資源・廃棄物試験評価研究室 安原 昭夫)
(2)環境中の化学物質総リスク評価のための毒性試験系の開発に関する研究
(担当:統括研究官 森田 昌敏)
2 報告書の要旨(別添のとおり)
3 閲覧・入手についての問い合わせ先
●くろまる 国立環境研究所の刊行物は、以下で閲覧することができます。
・国立環境研究所図書室(複写サービスはありません)
・国立国会図書館
また、国立環境研究所ホームページで、閲覧することができます。