本事例集は、「科学的知見を活用」し、それらを「可視化」するという観点からヒートアイランド対策の普及促進をねらったものです。
科学的・中立的な情報を活用することにより、客観的な資料に基づく現状認識のもとで対策導入の必要性を議論することができます。
また、適切な可視化技術を用いてヒートアイランド現象あるいは対策の効果について視覚的に表現することにより、主体感で現状認識を共有することができます。例えば以下の状況においての使用を想定しています。
・地方公共団体内部での合意形成
・住民へのわかりやすい説明材料の提供
・都市の開発関連事業の効果測定
本資料により、これまで十分に可視化を活用していない地方公共団体や企業に対しても利用の裾野が広がることを期待しています。
■しかく気象研究所の取組
気象庁気象研究所では、ヒートアイランドを含む都市の気象現象を再現できるようにするため、都市域の地表面状態(都市キャノピー)を組み込んだ都市気象モデルの開発を進めています。
http://www.mri-jma.go.jp/Dep/ap/ap_2.html
■しかく国土技術政策総合研究所の取組
国土技術政策総合研究所では、CFD(数値流体力学)に基づく「街区モデル」の開発を進めています。このモデルを基に、パソコンで簡易に様々なヒートアイランド対策の効果のシミュレーションができる「都市の熱環境対策評価ツール」を開発しています。 都市の熱環境対策評価ツール(国総研ホームページ)
身近な生物生息空間の保全と再生(国営昭和記念公園)11
気象庁の熱中症対策情報のポータル http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kurashi/netsu.html
環境省熱中症予防サイト(暑さ指数) http://www.wbgt.env.go.jp/mail_service.php
身近な生物生息空間の保全と再生(国営昭和記念公園)11
関連リンク