平成25年7年31日
国土交通省では、アスベスト問題の対応として国家機関の建築物及びその附帯施設(以下「建築物等」という。)における吹付けアスベスト等の使用実態について平成17年度から調査を行っています。前回は、平成24年7月27日に調査結果(平成24年3月31日現在)を公表しましたが、このたびフォローアップとして平成25年3月31日現在の調査結果をとりまとめましたので、お知らせします。
1.調査概要
・ 調査施設:各省各庁の所管する建築物等のうち、国有財産(行政財産に限る。)に該当するもの
・ 調査材料:「吹付けアスベスト」及び「アスベストを含有する吹付けロックウール」
*アスベストとは、繊維状を呈する次の6種類を、重量比で0.1%を超えて含有するものが該当します。
アモサイト、クリソタイル、クロシドライト、アクチノライト、アンソフィライト、トレモライト
・ 調査方法:前回の調査結果に基づき平成25年3月31日現在の状況を各省各庁に確認
2.調査結果概要
○しろまる 調査数 : 81,912棟 (100%)
【吹付けアスベスト等の有無及び飛散防止対策状況】
・吹付けアスベスト等が使用されている棟数 : 406棟 (0.50%)
うち封じ込め等の飛散防止対策を実施済みの棟数 : 366棟 (0.45%)
うち未対策の棟数(別添1参照) : 40棟 (0.05%)
・吹付アスベスト等を使用している可能性があるが含有量 : 45棟 (0.05%)
が未調査の棟数(別添2参照)
3.進捗状況
(平成24年3月31日現在の調査結果との比較)
【吹付けアスベスト等の有無及び飛散防止対策状況】 H24 H25
・吹付けアスベスト等が使用されている棟数 : 417棟 → 406棟
うち、未対策の棟数 : 50棟 → 40棟
・吹付アスベスト等を使用している可能性があるが含有量 : 73棟 → 45棟
が未調査の棟数
4.今後の対応
国家機関の建築物等を管理する各機関において、吹付けアスベスト等の使用の有無の把握及び除去等の飛散防止対策が推進されており、国土交通省では、引き続き各機関に対し、除去等の対策の実施、吹付けアスベスト等の有無の把握等、必要な措置を適切に講ずるよう、保全指導及び情報提供を行っていきます。
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