記
車名
日立
通称名
−
4車種
型式
CC150,CC150C,CC150CW,CC150C−2
4型式
製作期間
平成13年1月15日〜平成16年3月26日
対象台数
244台
不具合の部位
1かじ取り装置(ベアリングナット)
2動力伝達装置(コントロールケーブル)
不具合の状況
1揺動用のセンターピンのベアリングナットの緩み止め構造及び締め付けトルクの設定が不適切なため、走行中に揺動した場合、ベアリングナットの緩み止め用ベアリングワッシャがスペーサとともに動き、当該ワッシャの爪部が破損し、ベアリングナットが緩むものがある。そのため、そのまま使用を続けると、ベアリングナットが脱落し、最悪の場合、前後フレームが離脱するおそれがある。
2前後進の操作用レバーのコントロールケーブル周辺の油圧ホースの固定位置が不適切なものがあるため、右左折時に当該ケーブルが油圧ホースと干渉することがある。そのため、そのまま使用を続けると、当該ケーブルのかしめ部が破損し、操作用レバーを操作しても、後進走行ができなくなるおそれがある。
改善の内容
1全車両、ベアリングナット、ワッシャ、スペーサを対策品に交換するとともに、ベアリングナットを適切なトルクで締め付け、ベアリングナットに止めねじを追加する。
2全車両、コントロールケーブルの取付ブラケットを対策品に交換し、新品のコントロールケーブルを取り回しを変更して取り付ける。
クレーム件数
国内: 12件 23件
事故件数
国内: 12無し
発見の動機
12市場からの情報による。
備考
本届出の不具合1は、平成16年5月6日「届出番号1077」のリコール届出に新たに対象を追加するものである。