記
車名
三菱
通称名
ふそうエアロクイーン、ふそうエアロバス
2車種
型式
U−MS821P,U−MS821PA,U−MS826M,U−MS826P,KC−MS822P,KC−MS822PA,KC−MS829M,KC−MS829P,KL−MS86MP
9型式
製作期間
平成3年12月21日〜平成14年4月10日
対象台数
266台
不具合の部位
動力伝達装置(プロペラシャフト)
不具合の状況
流体式リターダ(補助制動装置)を装着した大型バスにおいて、プロペラシャフト接続部(エンドヨーク)の構造が不適切なため、エンドヨークに設けてある十字継手(スパイダ)のベアリング抜け出し防止用のストッパーが発進停止の繰り返しにより摩耗する、又はプロペラシャフト組立て時に損傷する場合がある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ベアリングにガタを生じてプロペラシャフトが過大に振動し、最悪の場合、ベアリング固定金具又は取付ボルトが折損して、プロペラシャフトが脱落するおそれがある。
改善の内容
全車両、エンドヨークとスパイダ一式を対策品に交換する。
なお、対策品の全数供給に時間を要するため、当面の暫定処置として当該ベアリング部のガタを点検し、整備基準値を越えるものは対策品と交換し、整備基準内の車両は後日対策品と交換する。
クレーム件数
国内: 9件
事故件数
国内: 物損2件
発見の動機
市場からの情報による。