関係者各位
事務局業務の休止について
(公社)宮城県防犯協会連合会は、「全国地域安全運動宮城県大会」のため
令和7年10月10日(金)の事務局業務を終日休止
します(自転車防犯登録業務及び風俗環境浄化協会業務を含む)
ご理解の程、よろしくお願いいたします
令和7年10月6日
公益社団法人 宮城県防犯協会連合会
かつて日本では、「カギをかけなくても大丈夫」という時代がありました。近所付き合いや地域のつながりがカギの役割を担っていました。しかし、都市化・核家族化・住民意識の多様化などの時代の流れとともに、地域社会が持っていた防犯機能も低下してしまい、近年は、いつ、どこで、誰が犯罪の被害に遭うか分からないというのが現実です。特に最近では、「闇バイト」の実行犯が、巧妙・凶悪な手口により「我が家」に侵入して強盗を敢行する事件が続発し、私たちを不安に陥れています。
宮城県防犯協会連合会では、一人ひとりが高い防犯意識と正しい防犯知識を持ち、「自らの安全は自ら守る」、「地域の安全は地域で守る」という防犯意識の普及に取り組んでいます。
まずは、防犯だより「被害に遭わないための防犯10のポイント」を参考に、「住まいの防犯対策の見直し」を始めてみませんか。
「被害に遭わないための防犯10のポイント」
宮城県風俗環境浄化協会(以下「県風俗環境浄化協会」)は10月1日(水)、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(以下「風営適正化法」)の規定に基づき、風俗営業(パチンコ店営業)に従事する管理者45人を集め、令和7年度第4回風俗営業管理者講習会(以下「管理者講習会」)を開催しました。その内容について紹介します。
宮城県防犯協会連合会(以下「県防連」)は風営適正化法の規定に基づき、宮城県公安委員会から風俗環境浄化協会の指定を受け、風俗環境の浄化並びに健全育成に向けた事業を行っていますが、その一環として、石巻市水産総合振興センターにおいて管理者講習会を開催しました。
講習会には、石巻市のほか、塩釜市、気仙沼市、栗原市等においてパチンコ店を営む店舗の管理者が出席し、はじめに県風俗環境浄化協会(県防連)の専務理事が風俗営業管理者制度について説明したのち、宮城県警察本部生活安全企画課、(公財)宮城県暴力団追放推進センター及び県風俗環境浄化協会の担当者が、それぞれ「適切な風俗営業」、「暴力団の壊滅」及び「管理者業務の実施要領」について講習を行いました。
風俗営業に従事する管理者は、風営適正化法の規定により、概ね3年に1回、管理者講習を受講することが義務付けられており、出席者は風俗営業を取り巻く最新の情勢などを知ることで、健全営業に向けた認識を新たにしていました。
なお、県風俗環境浄化協会では、今後、石巻市で1回(11月5日)、仙台市で2回(12月3日、令和8年2月5日)、接待飲食等営業の管理者を対象とした講習会を開催する予定です。
管理者講習会に関する問い合わせは、県風俗環境浄化協会(県防連、TEL022-355-7401)までお願いします。
※(注記) 管理者講習会の様子
大崎東部地区防犯協会連合会では、夏の地域安全運動に当たり傘下の単協に積極的な取組みを呼び掛け、様々な活動を展開しました。その中で、高倉地区防犯協会が福祉団体や警察署と連携して一人暮らしの高齢者宅を訪問した活動について紹介します。
この活動は、高倉地区防犯協会が民生委員児童委員協議会、社会福祉協議会及び古川警察署古川西交番と連携し計15名が参加して、高齢の方々の長寿を願い、安全で安心して暮らせる地域をつくるための活動として7月に実施したもので、5班編成で一人暮らしの高齢者43世帯を訪問しました。
訪問先では、健康維持や転倒防止、熱中症予防などについて注意を呼び掛けるとともに、身近で発生している事件・事故や被害に遭わないために気を付けることを伝え、鉢植えを届けました。
鉢植えを届けられた高齢者の方からは、「花を見るとホッとします。被害に遭わないように気を付けます」との声が聞かれ、見守り、支え合う地域づくりにとても有意義な活動になりました。
※(注記) 訪問の様子
一般の方から、「防犯協会を名乗る者から電話があり、家族構成を尋ねられた」との情報がありました。相手方に、いずれの防犯協会であるかを確認したところ、「宮城県の防犯協会」や「仙台市の防犯協会」などと曖昧な回答をして一方的に電話を切ったそうです。宮城県防犯協会連合会や仙台市防犯協会連合会では、このような電話や調査は行っていません。この電話の目的は現在のところ不明ですが、これまでに悪意を持って個人情報を聞き出す手口も確認されていますので、十分に注意をお願いします。このような電話があった際は、最寄りの警察署に相談してください。
大河原地区防犯協会連合会では、小、中、高等学校の夏休み期間に合わせて各種犯罪被害防止や非行防止に向けた防犯パトロールを行うなど、地域ぐるみでの防犯活動を実施しました。その内容について紹介します。
大河原地区防犯協会連合会の大河原町防犯協会は、児童・生徒の犯罪被害防止や非行防止に向け、夏休み期間中の約1か月間、小・中学校教員などと連携して、商業施設などの防犯パトロールを実施しました。このパトロールには、大河原町防犯協会員や大河原町防犯指導隊員のほか大河原町内小・中学校教員、大河原町役場職員の計30名が参加し、子供たちにも積極的に声がけを行いました。
また、大河原町役場敷地内や人通りが多い町内の道路に防犯啓発の横断幕やのぼり旗を掲出し、住民の方々の防犯意識を高め、犯罪が発生しにくい雰囲気づくりに努めました。
このような活動などもあり、大河原町においてはこの夏に大きな事件・事故の発生もなく、楽しい夏休みは終了しました。
※(注記) 防犯パトロールの様子
※(注記) 横断幕やのぼり旗の掲出
仙台市若林区防犯協会連合会の南材地区防犯協会では、8月15日(金)に若林警察署及び若林区役所と連携して、毎月継続して実施している防犯キャンペーンを行いました。このキャンペーンは、金融機関や商店街を利用する方々に特殊詐欺被害防止を呼びかけるものです。
今回のキャンペーンには、南材地区防犯協会の防犯指導隊や防犯女性部のほか、若林警察署の警察官や若林区役所の職員など11人が参加し、七十七銀行河原町支店の敷地内や河原町商店街の歩道において実施しました。
参加者は、銀行や商店街を利用する方々に、「みんなでとめよう‼ +(国番号)から始まる国際電話番号に注意! SNSで知り合った人に投資を勧められたら詐欺を疑って!」と書かれたチラシとうちわを配り、特殊詐欺被害防止を呼びかけました。実施した日は年金支給日で金融機関の利用者が多く、商店街もお盆の買い物客で賑わっていました。午前中に実施したとはいえ、ものすごい暑さのなかうちわの配布はよろこばれ、準備した100人分のうちわはあっという間に配り終えました。
南材地区防犯協会では、今後とも「継続して続けることが、犯罪の被害防止につながる」との思いをもって、継続して防犯広報を実施していくことにしています。
※(注記) 防犯キャンペーンの様子
中山地区防犯協会による防犯パトロール及び公園安全点検の実施
仙台北地区防犯協会連合会の中山地区防犯協会では、8月20日に仙台北警察署中山交番と連携して、青葉区中山3丁目地内にあるうどう沼公園周辺の防犯パトロール及び公園安全点検を行いました。
この活動は、中山地区防犯協会の5名が中山交番の警察官とともに防犯パトロールを兼ねて、うどう沼公園内に設置された立入禁止の看板の設置状況、沼周辺のフェンスや救助用浮き輪の破損の有無及び見晴台、東屋や遊歩道に設置されている手摺りの破損の有無などについて点検を行ったものです。点検の結果、緊急に補修すべき不具合箇所はありませんでしたが、同協会では今後とも定期的に点検を行うことにしています。
毎年全国では、立入禁止の沼などにおいて痛ましい事故が起きています。安全のための対策とともに、日ごろからの点検が大切です。地域における安全・安心のための中山地区防犯協会の活動について紹介しました。
安全点検参加者 看板やフェンスの確認状況 救助用浮き輪の確認状況
昨年8月以降、SNS等で実行犯を募集する手口による強盗等の凶悪な事件が全国において相次いで発生しています。一軒家を狙った強盗事件の被害に遭わないための対策としては、
〇 突然の電話や訪問者に、個人情報を教えないこと
〇 急な訪問者を簡単に家の中に入れないこと
〇 強盗犯人が入れないような住宅設備を設置すること
が大切です。
(公社)宮城県防犯協会連合会では、「家」の防犯対策として有効な防犯設備を広く普及させるため「県防連だより」を作成しましたので紹介します。
※(注記) 県防連だより「安全と安心のための「家」の防犯対策
フィッシングとは、実在する企業・団体等や官公庁を装うなどしたメールまたはショートメッセージサービスを送り、その企業等のウェブサイトに見せかけて作成した偽のウェブサイト(フィッシングサイト)を受信者が閲覧するように誘導し、当該フィッシングサイトでアカウント情報やクレジットカード番号等を不正に入手する手口です。
インターネットバンキングに係る不正送金事犯やクレジットカードの不正利用被害の多くは、この手口によるものです。あなたの携帯電話にも、不審なメールが届いていませんか?不審なメールやSNSに記載されたリンクを安易にクリックしてはいけません。
警察ではフィッシングに騙されないように、注意を呼び掛けています。下記の「CyberNews」から注意すべきポイントを確認してください。
※(注記) 宮城県警察が注意を呼び掛け