[フレーム]

このサイトではJavaScriptを使用したコンテンツ・機能を提供しています。JavaScriptを有効にするとご利用いただけます。

本文へスキップします。

ここから本文です。

報道発表資料 2018年08月30日 福祉保健局

風しんにご注意ください
都内で風しん患者が急増しています

都内における風しん患者の届出が7月下旬から増加し、平成30年の第34週現在、既に昨年1年間の報告数(22人)を超えており、今後、予防接種未接種者を中心に感染拡大する可能性があります。
風しんは、妊婦が感染した場合に、胎児に感染し、先天性風しん症候群を起こすことがあるため、妊婦への感染を防止するため、予防や発症時の適切な対応をお願いします。

都内における発生状況

  • 平成30年第34週(8月20日〜26日)の報告数は22人となっており、前週の報告数の10人から増加しています。ほとんどの患者に海外渡航歴はなく、国内での感染と考えられます。
  • 平成30年第1週から第34週までの累計は72人で、年齢階級別、性別、予防接種歴別の内訳は以下のとおりです。
    • 年齢階級別
      0〜9歳1人、10〜19歳2人、20〜29歳14人、30〜39歳20人、40〜49歳27人、50〜59歳5人、60歳以上3人
    • 性別
      男性62人(うち30〜49歳が44人)、女性10人
    • 予防接種歴
      接種歴なし 12人、1回 4人、2回 1人、不明 55人

予防・感染防止

  • 風しん予防のためには、予防接種が有効です。定期予防接種の対象者は期限内の接種をお願いします。
  • 風しん罹患歴がなく、ワクチン接種歴がない又は抗体検査で免疫があることを確認できない場合は、任意でのワクチン接種を検討してください。
  • 飛沫により感染することから、外出後は手洗いをしっかり行いましょう。
  • 発熱、発疹など、風しんを疑う症状がある場合は、あらかじめ医療機関に連絡の上、受診してください。受診の際など外出時にはマスクを着用し、妊婦との接触を避けましょう。
  • 風しんと診断された場合は、感染性を持つとされる期間(発疹が出た後の5日程度)は出勤や登校、外出を控えるようにしましょう。

都内における風しん患者報告数/週別

平成30年(2018年) 第1週〜第34週(1月1日〜8月26日)計72人

都内における風しん患者報告数 年齢階級別・男女別内訳/累計

平成30年(2018年) 第1週〜第34週(1月1日〜8月26日)計72人

都内における風しん患者報告数 予防接種歴別内訳/累計

平成30年(2018年) 第1週〜第34週(1月1日〜8月26日)計72人

風しんについて

  • 風しんは、発熱、発疹、リンパ節の腫れなどを特徴とする病気です。
  • 風しんウイルスによる感染症で、咳やくしゃみなどの飛沫で感染します。
  • 特効薬はなく、症状を抑えるための治療が中心となります。
  • 風しんに対する免疫を持たない女性が、妊娠中に感染した場合は、胎児が先天性風しん症候群という病気になることがあり、特に注意が必要です。

先天性風しん症候群について

  • 風しんに対する免疫を持たない女性が、妊娠中(特に妊娠20週頃まで)に風しんに感染すると、白内障、先天性心疾患、難聴を主な症状とする先天性風しん症候群の児が生まれる可能性があります。
  • このため、特に妊娠中の方は、風しんに感染しないよう注意することが必要であり、家族からの感染や職場における感染にも気をつけることが重要です。
  • なお、妊娠中又は妊娠の可能性がある場合、予防接種を受けることはできません。また、接種後2カ月程度は妊娠を避けるなどの注意が必要です。

風しんの予防接種について

定期予防接種

  • 風しんは、予防接種法による定期予防接種の対象疾病です。
  • 定期予防接種では、原則的に「麻しん・風しん混合ワクチン」(MRワクチン)を2回接種します。
  • 標準的な接種期間は以下のとおりです。
    • 1期:1歳以上2歳未満
    • 2期:5歳以上7歳未満で小学校就学前1年間
  • 定期予防接種については、居住地の区市町村にお問い合わせください。

区市町村予防接種担当窓口一覧(PDF:180KB)

参考

  • 風しんワクチンの定期予防接種は、昭和52年(1977年)から開始されましたが、当時は先天性風しん症候群の発生を防ぐことを目的に中学生の女子のみを対象に予防接種が行われたため、昭和54年(1979年)4月1日以前に生まれた男性(平成30年(2018年)8月30日現在:39歳以上)は定期予防接種の機会がありませんでした。
  • また、平成7年(1995年)からは男女ともに接種対象になりましたが、現在の20代後半から30代後半の接種率は高くありませんでした。

任意接種

  • 定期予防接種の時期に当たらない人で、風しん罹患歴がなく、ワクチン接種歴がない又は抗体検査で免疫があることを確認できない場合は、ワクチンの接種を検討してください。
  • 定期予防接種以外で任意に予防接種を受ける場合には、風しんの予防接種(MRワクチン等)を実施している医療機関で接種を受けてください。
    (かかりつけ医へのご相談をお勧めします。)
  • 医療機関を探す場合は、「東京都医療機関案内サービス(ひまわり)」を利用してお近くの医療機関を検索することができます。
    電話案内 03-5272-0303(専用電話)

(注記)妊娠中は風しんの予防接種を受けることはできません。

抗体検査

  • 風しんの抗体の有無については検査で調べることができます。検査を希望する方は、風しん抗体検査を実施している医療機関で検査を受けてください。
  • 妊娠を予定又は希望している女性などを対象とした無料の抗体検査を実施している区市町村もあります。無料となる対象者や実施方法は地域によって異なりますので、抗体検査を希望される方はお住まいの区市町村にご相談ください。

風しん抗体検査及び風しん予防接種事業実施区市町村の一覧(PDF:204KB)

予防接種を実施している医療機関の検索について

インターネットでの検索方法

以下の手順で検索を実行してください。

  1. 東京都医療機関案内サービス「ひまわり」トップページにアクセス
  2. 「医療機関を探す」欄の「他の項目から探す」をクリック
  3. 「予防接種」をクリック
  4. 「住所一覧から指定する」をクリックし、自宅又は職場の所在地の「区市町村」を選択
  5. 自宅又は職場の所在地の「町名」を選択し、「決定」をクリック
  6. 【予防接種】の欄から希望する予防接種の種類を選択しチェック欄入力
  7. 「検索する」をクリックすると、自宅又は職場から近い順に医療機関が表示されます。

(注記)診療曜日・時間帯を確認の上、受付時間内に電話でお問い合わせをしてください。

問い合わせ先
(感染症対策全般に関すること)
福祉保健局健康安全部感染症対策課
電話 03-5320-4482
(感染症患者の報告数(感染症発生動向)に関すること)
東京都健康安全研究センター企画調整部健康危機管理情報課
電話 03-3363-3213

ページの先頭へ戻る

東京都庁〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1交通案内 電話:03-5321-1111(代表)法人番号:8000020130001

Copyright (C) 2000〜 Tokyo Metropolitan Government. All Rights Reserved.

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /