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国登録有形文化財建物を活用して建築士等専門家の建築技術技能のスキルアップを図る職能体験研修事業

1.普及事業の名称 国登録有形文化財建物を活用して建築士等専門家の建築技術技能のスキルアップを図る職能体験研修事業
2.事業の概要
(実施期間/会場/講師等)

(1) 一級左官技能士の指導の下国登録有形文化財建物のバルコニーの修復作業体験と解説。
実施日:平成28年6月26日(23日~)
講師:一級左官技能士 美田雅彦氏
(2) 国登録有形文化財の修復作業を一級大工技能士、広島県ヘリテージマネージャー指導解説の下、建築士、ヘリテージマネージャー、一般市民と屋外木製階段を修復作業体験として実施。
同日 大学教授による文化財修復セミナー開催。
実施日:平成28年7月31日
講師:広島県ヘリテージマネージャー、一級建築大工技能士(宮大工)徳岡秋雄氏
奈良女子大 藤田盟児教授(建築学・建築史学)
(3) 国登録有形文化財建物の活用シンポジウム(全国の活用事例等)
実施日:平成28年11月5日
講師:日本建築学会歴史的建築目録データーベース委員 岡崎紀子氏
(4) 国登録有形文化財建物常時微動測定調査解析セミナー開催。
実施日:平成28年11月13日
講師:岐阜県立森林文化アカデミー 小原准教授(島根木造塾共催)
(注記)会場は何れも国登録有形文化財、ヤマモトロックマシン旧自治寮建物

3.事業の成果・効果
(対象者/参加者数/成果物等)

【成果・効果】国登録有形文化財建物を技術技能の習得の場として、各専門家の指導や解説を頂きながら、建築士、各種職人、ヘリテージマネージャーや一般市民が実地を伴いながら伝統的修復技術や工法、建築史、法解釈等を学ぶことができた事は、建築士等各々の立場や使命感の再認識をうながすとともに、スキルアップも図れる効果が得られた。
【対象者】対象者は何れも建築士、ヘリテージマネージャー、職人、一般市民、自治体職員。
【参加者数】
(1)6月26日 バルコニー修復作業体験研修8名。(4日間延参加者32名)
(2)7月31日 広島県建築士会、岡山県建築士会、島根県建築士会、同ヘリテージマネージャー、一般市民約70名参加。
(3)11月5日 文化財建物活用シンポジウム18名参加。
(4)11月13日 常時微動測定結果解析セミナー16名参加。(前年度の調査)
【成果物】文化財修復セミナー資料、修復図面、修復解説動画、
常時微動測定報告書、建物紹介解説冊子


バルコニー修復1


バルコニー修復2


文化財修復セミナー1


文化財修復セミナー2


屋外木製階段修復作業体験・ヘリテージ・宮大修復作業解説1


屋外木製階段修復作業体験・ヘリテージ・宮大修復作業解説2


日本建築学会歴史的建築目録データベース委員岡崎紀子による文化財活用シンポジウム1


日本建築学会歴史的建築目録データベース委員岡崎紀子による文化財活用シンポジウム2


建物耐震診断解析セミナー1


建物耐震診断解析セミナー2

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[画像:公益財団法人 建築技術教育普及センター]

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