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建築士・各職人を志す者の伝統的職能体験研修

1.事業の名称 建築士・各職人を志す者の伝統的職能体験研修
2.事業の概要 中島邸、築160年の庭門・土塀を借り、復元・再生を体験研修する。
門・塀の柱や梁・貫での伝統木造構法、及び竹小舞下地土塗り壁・土葺き日本瓦を解体することにより伝統構法を学習し、再生する上で、若手技術者の学習の場とし、一般市民の参加による体験研修を通じ、伝統構法での地域材のつながり、使い方を学ぶ目的の事業である。

会場
岐阜県本巣市早野 中島邸
講師
大工 所 好久
瓦葺 武藤 良彦
左官 小池 忠
3.事業の成果・効果 築160年の庭門や土塀を解体することにより、
(1)木工事として 伝統伝統木造構法(木組み)、込み栓や仕口、耐久性向上の現場学習会を行い、手刻みでの加工・人力での建前を行う。
(2)土葺き日本瓦の解体を通じ、引っ掛け桟瓦葺きとの違いを学ぶ。
雨漏りの原因となる箇所を技能者の指示のもと、土葺き日本瓦での再生を行う。
(3)解体時の土壁の土と新たな土と藁すさを混ぜあわせ、土作りからスタート。
半年間ほど寝かせることで発酵して付着度が増す。
土壁をつくる為、下地となる竹小舞の編み方を学ぶ。
寝かせた土を練り直し、コテでの塗りの作業を学ぶ。
地域で取れる素材 木材や土を利用し、地域素材でつくりあげる建物づくりの関係を学習し、確認しました。
イベントとして、どろんこ遊び・泥だんごつくりを行う。最近はどろんこで遊ぶところも無くなった為、大変喜んでもらった。又、泥だんごは土を丸め、土と顔料を塗り磨くことで、光り輝く泥だんごに土と遊び、楽しみを伝えたと思います。
参加人数:140名

第1回 ≪解体≫ 瓦おろし 2010年10月30日(土曜)

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[画像:公益財団法人 建築技術教育普及センター]

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